「ハイキングに挑戦したいけど、何から始めればいいのか分からない」と悩んでいませんか。
ハイキングは数あるアウトドア体験の中でも、山や自然を間近に感じられるアクティビティ。山の頂上を目指す登山に比べると難易度が低く、初心者でも始めやすいといった特徴があります。
今回は、「ハイキングの基本を知りたい!」という方へ向けて、ハイキングの魅力や揃えるべき服装・持ち物、計画前に知っておきたいポイントをご紹介します。
後半では初心者におすすめのハイキングスポットをまとめているので、ぜひ山選びの参考にしてください。
ハイキングとは、自然や景観を眺めて散策を楽しむ山歩きのことです。目的は山を登ることではなく自然の散策を楽しむことなので、山道や森林だけではなく、渓谷や湖畔周辺を歩くこともハイキングといえます。
「ハイキング」という言葉に厳密な定義はありませんが、日帰りできる範囲で楽しむ自然散策は、総称してハイキングと呼ばれています。
また、登山の経験や本格的な装備を必要としないことがハイキングの特徴。「山の眺めや自然を満喫したいな」と思ったときに気軽に出かけられ、短時間で森林の澄んだ空気や美しい眺めを堪能できる魅力があります。
ハイキングとよく似た山のアクティビティに「トレッキング」や「登山」がありますが、これらは「目的」や「難易度」に違いがあります。ハイキングとトレッキング、登山の違いを以下で確認しておきましょう。
<ハイキング、トレッキング、登山の違い>
山の代表的なアクティビティ | 目的 | 難易度 | 所要日数 |
---|---|---|---|
ハイキング | 日帰りできる範囲で自然の散策を楽しむ | 低 | 日帰り |
トレッキング | 山頂付近の道なき道を行き、自然の散策を楽しむ | 中 | 日帰り |
登山 | 山の頂上を目指して登る | 中~高 | 日帰りor宿泊 |
山のアクティビティの中でもハイキングは難易度が低く、山歩きの経験がない方も気軽に始められます。
「たくさんのハイキングスポットを制覇して達成感を味わう」「自然の中で普段と違った食事を楽しむ」「同じ趣味の仲間を見つける」など、ハイキングの楽しみ方は人それぞれ。
ハイキングを通じて山歩きの楽しみ方や基本をマスターできれば、トレッキングや登山に挑戦していくこともできます。
これからハイキングを始める方は、まず基本の服装や持ち物を揃えましょう。服装や道具を選ぶ際のポイントをご紹介します。
ハイキングは自然の中をゆっくり歩いて楽しむ穏やかなアクティビティなので、本格的な装備は不要です。服装は、普段アウトドアを楽しむときと同様に、なるべく肌を出さずに温度調節しやすいものを心がけましょう。
ハイキングに適した服装選びのポイントは、以下のとおりです。
ローカットのハイキングシューズが理想ですが、なければ歩きやすいスニーカーやランニングシューズを用意しましょう。靴底に適度やクッションと滑り止めがあり、防水性があるものだと、場所を選ばず履いていけます。
自然が多い場所にはたくさんの虫が生息しています。蚊やマダニなどの被害を避けるため、服装は必ず長袖・長ズボンを着用してください。軽くて通気性の良いもの、伸縮性があり動きやすいものなどがおすすめです。
インナーは、寒い場所では体の熱を蓄え、暑い場所では熱を逃がしてくれます。速乾性に優れたインナーを着ておくと快適な体温を保ちやすく、汗をかいても体が冷えすぎてしまう心配がありません。一般的に、速乾性能が高い素材にはポリエステルやメリノウールなどが挙げられます。
体温が変動しやすいハイキングでは、冬以外でも防寒対策が必要です。防風性や防水性を備えているジャケットを着用し、歩き始めて暑くなったときはこまめに脱ぐようにします。脱いだジャケットが荷物にならないよう、軽くかさばらないものを選べると良いでしょう。
ハイキングで持参したいものには、以下のようなものがあります。
急な通り雨に備えて雨具を持参しましょう。防風性と透湿性に優れたもの選び、形は上下が分かれているセパレートタイプがおすすめです(防風性が高く、防寒対策にも活用可能)。
高所ほど日差しが強くなります。特に顔や首は焼けやすいので、しっかり日焼け対策を行ないましょう。
ハイキングの途中で空腹状態になることを防ぐため、個包装のおやつや飲み物を持参しましょう。
木々などに囲まれた通路は、日中でも足元が暗く歩きづらい場合があります。足元や暗い場所を照らせるよう、携帯用の小型ライトを持参しましょう。
携帯のバッテリーに不安があれば、モバイルバッテリーを持参しておくと安心です。スマートフォンのカメラや地図アプリを頻繁に使用する方は、必携の持ち物です。
