東北地方には多くの温泉があり、温泉を目的とした観光ツアーも多く組まれています。人気の温泉はいくつかありますが、中でも冬場に高い人気を誇るのが山形県の銀山温泉です。
今回は、銀山温泉の歴史や見どころ、周辺の観光スポットなどについてご紹介します。
目次
銀山温泉は、山形県尾花沢市にある温泉です。
銀山温泉が発見されたのは、江戸時代のこと。1624年~1645年までの寛永(かんえい)年間に発見されたとされています。見つけたのは、当時その地で栄えていた延沢銀山(のべさわぎんざん)の鉱夫です。銀山温泉という名前は、延沢銀山からつけられています。
銀山自体は1689年に全山廃山となり、全盛期には20万~30万人いたとされる人口は激減しました。廃山後の銀山温泉は、奥州街道から12kmほど入った山間部の秘湯として、宿を増やし湯治客相手の商いを盛んに行ったようです。その為、1741年頃から温泉地として高い人気を集めるようになりました。
江戸時代から明治時代にかけて人気を博した銀山温泉ですが、大正2年の洪水によってほとんどの宿が流されてしまいます。加えて温泉の湧出量が少なくなり、川の水によって温度も下がってしまったため、しばらくは低迷することとなります。
銀山温泉が復活する主なきっかけとなったのが、昭和元年に行われたボーリングです。このボーリングによって高温の源泉が多量に湧き出すようになったこともあり、温泉地としての復活をかけて施設や交通の整備を始めました。また、昭和60年に延沢銀山遺跡が国の史跡に指定されたことと、翌61年に市の条例として「銀山温泉家並保存条例」を制定し風情ある街並みを守ったことも、観光復興への大きな礎となっています。
そして、平成11年の新幹線延伸開業を皮切りに観光客は増加し、人気の温泉地として蘇ったのです。
銀山温泉の泉質は、ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)です。無色透明で、硫化水素の臭いがします。
適応症としては、切り傷や火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病、動脈硬化、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病などがあります。疲労回復や健康増進、病後回復期などにも効果的です。こうした効能があることから、湯治場としても古くから重宝されてきました。
逆に禁忌症もあり、急性疾患や活動中の結核、重度の心臓病、呼吸不全、腎不全などを患っている場合は入浴を控えましょう。女性の場合は、妊娠の初期や末期も要注意です。
銀山温泉の湯は、飲むことでも症状を改善する効果が期待できます。飲用の場合の適応症は、慢性消化器疾患や慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風です。
飲用にも禁忌症があり、腎臓病や高血圧症、甲状腺機能亢進症、下痢の場合には飲泉を控えましょう。また、禁忌症ではない場合でも、飲み過ぎには注意が必要です。1回の量は、100ml~200ml程度にしましょう。
銀山温泉は、風情のある温泉街も人気の要因のひとつです。「銀山温泉の歴史」でも触れたように、昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」が制定されているので、今でも大正から昭和にかけてのノルタルジックな光景が残されています。温泉街の中心を流れる銀山川の両岸には木造の温泉旅館が立ち並び、今ではなかなか見られないガス灯が街を照らします。銀山温泉を訪れれば、まるで大正時代にタイムスリップしたような気分が味わえるでしょう。特に雪化粧をまとった温泉街の美しさは話題になっていて、冬の観光地として高い人気を誇ります。
温泉旅館に施されている鏝絵(こてえ)も、見どころのひとつです。鏝絵は、左官職人の道具である鏝を使って、漆喰などで描かれた絵のこと。大正2年の洪水によって温泉街が一度壊滅したあと、建て直した際に鏝絵を施し、その豪華さを競ったといわれています。鏝絵自体が現在では珍しいもので、銀山温泉ほど多くの鏝絵が見られる場所はさらに珍しいといえます。
蔵王温泉は、山形市の南東、蔵王連峰の麓にある温泉です。開湯は日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征(とうせい)の頃だといわれていて、日本でも屈指の古湯となっています。山形県内では、もっとも古い温泉です。江戸時代には、蔵王連峰にある蔵王大権現(ざおうだいごんげん)への登山口として賑わいました。
蔵王温泉は自然湧出の温泉で、全部で5つの源泉があります。1日8,700トンという豊富な湯量の強酸性硫黄泉で、切り傷や皮膚病、婦人病、高血圧、動脈硬化などに効果的だとされています。また、強酸性の温泉は美肌効果も期待できることから、美人の湯としても知られています。
立石寺は、山形市にある天台宗の寺院です。慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれ、東北地方を代表する霊山のひとつとなっています。創建は860年とその歴史は古く、「山寺」という通称で親しまれています。松尾芭蕉が「閑さや、岩にしみ入る、蝉の声」という句を詠んだ場所としても有名です。
「山寺」という通称からもわかるように、立石寺は山の上に建てられています。境内からの景色は素晴らしく、特に秋は寺院と紅葉する山々の絶妙なコラボレーションが見られます。その優れたロケーションから雑誌などで取り上げられることも多く、日本人だけでなく外国人からの人気も高いフォトスポットとなっています。また、近年はパワースポットとしての人気も高まっています。
霞城公園は、山形市にある城址公園です。かつて山形城があった場所を、第二次世界大戦後に公園として整備しました。山形市のほぼ中心部に位置していて、二の丸の堀や石垣などの遺構を中心とした500m四方ほどの敷地が緑地になっています。昭和61年に国の史跡に指定され、平成18年には日本100名城にも認定されました。霞城公園という名前は、山形城の異名である「霞ヶ城(かすみがじょう)」に由来しています。
霞城公園にはスポーツ施設を中心としたさまざまな施設があり、市民の憩いの場として賑わっています。特に桜の名所として知られていることから、シーズンになると多くの花見客が霞城公園を訪れます。夜にはライトアップが行われる他、すぐそばを走る奥羽本線が観桜のために速度を落として走行するなど、大きな見どころとなっています。
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