一生に一度は長野へ！歴史と雄大な自然感じる観光スポット

本州中央に位置する長野県は、全国で4番目に大きな県土を持ち、隣接する県は8県と、全国で最も多いことで知られています。

南北約212km、東西約120kmの長さの県内には日本アルプスなど美しい山並みが見られ、豊かな自然に恵まれている点が特徴です。

今回は、歴史や自然を満喫できる長野県から、おすすめの観光スポットをご紹介します。

長野県中部、松本市に位置する松本城は、現存している五重六階の天守の内、最も古い歴史を持つ城です。大天守、乾小天守（いぬいこてんしゅ）、渡櫓（わたりやぐら）、辰巳附櫓（たつみつけやぐら）、月見櫓（つきみやぐら）の五棟からなる松本城天守群は大天守と乾小天守を渡櫓にて連結し、月見櫓と辰巳附櫓が複合している「連結複合式天守」。

1936年（昭和11年）4月20日に「国宝保存法」による国宝に指定され、1952年（昭和27年）3月29日には「文化財保護法」による国宝に指定されました。

毎年5月頃に開花する「小笠原牡丹」や、加藤清正が城見の際駒をつないだとされる「駒つなぎの桜」など、松本城周辺には城以外の見どころも豊富にあります。

松本市では、城下町を東西南北に分けた様々なコースを探索できるため、城下町巡りをする方は時間に余裕を持ったプランを立てることがおすすめです。

長野県北部、長野市に位置する善光寺は、約1,400年の長い歴史の間、阿弥陀如来の結縁の場として人々に深く愛されてきた寺です。644年（皇極天皇3年）、本尊である一光三尊阿弥陀如来の仏像を連れて祀った本田善光から名を取り、善光寺と名付けられたのが始まりとされています。

善光寺は長きに渡って信仰を広め、戦国時代には武田信玄と上杉謙信による覇権争い（川中島の合戦）により、一時は甲府の地において織田・徳川連合軍の祀る寺となりました。

戦乱に巻き込まれたことで廃寺となりかけた善光寺は、1598年（慶長3年）に本尊が信州に戻され、復興を遂げたといわれています。

現存する善光寺の姿は1707年（宝永4年）に完成した寺を再建したもので、江戸時代中期の仏教建築として国宝に指定されています。

開口約24m、奥行き約54m、高さ約29mにおよぶ木造建築は、T字型の棟が「撞木（しゅもく：鐘を叩く丸太）」に似ていることから「撞木造り」と呼ばれ、本堂には11の仏像が祀られています。

善光寺へのアクセスは、東京駅から列車で約1時間45分です。

長野駅からほど近い善光寺は信州・長野を巡る観光コースに加えやすいため、歴史や偉人好きの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

長野県北部、下高井郡に位置する地獄谷野猿公苑は、険しい崖の間に噴泉が絶えないことから地獄谷と呼ばれるようになりました。冬には最低気温がマイナス10℃を下回り、1mの積雪が見られるため、寒さをしのぎ温泉に浸かるニホンザルを観察できます。

入園時間は季節により異なり、夏季（4～10月）は8時30分～17時、冬季（11～3月）は9～16時（目安）となります。来園時は事前に入園時間を確認し、時間に余裕を持った計画を立てましょう。

また、地獄谷野猿公苑では野生のニホンザルが自由に行き来しているため、檻や柵などがありません。来園時の注意点を理解し、安全に地獄谷野猿公苑を楽しみましょう。

地獄谷野猿公苑へのアクセスは、東京方面から列車で約2時間45分です。長野駅を経由するため、スケジュールに余裕をもてば、「水野美術館」や「エムウェーブスケートリンク」など他の観光スポットにも立ち寄ることができ、充実した旅行にできます。

長野県東部、北佐久郡に位置する軽井沢は、夏の避暑地として人気が高い高原エリアです。北軽井沢エリアの「白糸の滝」では自然の散策でマイナスイオンを浴び、「星野エリア」では白糸の滝から流れる湯川のせせらぎに癒されながらショッピングやイベントを楽しむことができます。

100本の春楡（はるにれ）が植樹されたハルニレテラスには、「軽井沢の日常」をコンセプトにした個性豊かな16のショップが軒を連ねています。ウッドデッキが続くテラスには北欧ショップやレストラン、リラクゼーションサービスがあり、思い思いの過ごし方ができる点が魅力。

また、軽井沢駅から旧軽井沢方面の散策では、1764年（昭和元年）の開業から現在まで長い歴史を持つ「万平ホテル」に立ち寄れます。

ジョン・レノンが愛したことで有名な万平ホテルのカフェテラスは、散策の途中に立ち寄って休憩することも可能。ホテル内のショップでは、オリジナルの紅茶やジャムなどお土産にぴったりの商品を見つけられます。

軽井沢へは、新幹線なら東京駅から約1時間でアクセスできます。びゅうトラベルでは、軽井沢で人気の「ハルニレテラス」を日帰りできるお得なツアーをご用意しています。

長野県のほぼ中央、諏訪市に位置する諏訪湖は、信州一の大きさを誇ります。湖面積13.3平方キロメートル、湖周囲15.9kmの湖畔では、遊覧船やボートなどのアクティビティのほか、整備された遊歩道で散策やサイクリングを楽しむことも可能。

湖周辺には北澤美術館やSUWAガラスの里など、美しいガラス工芸が見られる美術館のほか、温泉や神社などの観光スポットも豊富です。

また、夏には諏訪湖畔で開催される諏訪湖花火大会を、冬には結氷が割けた「御神渡（おみわたり）」を見ることができます。

諏訪湖全体を眺めるなら、標高934mの展望公園である立石公園に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。立石公園から眺める諏訪湖と周辺の夜景ビューは、「信州サンセットポイント100選」や「新日本三大夜景・夜景100選」にも選ばれています。

諏訪湖へのアクセスは、東京方面から列車で約2時間です。日帰り旅行も楽しめるため、映画で話題となったゆかりの地を巡ったり、長野の景色・グルメを堪能したりできます。

長野県には「信州そば」や「信州牛」、「ソースカツ丼」など多くのご当地グルメがありますが、中でも高い人気を誇るのが長野のソウルフードともいわれる「おやき」です。

長野県では「焼き餅」「あんびん」「ちゃなこ」といった名称でも親しまれ、長野駅や松本市近郊を中心にさまざまな店舗で食べることができます。

おやきの製法は「蒸す」「焼く」「灰焼き」など店舗によって様々で、包まれる具材も王道の野沢菜のほか、切り干し大根や餡子などがあります。

販売する店舗により見た目や味に大きく違いがあるため、食べ比べをしてお気に入りのお店を見つけてみるのも楽しいですね。

広い県土を誇る長野県には古くから伝わる歴史と文化遺産、自然が生んだ絶景スポットなど、多くの見どころがあります。長野県内の観光スポットをじっくり堪能するなら2泊以上の旅行を、特定のスポットを目当てにするなら日帰り～1泊の旅行を計画することがおすすめです。

びゅうトラベルでは、長野県でお得なプランを多数掲載しています。ぜひこの機会にチェックしてみてください。