【2023年】壮大な自然とグルメが魅力　北海道の観光スポット

広大な土地に豊かな自然と動植物が溢れる北海道。東はオホーツク海、西は日本海、南は太平洋に囲まれ、内陸部には絶景を有する山間部が広がります。今回は、家族旅行や新婚旅行でも人気の北海道から、一度は行ってみたいおすすめの観光スポットをご紹介します。

北海道西部、札幌市に位置する北海道神宮は、1869年（明治2年）に行われた「北海道鎮座神祭」を起源とする神社です。

大国魂神（おおくにたまのかみ）、大那牟遅神（おおなむちのかみ）、少彦名神（すくなびこなのかみ）の三神が現在の地に祀られたのは1871年（明治4年）、当時「札幌神社」と名付けられた社殿は1964年（昭和39年）に「北海道神宮」に改称されました。

北海道神宮では、祈願により家内安全や交通安全、厄除開運や旅行安全などのご利益を受けることができます。

また、春（5月上旬頃）には1,000本を超える桜が境内に咲き誇り、桜の名所として多くの花見客が訪れます。花見シーズンは露店の出店もあるため、賑やかなムードで北海道神宮の歴史探訪を楽しめるでしょう。

北海道神宮へのアクセスは、円山公園駅から徒歩15分ほどとなります。

北海道のほぼ中央、旭川市に位置する旭山動物園は、1967年の創業より50年以上愛される北海道屈指の観光スポットです。15ヘクタール以上もの広大な敷地では、野生さながらの迫力を持つシロクマ（ホッキョクグマ）や、上下左右から眺められる円柱水槽内のアザラシを観察できます。

また、「ぺんぎん館」ではよちよちと散歩する愛らしいペンギンを、「もうじゅう館」では迫力満点のトラやヒグマを観察できます。

旭山動物園にはこのほかにも「ホッキョクギツネ舎」や「トナカイ舎」など、雪国ならではの動物を見られるエリアがたくさんあり、日ごろ見ることのできない珍しい動物たちを観察できるでしょう。

「ぺんぎん館」や「あざらし館」など人気のエリアでは、動物たちの食事風景を眺められる「もぐもぐタイム」イベントも開催されています。

旭山動物園へのアクセスは、旭川駅からバスで約40分となります。

北海道西部、函館市に位置する金森赤レンガ倉庫は、1869年（明治2年）、渡邊熊四郎により開業された「金森洋物店」をルーツとする倉庫跡のショッピングモールです。

金森赤レンガ倉庫には、函館の運河を眺められる「BAYはこだて」や、お土産購入に最適な「金森洋物館」や「函館ヒストリープラザ」、イベントや展示会に使用される「金森ホール」の4つのエリアがあります。

また、函館ヒストリープラザ内にある「函館ビヤホール」では、サッポロビール工場直送のビールやビヤホール限定のオリジナル地ビールを堪能できます。

金森赤レンガ倉庫へのアクセスは、函館駅から徒歩15分ほどとなっています。北海道に上陸してから初めに立ち寄る、もしくは帰りの時間に余裕を持ってラストプランとして立ち寄るのも良いですね。

北海道南西部、太平洋に面する登別市に位置する登別温泉は、1日約1万トンもの湧出量をほこる天然温泉。江戸時代末期より愛され、硫黄泉、食塩泉、鉄泉など多くの泉質を持つことで知られ、各温泉宿へは登別地獄谷で湧き出た湯が供給されています。

周辺では、登別地獄谷で山の噴火活動によりできた爆裂火口跡（大湯沼）や湯煙の立ちこめる間欠泉（鉄泉池）を観光できます。

また、春（5月中旬頃）には中登別の街道に咲き誇る「桜のトンネル」を見られ、登別川の渓谷にかかる全長240mの「新登別大橋」からは、美しい北の大地を一望できます。

登別温泉へのアクセスは、登別駅からバスまたはタクシーを利用して向かいます。登別温泉では「登別温泉湯まつり」や「カルルス温泉冬まつり」など季節ごとのイベントも開催されているので、参加したいイベントに合わせた旅行計画を立てましょう。

北海道函館市に位置する函館山は、ミシュランガイドブックにおいて三つ星評価を受けた絶景のビューポイント。

海抜334mの山頂展望台からは、昼には都市・海・山が調和する北海道の姿を一望でき、夜には「100万ドルの夜景」と称される圧巻の夜景を見られます。

山頂展望台へは片道約3分の「函館山ロープウェイ」を利用し、つかの間の空中散歩を楽しみましょう。

また、山頂展望台駅には、夜景を眺めて寛げるティーラウンジやレストラン、お土産購入が可能な山頂ショップもあります。絶景を見ながらゆっくりとした時間を過ごしたいという方におすすめの観光スポットです。

函館山へのアクセスは、函館駅からタクシーまたはバスで向かいます。北海道屈指のビュースポットで世界が認める夜景を堪能しましょう。

北海道の主幹を担う都市、札幌。東京23区の約2倍の面積を持ち、人口は日本で5番目に多いことで知られます。

札幌を訪れた際は、都会の中心のオアシスとなる「大通公園」や、日本新三大夜景に認定された「藻岩山」でゆったりとした時間を過ごせます。

また、お酒好きな方は日本唯一のビール博物館である「サッポロビール博物館」へ足を運んでみるのもおすすめです。館内ではプレミアムツアーに参加することで貴重な復刻ビールを飲むことができ、歴史を感じさせる赤レンガ造りの工場はフォトスポットにもぴったり。

札幌へのアクセスは、JR函館本線を利用し、札幌駅で下車します。札幌周辺は観光地だけでなく宿泊施設も豊富なため、移動ルートに合わせてアクセス性の良い場所を押さえておくことがおすすめです。

北海道東部、釧路市に位置する釧路湿原国立公園は、1980年（昭和55年）、日本で初めてラムサール条約湿地となった釧路湿原を有する自然公園です。

1987年（昭和62年）には国立公園に指定され、園内では国の特別天然記念物であるタンチョウなど、そのほか多くの動植物が生息しています。

釧路湿原国立公園では、「釧路市湿原展望台」から釧路市街や太平洋の水平線を眺めることができ、「温根内木道（おんねないもくどう）」では広大な湿原を歩いて季節の植物や釧路湿原の空気・景色を堪能できます。

親子やカップルで公園内のアクティビティを楽しむなら、「ホーストレッキング」による乗馬ツアーや氷上での「ワカサギ釣り」、ロマン感じる「くしろ湿原ノロッコ号/SL冬の湿原号」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

釧路湿原国立公園へのアクセスは、釧路駅からバスを利用するか、釧路湿原駅から徒歩で向かうことができます。

北海道は雄大な自然と都市が調和する日本屈指の観光地です。この機会に北海道の人気の観光スポットをチェックしてみてください。

多くのエリアを観光する場合は移動時間を考慮して宿泊日数を多めに確保し、無理のない旅行プランを立てることがおすすめです。北海道へは列車と宿をまとめて予約可能な「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」をご利用ください。