【関東】桜の便りが届いたら…訪れてみたい名所をピックアップ

関東エリア（首都圏、北関東）は、観光地や郊外に多くの花見スポットがあります。桜の名所として知られるスポットで、建造物や街並みに溶け込む桜景色を楽しみましょう。

今回は、関東で一度は見ておきたい桜の名所を一挙にご紹介します。

シティ観光が楽しめる都心部や、仏閣や庭園が広がる郊外など、関東には多くのジャンルの観光地があります。桜の名所も各地に点在し、知らなければ見過ごしてしまうような穴場スポットも豊富です。関東には多くの桜スポットがあるため、どのような花見を楽しみたいかイメージを膨らませて、足を運びたい桜の名所を下調べしておきましょう。

また、一口に関東といっても、北は群馬や栃木、南は千葉、神奈川とその範囲は広域に広がります。地域によって桜の開花時期が少し異なるため、訪れたい名所の開花情報を確認しておくことも大切です。

関東で桜が見ごろを迎えるのは、例年3月下旬～4月上旬です。ただし、その年の気象条件や天候によって桜の開花時期は変動するため、例年の開花時期は目安にとどめておきましょう。関東各地の開花時期は、気象庁で以下のように公表されています。

参照元：さくらの開花状況｜気象庁

関東にはアクセスしやすい桜の名所が豊富にあり、市街地からも近い公園や観光地にも桜の名所が点在しています。

以下では、関東で人気の桜の名所をご紹介します。この春のお花見旅行に向けたスポット探しにお役立てください。

水戸市民の憩いの場として親しまれる千波公園は、春になると約3キロメートルの千波湖外周に桜が咲き誇り、桜吹雪の舞うのどかな湖畔を散策できます。湖には白鳥や黒鳥などの多くの野鳥が生息しているため、桜が舞う湖畔のウォーキングを楽しむだけでもゆったりとアウトドア気分を楽しめるでしょう。

また、千波公園では、「貸しボート」や「レンタルサイクル」も行なっているので利用してみてはいかがでしょうか。周辺スポットの下調べをしてから足を運ぶと、花見と合わせて有意義な水戸観光を楽しめるはずです。

八幡山公園は、栃木県宇都宮市の中心部に位置する自然公園です。園内にそびえる「宇都宮タワー」からは宇都宮市を一望できます。春には約800本の桜が咲き誇る公園を上空から眺めることができるため、いつものお花見とは違った景色も楽しめるでしょう。

園内には、動物舎やゴーカートを楽しめるエリア「アドベンチャーU」や、いくつもの散策コースがあります。花見広場を中心に広がる桜並木を散策したり、思いきり遊んだ後にお弁当を広げてのんびりとお花見を楽しんだりと、自由なプランでのびのび過ごしましょう。八幡山公園は、お花見とレジャーを楽しみたい方にぴったりの桜の名所です。

日光街道とは、歴代将軍や諸大名の社参の道として設けられた街道（国道119号旧道）です。東京都、埼玉県、茨城県、栃木県の四県を結び、終着点は栃木県の日光東照宮です。全長は140キロメートルにもなります。

日光街道の道中には、約37キロメートル、圧巻の杉並木を見られる「日光杉並木街道」があります。杉の割れ目に根をおろした貴重な「桜杉」があるので、一目見てはいかがでしょうか。

また、栃木県宇都宮市から日光市内に続く約16キロメートルの範囲には、約1,500本のヤマザクラが咲く桜並木があります。このエリアは日光街道で江戸時代から続く桜の名所として知られており、桜シーズン（3月下旬から4月上旬）には、多くの観光客が訪れています。

明治38年、市内で最初に造られた公園として知られる前橋公園は、榛名山、浅間山、妙義山を望む絶景スポットとしても知られます。公園内には、群馬県の形をモチーフにした「さちの池」や「芝生広場」、「中央児童遊園（るなぱあく）」などさまざまな施設があるのも特徴です。

桜の名所としても知られる前橋公園では、3月下旬から4月中旬にかけて約300本の桜が見ごろを迎えます。美しい日本庭園に咲く桜を眺めて、癒しのお花見を堪能しましょう。

牧場体験を通して「触れる」「見る」「食べる」を楽しめるのが伊香保グリーン牧場です。乗馬やバターづくりなどの体験プログラムのほか、「こども遊園地」や「パターゴルフ」などでアクティブな楽しみ方もできる観光牧場です。

4月中旬からゴールデンウィークまで続く花見シーズンには、19品種、約1,500本の桜が牧場を華やかに彩ります。ソメイヨシノや八重桜のカンザン、緑の桜を咲かせる珍しい品種ギョイコウなど、異なる桜を見て回ってはいかがでしょうか。桜が散りはじめると、牧場内はピンクの絨毯が敷き詰められた景色に早変わりします。

のんびりとした牧場の雰囲気と桜景色に癒されながら、春のアクティビティを楽しみましょう。

大宮公園は、国内の県営公園としてもっとも古い歴史を持つ公園です。明治18年に氷川公園として開園し、整備を重ねながら現在まで親しまれてきました。埼玉一の利用者数を誇り、「日本の都市公園100選」にも選出されています。

花見シーズン（3月中旬から4月中旬）には、ミヤビザクラやシダレザクラ、ソメイヨシノなどが花開き、美しい桜並木を散策できます。「日本さくら名所100選」にも選出された大宮公園で、春の行楽を楽しみましょう。

小見川城山公園は、鎌倉時代から戦国時代末期に築かれた城の跡地で、現在でも城跡の一部や古墳群が残されている公園です。

春には1,000本の桜と4,000本のツツジが一斉に開花し、濃淡が異なるピンクの美しいコントラストを楽しめます。園内の散策では、山頂の休憩施設「清風荘」で一休みしながら桜を眺めてはいかがでしょうか。

夜は赤橋周辺に吊るされるボンボリが桜を幻想的にライトアップし、昼ののどかな公園とは違った夜桜風景が楽しめます。

隅田公園は、隅田川沿いに約8万平方メートルの広さを誇り、東京スカイツリーも望めるスポットです。

園内にはウメやアジサイをはじめとした四季の花々が咲き、春には桜の名所として多くの観光客、花見客が来訪しています。3月中旬から4月上旬まで開催される「桜まつり」は、オオカンザクラやシダレザクラが見ごろを迎え、4月に入るとソメイヨシノやオオシマザクラ、カンザンなど開花時期の異なる桜を長く楽しめます。

また、「隅田公園千年桜プロジェクト」によって植えられた「三春滝桜（福島県）」の子孫木も見逃せないポイントです。都心にたたずむ日本庭園式の公園でのどかなお花見を楽しんではいかがでしょうか。

関東では例年3月下旬から桜が開花シーズンを迎えます。桜の便りが届いたら関東各地の桜名所をめぐって、のんびりと癒される春の行楽を楽しんではいかがでしょうか。関東の桜名所は各地からのアクセスもしやすく、日帰りでも充実した旅行を楽しめます。

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