長野県の上高地は、「特別名勝」と「特別天然記念物」の2つの称号を持つ、日本でも稀有な山岳景勝地です。関東方面からのアクセスが良く、壮大な大自然に惹かれて、年間に120万人が上高地を訪れています。
手つかずの自然にふれて心身をリフレッシュさせたい方は、上高地でハイキングを楽しむのはいかがでしょうか。
今回は、上高地ハイキングの魅力とおすすめスポットをご紹介します。
上高地は、北アルプス(飛騨山脈)の谷間にある平野で、大正池から横尾までのおよそ10kmがウォーキングルートとして整備されています。途中の河童橋まではスニーカーでも可能なハイキングコース、河童橋より向こうはトレッキングシューズが推奨されるトレッキングコースとして親しまれています。
ウォーキングコースからは、見渡す限り北アルプスの大自然が広がります。日本国内で「特別名勝」と「特別天然記念物」の2つともに指定されているのは、上高地のほかには、富山県の黒部峡谷だけです。それほど上高地の手つかずの自然は、貴重な存在なのです。
上高地は、山岳リゾートとして一定の整備が行き届き、歩きながら大自然に没入できることから、多くの方を惹きつけています。
上高地は、自然保護の観点からマイカーでの入山はできません。しかし、送迎バスや定額運賃制のタクシーでの入山ルートが整っていたり、ウォーキングルートの前半はトレッキング装備を必要としないハイキングコースが敷かれていたりするため、ハイキング初心者も安心して訪れることができます。
また、山岳地は携帯電話やスマートフォンの電波がつながりにくいものですが、上高地ではウォーキングルートの主要なスポットに携帯電話各社が基地設備を設置しています。施設によっては、Wi-Fi環境が整備されているところもあります。
上高地のオンシーズンは、開山祭の4月27日から閉山式の11月15日までです。11月16日から翌年4月中旬頃までは、上高地の施設はすべて休業となります。
4月といえば平地は春満開ですが、標高約1,500mの上高地はまだ冬空の日も珍しくありません。雪解けの水たまりができているところもあります。
また、11月に入ると、ハイキングルートの最終地点の河童橋周辺でも雪が舞う日があり、ときには本格的な積雪になることもあります。暖かい日でも最高気温は10度前後です。
こうした上高地の気候を踏まえると、ハイキング初心者へのおすすめ時期は、5月~10月頃になります。意外にも上高地は梅雨に降水量が多くないため、梅雨の時期だからといってことさらに避ける必要はありません。
シーズンごとの特徴は、次のとおりです。
ハイキング初心者でも上高地のハイキングコースを楽しめる絶景スポットを4ヵ所ご紹介します。
バスやタクシーで入山した場合に降り立つ「上高地バスターミナル」から徒歩5分ほどで見えてくるのが、上高地ハイキングのシンボルともいえる「河童橋(かっぱばし)」です。芥川龍之介の『河童』に登場する吊り橋としても有名です。
河童橋の下を流れるのは梓川(あずさがわ)で、北アルプスから流れ出る澄みきった水が流れています。初めて訪れた方は、悠々とした川の流れと、奥に臨む穂高連峰や焼岳(やけだけ)の荘厳な佇まいに圧倒されることでしょう。
これだけ雄大な自然に囲まれながらも、河童橋周辺はホテルや飲食店が集まっており、賑わいがあります。
河童橋から1時間ほど歩き続けると、「大正池(たいしょういけ)」の絶景が目に飛び込んできます。天気が良い日には、大正池の水面に周囲を取り囲む山々が映り込み、自然の神秘に感じ入る方も多いと言われています。
大正池は、大正時代に焼岳が噴火したときにできた池です。大正池の周りには、カラマツやシラビソなどの木々が立ったまま枯れる「立ち枯れ」が起こっています。
大正池の脇にはバス停やタクシー乗り場もあるため、初めて訪れる方でも気軽に楽しめるでしょう。
明神池は、河童橋から大正池とは反対側に1時間ほど歩いたところにあります。上高地では、トレッキングシューズを着用することが一般的で、身軽な装備は控えた方が無難です。
明神池は、明神岳を御神体とした神域で、明神池畔には、北アルプスの総鎮守である穂高神社の奥宮が祀られています。上高地一帯は古くから、「神降地(神の降り立つ地)」とも呼ばれています。
河童橋から大正池方面に45分ほど原生林を歩き続けると、突然視界がひらけ、「田代湿原」にたどり着きます。
田代湿原は、新緑の春、高原植物が育つ夏、植物が枯れ草色に変わる秋と、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。赤色のレンゲツツジが見頃を迎える6月頃は、田代湿原が華やぐ季節です。
なお、田代湿原の隣に広がる田代池は、土砂によって水がせき止められ、池のなかにはいくつかの島ができあがっています。夏になるとその島は苔むし、そこで育つ草木は箱庭のようです。
東京方面から上高地へのアクセスは、次のとおりです。
上高地は、標高約1,500mの山岳地帯です。真夏でも20度を超える日は少ないため、たとえ短い時間のハイキングでも、服装(装備)は必ず次の5点を押さえておくことをおすすめします。
上高地の気候の目安は次のとおりです。服装の準備の参考にしてください。
また、ウォーキングルートの途中には売店がないため、飲み物・食べ物は、ホテルや上高地バスターミナルの売店で調達しておきましょう。
上高地は、ハイキング初心者も気軽に本格ハイキングを楽しめる山岳リゾートとして人気です。新緑がまぶしい5月から紅葉が華やかな10月にかけては、上高地の気候としても、ハイキング初心者が訪れやすいでしょう。
手つかずの雄大な自然に囲まれた上高地は、気軽に行くことができる絶景スポットがたくさんあります。ぜひ訪れて、心身をリフレッシュしてください。
びゅうトラベルでは、列車の旅で上高地を楽しむ旅行プランもご用意しています。次の旅行の列車予約・宿予約は、ぜひ、びゅうトラベルをご利用ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
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・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
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・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
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