京都の紅葉穴場スポット&名所9選！お寺以外の庭園や公園も紹介

国内屈指の観光地であり、紅葉の名所としても名高い京都。一度は紅葉見学に訪れたいと考える方が多い一方で、人出の多さが気になるのも事実でしょう。

実は京都には、比較的観光客が少なく、穴場と呼べる紅葉スポットも多く存在します。人出が多いと疲れてしまう方や、できるだけゆっくりと紅葉を楽しみたい方におすすめです。

この記事では、京都の穴場紅葉スポットをご紹介します。趣ある古都の街で、のんびりと紅葉を堪能したいという方は、ぜひ参考にしてください。

年間を通して多くの観光客で賑わう京都は、季節ごとに異なる魅力にあふれています。

なかでも、古都を鮮やかに彩る紅葉が美しい秋から初冬にかけては、特におすすめのシーズンです。ライトアップイベントの開催や観光列車の臨時便の走行など、この時期ならではの楽しみ方ができるのが大きな魅力でしょう。

比較的観光客の少ない穴場スポットもあるため、混雑した場所が得意でない方も一度は訪れてみてはいかがでしょうか。

京都には紅葉スポットが数多く存在するため、場所を変えて長く楽しめるのも特徴です。見頃を迎えるのは、早い場所では例年10月中旬以降、遅い場所では例年12月中旬ごろまでが目安となります。

年によって時期が前後することもあるため、お出かけの前に最新の情報を確認しましょう。

紅葉の穴場を巡る京都の旅は、JR「京都駅」が拠点となります。新幹線や特急列車の停車駅でもあるため、各方面からのアクセスが便利です。また、この記事内でご紹介する各スポットへ移動する私鉄や地下鉄への乗り換えもできます。

数ある京都の紅葉スポットのなかから、穴場とも呼べるおすすめの場所をご紹介します。

「大河内山荘庭園」は、昭和初期に活躍した映画俳優の大河内伝次郎が、30年の歳月をかけて自らの手で造り上げた美しい庭園です。百人一首で有名な小倉山に築かれ、観光客が比較的少ない穴場の紅葉スポットでもあります。

木々が鮮やかに色づく紅葉シーズンには、園内でのんびりと散歩を楽しみましょう。嵐山や比叡山を望む展望台からは、京都らしい秋の景色を満喫できます。

紅葉の見頃は、例年11月中旬～下旬です。

「渉成園」は、地元住民から「お東さん」の愛称で親しまれている東本願寺、飛地境内地の回遊式庭園です。

三代将軍、徳川家光から寄進された約1万坪の土地に、石川丈山の趣向を取り入れて作庭されています。季節ごとに表情を変えることから「十三景」と称され、昭和11年には、国の名勝にも指定されました。

紅葉の見頃は例年11月中旬～下旬で、趣ある建築物とともに池に映るイロハモミジやイチョウなど、美しい木々が見られます。

大正13年開園の「京都府立植物園」は、公立の総合植物園としては国内で最も歴史ある植物園です。約24万平方メートルの広大な敷地で、約1万2,000種類の植物を栽培しています。

例年11月中旬～下旬の紅葉の見頃には、イロハモミジやイチョウ、メタセコイアなどが美しく色づく姿が楽しめます。

京都の美しい自然に囲まれた「しょうざんリゾート京都」は、複数の食事処や工芸館、日本庭園、ウエディング会場などを併設したリゾート施設です。

風情ある石畳や竹林なども見られる敷地内を散策するだけでも、十分に京都らしさを感じられるでしょう。

鷹ケ峯三山を背景に、園内の木々の緑と紅葉とのコントラストが映える景観が広がり、期間限定で夜間ライトアップも開催されます。

京都らしさを十分に満喫できる施設でありながら、混雑しにくい穴場の紅葉スポットです。

銀閣寺から若王子神社までを結び、約2kmにわたって続く「哲学の道」。「日本の道百選」に選ばれ、桜の名所として知られるだけでなく、紅葉の穴場スポットでもあります。

疏水沿いの散歩道を覆うように紅葉のトンネルが広がる見頃は、例年11月中旬です。せせらぎに耳を傾けながら、ゆっくりと散策を楽しみましょう。

国立京都国際会館に隣接する「宝が池公園」は、野鳥の森や子どもの楽園、梅林園などのエリアが点在し、さまざまな楽しみ方ができる公園です。

地元の方が休日を過ごす憩いの場でありながら、宝が池周辺に広がる紅葉が美しい穴場スポットでもあります。公園の東側に迫る比叡山や、時折顔をのぞかせる野生生物などを眺めるのも楽しいでしょう。

市街地の喧騒を離れ紅葉を眺めてのんびりしたいという方におすすめの公園で、例年11月中旬に紅葉の見頃を迎えます。

京都を訪れるならぜひ見ておきたい、人気のおすすめ紅葉スポットもご紹介します。

人気スポットなので人出は多いですが、前日に宿泊し早朝に訪れたり、平日など曜日をずらすことによって比較的人混みも少なく鑑賞できるでしょう。

京都のなかでも指折りの景勝地である嵐山は、季節を問わず訪れる人を魅了する人気のエリアです。紅葉が美しい秋も例外ではなく「日本紅葉の名所100選」に選ばれた美しい風景が広がります。

風情ある渡月橋の背後に広がる雄大な山々が秋色に染まる姿は、京都の秋を代表する景観といっても過言ではないでしょう。

嵐山エリアの紅葉の見頃は、例年11月中旬～下旬です。

京都でひと味違った紅葉の味わい方をお探しなら、「嵯峨野トロッコ列車」への乗車がおすすめです。

レトロな雰囲気の観光列車の車窓には、手が届きそうなほど間近に迫る木々や秋色に染まる峡谷など、絶景ともいえる景色が広がります。

紅葉の見頃は例年11月中旬～12月上旬と、楽しめる期間が長めなのもうれしいポイント。幻想的な紅葉を楽しめるライトアップ期間には、臨時列車も走行します。

「京都御苑」は、かつて皇居として使用されていた京都御所を囲む広大な敷地を、国民公園として整備したものです。敷地面積約65万平方メートルの広い園内の随所で、イロハモミジやイチョウ、ケヤキなどが色づく姿が見られます。

鮮やかな木々を写す池の水面を写真におさめたり、ベンチに座って紅葉を見上げたり、それぞれの楽しみ方を見つけましょう。

紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月中旬です。

季節ごとに異なる魅力を持つ京都は、年間を通して多くの観光客が訪れています。色づいた木々が古都を彩る紅葉シーズンも、もちろん例外ではありません。

人混みや喧騒を避け、ゆっくりと紅葉を満喫したい方には、京都のなかでも穴場と呼べるスポットを訪れるのがおすすめです。

紅葉の穴場スポットを巡る京都の旅には、びゅうトラベルをご利用ください。新幹線とホテルをまとめて予約することができます。