蔵王温泉を満喫できるおすすめ温泉宿12選！プランやアクセスもご紹介

蔵王温泉周辺には、歴史の長い老舗温泉宿が数多く立ち並んでいます。そのため、蔵王温泉に旅行したいと考えているものの、なかなか温泉宿を決められずに悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、蔵王温泉を満喫できるおすすめの温泉宿を紹介します。それぞれの特徴や魅力もあわせて解説していますので、温泉宿選びでお悩みの方はぜひ参考にしてください。

蔵王温泉は、約1900年前に日本武尊（やまとたけるのみこと）の東征の際に、従軍した吉備多賀由（きびのたがゆ、きびのたかゆ）により発見されました。吉備多賀由が敵から受けた傷をお湯に浸けると、たちまち回復したという言い伝えがあります。5つの源泉群と46の源泉があり、1分間に約5,700リットル、1日8,700トンものお湯が湧き出ています。

江戸時代には、蔵王権現への西側登山口として賑わい、温泉街として発展しました。大正時代には道路が開通し、街並みが整備され、観光地としての基盤が築かれます。昭和時代に入ってからは、スキー場のオープンやロープウェイの設置などによって、観光地としてさらに繁栄していきました。

お湯は東北随一の強酸性で、美人づくりの湯としても有名です。乳白色の湯に浸かれば、ややピリピリとした刺激を感じられます。数日間タオルを漬けるとボロボロになってしまうほどで、肌の古い角質や汚れなどを綺麗さっぱり洗い流してくれます。硫黄泉の血行促進作用は心臓、便秘、糖尿にも効果があり、硫黄泉には表皮の殺菌作用や皮膚を強くする作用があるため、理想の美肌へ近づけるでしょう。

蔵王温泉には上湯・下湯・川原湯の3つの共同浴場があります。すべて100メートルの範囲内にあるので、のんびり歩いて湯巡りしても良いでしょう。

蔵王温泉までは、山形新幹線「山形駅」下車後、蔵王温泉行きのバスに約50分乗車します。

びゅうトラベルでは、蔵王温泉のおすすめ温泉宿と山形駅までの列車をお得に予約できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」をご用意しています。検索画面では各温泉宿のプラン詳細までチェックできるのでぜひご覧ください。

ここでは、蔵王温泉を満喫できるおすすめの温泉宿を紹介します。蔵王温泉の温泉宿選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

※記事で紹介している宿泊施設の食事やサービスなどは変更になることがあります。最新情報はプラン詳細ページや施設公式サイトなどをご参照ください。

「深山荘　高見屋」は、山形各地の温泉地に有名旅館を構える高見屋グループが誇る、創業300年の歴史ある老舗旅館です。それぞれ趣の異なる客室を用意し、何度訪れても新鮮さと感動を味わえます。伝統的な蔵を改築した「離れの別邸　雛蔵」には、蔵王温泉で唯一の源泉掛け流しの客室露天風呂が用意されています。

自家源泉掛け流しの浴槽は館内に9つ。さまざまな趣のお風呂が楽しめ、リラックスできるでしょう。また、宿泊者限定で、共同浴場やグループ施設の名湯を楽しめる「蔵王七湯舎めぐり」を無料で体験できます。

夕食では山の幸をメインとした和会席膳が振る舞われ、希少価値の高い「蔵王牛」を堪能できます。1日4組限定の名物料理すきしゃぶ鍋は二層になっており、内側ではすき焼き、外側ではしゃぶしゃぶが楽しめる贅沢なお鍋です。食事内容はプランによって異なるため、プラン詳細をよく確認しましょう。

「たかみや瑠璃倶楽リゾート」は、世界的建築家・故丹下健三氏が設計したリゾートホテルです。存在感のある佇まいで、夕陽や雲海など、四季を通じて贅沢な景色を堪能できます。客室は1枚窓という特徴的な造りで、四季折々の美しい景色をまるで絵画のように楽しめます。

夕食では、山形牛や蔵王牛、庄内豚など、山形ブランドの素材をプランに応じて提供。また、高見屋グループ施設の宿泊者限定で、グループ施設と共同浴場の温泉巡りができるチケットも配布しています。

そのほか、ロープウェイから夜景と星空を楽しむサマーナイトクルージング、星空案内人が星の解説を行う星ソムリエなど、蔵王を存分に楽しめるアクティビティがあります。（夏季のみ、開催日限定）

徒歩1分ほどの場所にあるロープウェイからは、蔵王の絶景を一望できるので、自然の観光スポットを楽しみたい方におすすめです。

「蔵王四季のホテル」は、閑静な森林と湖畔に佇むホテルで、ホテルから歩いて108歩のところにある乳白色の硫黄泉「離れ湯百八歩」では雄大な絶景とともに天然温泉を楽しめます。ほかにも「白樺の湯」と呼ばれる大浴場が館内にあり、24時間入浴可能な露天風呂が付いているため、大自然のパノラマを眺めながら朝から夜へと表情が変わっていく自然の姿に思わず感動してしまうでしょう。

無料で姉妹館2館の湯巡りができ、チェックイン前・チェックアウト後でも入浴可能です。朝食はバイキングで、山形の山菜やお漬物、お粥など、健康的な食事を楽しめます。夕食では山形牛や、山形のお米の代表格と呼ばれる「つや姫」をはじめ、旬の地元食材を使った料理を堪能できます。

「おおみや旅館」は創業1,000年の歴史を誇る、風情ある木造建築と畳敷が特徴の旅館です。温泉は源泉掛け流しで、東北内では2番目に強い酸性の湯です。人気の玉子風呂は、湯船が玉子型の温泉で、2面の大きなガラス窓によって開放感を味わえます。

