東北地方に位置する山形県。自然が豊富なことで知られていて、数多くの観光スポットが点在しています。そのため、山形観光でどこを訪れるのかは、なかなか悩むことも多いものです。
そんな方のために、今回は山形県を列車 で巡るおすすめの観光モデルコースをご紹介します。
山形県は、東北地方の南西部に位置する県です。北陸地方の新潟県と接していて、西側は日本海に面しています。県域の東部、宮城県との境目には奥羽山脈が、西部には朝日連峰がそびえているなど、山地が非常に多いのが特徴的。なんと、県域の85%が山地なのです。面積に対する森林の割合も70%を超えているなど、自然が豊かなエリアです。また、果物の生産が全国的に有名で、高級ブランドさくらんぼ「佐藤錦」などで知られています。
山形県にはさまざまな観光スポットがありますが、ここでは山形駅を出発して、銀山温泉方面へと向かうおすすめの列車旅の観光モデルコースをご紹介します。
まずは、スタート地点である山形駅周辺のスポットを巡りましょう。山形駅周辺では、霞城公園(かじょうこうえん)や山形美術館がおすすめです。
霞城公園は、山形市のほぼ中央に位置する都市公園です。かつてこの場所にあり、最上義光(もがみ よしみつ)などの居城となっていた山形城の跡地を整備しています。山形城は本丸・二の丸・三の丸で構成されていて、三重の堀と土塁で囲まれた全国有数の輪郭式(りんかくしき)の平城でした。
霞城公園という名前は、山形城の別名が「霞ヶ城(かすみがじょう)」であったことに由来しています。桜の名所として知られていて、春には多くの観光客が訪れます。ライトアップが行われたり、近くを走る列車が観桜のために速度を落として通行したりするなど、さまざまな取組を行っています。
山形美術館は、公益財団法人山形美術館が運営する美術館です。県民の美術館、という理念のもとに設立されました。開館当時は日本画が中心でしたが、1985年の新館オープン以降は東北でも有数のフランス近代絵画美術館として知られるようになりました。
常設展示としては、山形銀行の会長であった長谷川吉郎氏、殖産銀行の会長であった長谷川吉内氏などに寄贈された美術品「長谷川コレクション」や、山形出身の近代彫刻家の作品などがあります。
今回のモデルコースは山形駅から北へ向かうものですが、その前に少し東に寄り道して、山形の定番スポット立石寺(りっしゃくじ)を訪れてみましょう。
立石寺は、山形市にある天台宗の寺院です。山寺の通称で親しまれている寺院で、平安時代初期に慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)によって開山されたといわれています。山寺という通称の通り山の中にあり、蔵王国定公園の一部となっています。国の史跡・名勝に指定されていて、松尾芭蕉の俳句「閑さや 巌にしみ入る 蝉の声(しずかさや いわにしみいる せみのこえ)」が詠まれたことでも知られています。
立石寺は寺院としての魅力があるのももちろんですが、山間部にあることからその自然も大きな魅力のひとつです。春の桜や秋の紅葉は特に人気が高く、毎年多くの観光客が訪れます。
立石寺周辺では、山形名物のグルメも味わえます。立石寺を訪れるついでに、お昼ご飯にするのもいいでしょう。
人気の山形グルメといえば、まずそばがあげられます。大きな板状の木箱で出される板そばは、そばの名産地である山形の地元グルメです。縁がこぼれないように、関わりが板につきますように、といった願いが込められています。山形グルメでは、芋煮も人気。里芋や牛肉、こんにゃくなどを甘辛く煮た山形の郷土料理です。
この他、立石寺の門前売店では山寺巡りの名物、だし醤油で味付けされた力こんにゃくも販売されています。
山形といえば、果物の産地としても有名です。立石寺を参拝したあとは、銀山温泉に向かう前に天童市に立ち寄ってフルーツ狩りをしてみるのもおすすめです。
仲野観光果樹園は、天童市にある果樹園です。仲野観光果樹園では山形県の名産であるさくらんぼを中心に、さまざまな果物があります。
6月~7月はさくらんぼ、8月~9月はもも、8月~10月はぶどう、10月~11月はりんごと、それぞれの果物が旬を迎える時期にはフルーツ狩りが楽しめます。また、9月~10月にかけては山形名物である芋煮をいただくこともできます。果樹園内にはカフェも併設されているので、フルーツを使ったさまざまなメニューも楽しめます。
王将果樹園も同じく、天童市にある果樹園です。30年以上続いている果樹園で、その規模は山形県で最大級。さくらんぼやぶどう、桃、りんごなど、それぞれの季節で旬の果物のフルーツ狩りが楽しめます。
王将果樹園ではフルーツ狩りができるほか、直営のデザイナーズショップ&カフェも併設されています。ショップでは果樹園で採れた果物や、その加工品などが販売されています。カフェでは果樹園のさくらんぼで作ったオリジナルソフトクリームを始め、フルーツを使ったさまざまなメニューが食べられます。
旅の終着は、散策やフルーツ狩りで疲れた体を癒やす温泉です。山形県にはいくつか温泉がありますが、ここでは銀山温泉をご紹介します。
銀山温泉の名は、かつて大銀山として栄えていた延沢銀山(のべさわぎんざん)から付けられました。銀山温泉の衰退後は湯治客を相手に商いを行っていて、昭和に入ってから交通の便が良くなったことで多くの観光客が訪れるようになりました。
銀山温泉の泉質は、切り傷ややけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、神経痛、慢性消化器病などに効果があるといわれています。また、銀山温泉の湯は飲むこともでき、消化器疾患や慢性の便秘などに効能があるといわれています。
銀山温泉が発見されたのは、戦国時代末期から江戸時代初期。大正時代初期の大洪水によってほとんどの温泉宿は流されましたが、昭和初期にかけて復興し、今では山形県を代表する温泉となっています。
そんな歴史がある山形温泉には、大正末期から昭和初期にかけて建てられた木造多層の温泉宿が今でも数多く残されています。昭和末期には保存条例も制定され、レトロな街並みは銀山温泉の大きな魅力となっています。温泉街の店舗もレトロな雰囲気に合わせたものとなっているので、散策すればノスタルジックな雰囲気が味わえるでしょう。
今回の旅の終着として銀山温泉をご紹介しましたが、もう一つおすすめの温泉があります。それは、蔵王温泉です。今回のモデルコースでも蔵王温泉は訪れやすい場所にあるので、銀山温泉ではなく蔵王温泉で旅を終えるのもおすすめです。
日本にはさまざまな温泉がありますが、その中でも蔵王温泉は屈指の古湯として知られています。その開湯は1900年前にまで遡り、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の東征(とうせい)の際に発見されたといわれています。江戸時代には蔵王権現(ざおうごんげん)を訪れる人々で賑わい、リゾート地としての形がすでにあったともいわれています。
蔵王温泉の泉質は強酸性の硫黄泉で、肌と血管を若返らせる効果があるといわれています。皮膚の殺菌作用や皮膚を強くする効果も期待できることから、美肌の湯としても知られています。
山形県は上述したように果物が名産品となっていますが、それ以外の味覚も食材王国と呼ばれるほど豊富です。そうした山形のグルメは、蔵王温泉でも味わうことができます。
メディアでも話題になった冷たい肉そばや、山形名物の板そば、実はルーツは蔵王温泉にあるともいわれているジンギスカンなど、その種類はさまざまです。立石寺の項目でもご紹介した玉こんにゃくも、手軽に食べられるおすすめの山形グルメですね。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
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・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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