赤川花火記念大会（イメージ）画像素材：PIXTA

「赤川花火記念大会」は大迫力で美しい花火が観られる

2023.04.18 更新
2020.06.15 公開

※第30回赤川花火記念大会の詳細につきましては、公式HPでご確認ください。

東北で開催される花火大会を探している方には、山形県鶴岡市で開催される赤川花火記念大会がおすすめです。赤川花火記念大会では大迫力の華やかな花火を数多く堪能できるとあって、全国から多くの観客が集まるようになりました。

今回は開催情報や、「赤川花火記念大会で何が観られるの？」「有料席って用意されているの？」「無料で観るにはどうすればよい？」などの疑問にお答えします。

赤川花火記念大会の基本

赤川花火記念大会は、鶴岡市の赤川河川敷で行われる夏の花火大会です。毎年の開催日は8月第3週目の土曜日。全国デザイン花火競技会として開催され、全国屈指の花火師たちが技を競い合います。打ち上げ数はおよそ1万2,000発。赤川花火記念大会ではワイド感のある「エンディング花火」が見ものとなっており、その打ち上げ幅は何と700mに及びます。毎年約35万人もの観客が赤川を訪れ、夏の夜空に浮かぶ色とりどりの花火を鑑賞します。

エンターティメント性の高い華麗な花火ショーに圧倒され、赤川花火記念大会には多くの観客が押し寄せるようになりました。日本の花火マニアだけでなく、海外からの注目も集めています。

赤川花火記念大会は、どうして爆発的な人気を集めるようになったのでしょうか。理由としては、プログラム内容の充実度が高いことが挙げられます。花火競技だけでなく、メインプログラムも力が入った内容となっています。

近年のプログラム内容は、「オープニング」「ドラマチック花火」「市民花火」「希望の光」「エンディング」のような構成となっていました。音楽と花火のコラボや、ある情景を思い起こさせるようなテーマ性の高い花火など、趣向を凝らした花火が数多く打ち上げられます。

赤川花火記念大会の見どころ

赤川花火記念大会（イメージ）画像素材：PIXTA

赤川花火記念大会における競技は、「割物花火の部」と「デザイン花火の部」の2種類に分けられます。次は、赤川花火記念大会の見どころについてチェックしていきましょう。

割物花火の部

割物花火とは、破裂の瞬間に火薬玉が球状に飛び散り、大きな丸い円を描く花火のことです。日本で一般的に打ち上げられる花火であり、「菊」や「牡丹」などさまざまな種類があります。

赤川花火記念大会では10号玉を2発打ち上げ、腕利きの花火師たちが伝統的な花火技術を競います。「割物花火の部」は、以下のような基準で審査が行われます。

● 作品とタイトルの整合性
● 菊型花火の場合、親星・芯星が正円を描いているか
● 星の色彩（配色）、鮮明度（輝きとつや）、星の走り（ぼんの大きさ）に優れているか
● 三重心以上など高い技術を必要とする芯が出ているか、曲導に優れているか
● 黒玉、筒ばねは失格
● 低空破裂、星が低空まで落下した場合は減点

※「2018年全国デザイン花火競技会」の審査基準です。

デザイン花火の部

「デザイン花火の部」では、花火のテーマと音楽の一体感も重要です。打ち上げられる花火玉は最大で7号玉まで。色彩豊かでデザイン性の高い花火が数多く打ち上げられ、人々の心を魅了します。

「デザイン花火の部」では、以下のような審査基準で評価が付けられます。

● 作品とタイトルの整合性
● 作品そのもの、もしくは作品の組み合わせによる創造性の高さ
● 星の色彩や配色、鮮明度に優れているもの
● 作品全体の構成力、打ち上げるタイミングやワイド性
● 黒玉、筒ばねは失格
● 低空破裂、星が低空まで落下した場合は減点

※「2018年全国デザイン花火競技会」の審査基準です。

赤川花火記念大会の開催情報

次は赤川花火記念大会について、公開されている情報をご紹介します。日時や場所を把握し、会場までのアクセス方法を検討しておくことが大切です。

第30回赤川花火記念大会

開催日時：2023年8月19日（土）（※毎年8月第3土曜日）
開催場所：赤川河川敷（三川橋〜羽黒橋間）
アクセス：JR鶴岡駅より徒歩約15分

※第30回赤川花火記念大会の詳細は公式HPでご確認ください。

会場近くに臨時駐車場がないため、車ではなく公共交通機関もしくはシャトルバスを利用するのがよいでしょう。JR鶴岡駅から会場までは徒歩約15分の距離がありますが、徒歩で向かえば駐車場の心配をする必要はありません。大会当日は交通規制が敷かれるため、車の利用を避けることをおすすめします。

赤川花火記念大会の観覧方法

赤川花火記念大会（イメージ）画像素材：PIXTA

花火を綺麗に観るためには、どのような方法を取ればよいのでしょうか。料金を支払って有料席を確保するか、無料の観覧場所を見つけるかを早めに決めておきましょう。

※第30回赤川花火記念大会の詳細につきましては、公式HPでご確認ください。

有料席から観覧

年々赤川花火記念大会の人気が高まる中、有料席の範囲が以前よりも広がっているようです。観客が少なめであった以前と比べて状況が変わっているため、遠方から参加するのであれば有料席を確保しておく方が得策でしょう。

過去には桟敷席・パイプ椅子席、ブルーシート席、カップル席などが用意され、スポンサー向けの早期販売、その後リピーターの方向けに先行販売、一般販売といった流れで販売が行われました。特設会場での予約販売会、赤川花火記念大会の公式サイト、チケット販売サイトなど、有料席の購入方法もさまざまです。2020年のチケット情報を見逃さないよう、公式サイトの情報をこまめにチェックしておきましょう。