初めてハイキングに行くなら、穏やかな気候の季節を選びましょう。できるだけ過ごしやすい気候の季節を選ぶことで、暑さや寒さを気にせずハイキングを楽しめます。
初心者のハイキングにおすすめの季節は、比較的過ごしやすい陽気となる春と秋です。
地域やその年の気候にもよりますが、3~4月は春の草花が芽吹き、5月~梅雨前までは新緑の若葉を見られます。
また、秋は9月下旬ごろから気候が安定しやすく、10月は多くのハイキングスポットで紅葉が見頃を迎えます。11月に入るとグッと気温が下がるため、厚手の防寒対策が欠かせません。
梅雨が明けると夏のハイキングシーズンです。8月は高気圧の影響で天気が安定しやすく、標高が高いエリアなら都市部に比べて過ごしやすい涼しい気候となります。避暑地で人気のスポットでは、初心者でも快適にハイキングを楽しめるでしょう。
ただし、汗で体が冷えやすかったり、晴れていても急な雷雨に見舞われたりする可能性もあるため、防寒対策と雨具の備えは万全にすることが大切です。
冬は空気が澄んで美しい景色を眺めやすいですが、多くのハイキングスポットで降雪があります。
冬のハイキングは本格的な防寒対策や環境に合わせた装備が必要となるため、初心者だけで足を運ぶことは避けておくのが無難です。
選ぶ山によってコースや所要時間は異なります。初心者に難易度が高いハイキングスポットを選んでしまわないためにも、初心者におすすめの山の特徴を押さえておきましょう。
山は標高が高くなるほど気温が下がります。一般的に、標高0mと標高1,000mの地点では6℃の気温差があるといわれています。
標高が高いエリアは体温管理が難しく、歩行距離も長くなりやすいため、初めてのハイキングでは標高差100~300mほどの山を選んでみましょう。標高差100~300mの山でハイキングをする場合、一般的に2~5時間ほどで歩ける歩行距離となります。
登山道が整備された山は道の起伏が少なく、足腰への負担もかかりにくいです。渓谷や湖畔周辺でも遊歩道が整備されているエリアなら安全なハイキングを楽しめます。
ロープウェーやケーブルカーがある山は、山の中腹や頂上付近まで簡単にアクセスできます。初心者でも、標高が高いエリアで絶景を楽しめます。
慣れないうちは歩きのペースや疲れ具合を把握しにくいため、休憩所が豊富な山を選びましょう。
有人の休憩所があるコースなら、「落とし物をした」「スマホのバッテリーが切れて地図が開けない」などのトラブルがあったときに相談しやすいです。
ここからは、初心者におすすめのハイキングスポットをご紹介します。
谷川岳は、群馬県北部、新潟県との県境に位置する標高1,977mの山です。土合口駅(標高746m)からロープウェーとリフトで山の中腹までアクセスできます。頂上付近は本格的な登山コースとなりますが、土合口駅周辺では清流沿いの散策や資料館を巡るハイキングを楽しめます。
栃木県北部に位置する標高1,915mの山です。那須ロープウェーで山の9合目までアクセスすると、那須連山の主峰「茶臼岳」からの景色を一望できます。
9合目から頂上へのコースは本格的な登山コースとなります。
那須高原は、栃木県那須町、茶臼岳の麓に広がる高原エリアです。那須高原では「弁天吊橋」や「つつじ吊橋」から那須の四季を一望したり、歴史にゆかりのある地や寺社を巡ったりして、那須の自然と歴史に触れられます。
高尾山は東京都八王子市に位置する標高599mの低山です。都心からのアクセスに優れ、豊富な動植物が分布することで知られています。
高尾山の中腹まではケーブルカーとリフトが運行し、山頂までは複数のコースがあります。
神奈川県足柄下郡箱根町に位置し、日本三百名山に数えられています。標高1,212mの山頂からは、仙石原や芦ノ湖、富士山など、360度のパノラマを一望できます。
山頂までのコースは複数ありますが、いずれも所要時間が2時間以内なので、初心者に適しています。
長野県西部に位置する上高地は、北アルプスを望む山岳景勝地です。ハイキングの出発点となる上高地バスターミナルの周辺では、徒歩2時間以内のハイキングで「河童橋」や「大正池」を中心に上高地の大自然を堪能できます。
ハイキングは本格的な道具や装備を必要としない山のアクティビティです。登山やトレッキングに比べて難易度が低く初心者でも始めやすいため、「無理せず適度に体を動かしたい」「新しい趣味を見つけたい」という方にもおすすめです。
「いつか山登りに挑戦したい」という方も、まずはハイキングで山歩きを楽しむところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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