夕食は絶品の山形牛をさまざまなスタイルで堪能できるプランがあり、陶板焼き・すき焼き・しゃぶしゃぶの3種類から、好みに合わせて選べます。朝食は地元の食材と山形のブランド米「つや姫」を味わえる、体に優しい和定食です。自由に手に取れるハーフバイキングコーナーもあります。客室は、大正モダンで懐かしさのあるノスタルジックなデザイン。大正時代を彷彿とさせる、彩り障子風の窓からはやさしい明かりが入り、部屋全体を包み込んでくれます。

「蔵王国際ホテル」には、自慢の源泉掛け流し100%の天然温泉「八右衛門の湯」があります。マルタの梁むき出しの構造で、天井までは6.5メートルの高さがあり、開放感たっぷりの中、温泉に浸かれます。硫黄の香りと木の温もりに包まれて、ゆっくりとリラックスできるでしょう。

石造りの露天風呂では、温度の違う2種類の湯船を楽しめます。姉妹館2館の「湯巡り」が無料で、チェックイン前後でも入浴可能です。天然温泉を独り占めできる3種の貸切露天風呂は、それぞれ効能や眺望が異なり、家族やカップルで至高のひとときを過ごせます。貸切露天風呂は45分の有料制です。

南向きでしっかり日の入る客室が多く、大きな窓から蔵王の風景やロープウェイを一望できる部屋もあります。朝食は、宿泊状況に応じて和定食もしくはバイキング形式で、夕食は山形牛と山形県産米「つや姫」を用意。四季に合わせた会席料理は、ホテルオリジナルの冷酒「八右衛門」をあわせてご賞味ください。

「蔵王・和歌の宿 わかまつや」は、蔵王温泉の高台に佇む、山形の歌聖・斎藤茂吉ゆかりの旅館。24時間入浴可能な大浴場と露天風呂、貸切家族風呂で自家源泉100%かけ流しの湯を楽しめるのがポイントです。客室は、和室・和洋室から好みに合わせて選べ、和洋スイートからは温泉街や瀧山の絶景を一望できます。

朝食は和定食で、夕食は山形牛や地元で取れた旬の食材を使ったプランが用意されています。館内では、彩り豊かな浴衣が数十種類用意されていたり、斎藤茂吉にまつわる品々が展示されていたりするので、温泉以外の楽しみが充実しているのも魅力です。

「五感の湯つるや」の温泉施設はすべて、強酸性硫黄泉の自噴自家源泉100％掛け流しです。24時間入浴できる（清掃時間を除く）大浴場・露天風呂と4つの趣の異なる有料貸切風呂が自慢の温泉宿です。2022年にリニューアルされた和モダンツインの客室には、JR東日本がクルーズトレイン「四季島」の客室に採用した、最高級のフランスベッド製マットレスが用意されています。また、可動式の障子建具が和のテイストを演出し、自由に部屋のレイアウトや雰囲気を変えられるのも魅力の1つです。

食事は、山形産の食材にこだわった郷土料理を味わえます。プランによっては、蔵王牛をすき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキから好きな食べ方で楽しめます。さらに、素泊まりプランも用意されているので、目的に応じてお選びください。

「名湯リゾート ルーセントタカミヤ」は蔵王温泉の中心に位置する、各観光地へアクセス良好な好立地の温泉宿です。目の前の蔵王中央ロープウェイを使えば、中森ゲレンデまで徒歩1分で行くことができます。「天然の美容液」と呼ばれる温泉は、強酸性として有名な蔵王温泉のなかでも、いちばんの強酸性で、高い美肌効果があります。温泉街の共同浴場や高見屋グループのホテルの温泉に入浴無料なのも魅力です。

客室は、蔵王の山々が一望できる「マウンテンビュー和室」や、1階にベッドルーム・2階に和室が設けられ、別荘感覚で過ごせる「メゾネットジュニアスイート」など、さまざまなスタイルを選べます。朝食は山形の郷土料理を楽しめる和洋バイキングまたは和定食で、夕食はプランに応じて山形牛の陶板焼きや蔵王牛のシチューを堪能できます。蔵王の観光スポット巡りも充実させたい方におすすめです。

「蔵王温泉 名湯舎 創」は、あたたかな木造りの雰囲気を感じながら上質な源泉掛け流しの温泉を楽しめる温泉宿です。岩をくり抜いた露天風呂や大浴場は24時間入れるのがポイントです。客室は和モダンを基調とし、広々とした空間で日々の疲れをしっかり取れるでしょう。

朝食は品数豊富なバイキングで、夕食ではプランによって蔵王牛や「米の娘ぶた」、蔵王名物のジンギスカンを味わえます。館内には、山形酒のミュージアムが併設され、蔵元の地酒を夕食と共に楽しめるのも魅力です。また、特典として温泉街の共同浴場や、高見屋グループのホテルの温泉に無料で入浴できます。

「JURIN」は、森に囲まれ、大自然の絶景や満天の星空を楽しめるのが特徴です。2022年11月に『木々と暮らす、薪火リゾート』としてリニューアルしました。薪火ラウンジや薪火グリルを体験でき、充実した時間を過ごせます。

食事は、薪火を使用した蔵王牛のグリルに、山形の味覚が並ぶハーフビュッフェがつきます。ほかにも「木々と遊ぶ」をコンセプトとしたさまざまなアクティビティがあり、温泉以外にもアクティブに観光を楽しみたい方におすすめです。

「ホテル松金屋アネックス」には、大自然に包まれた、100％天然掛け流しの強酸性硫黄泉を堪能できる檜の眺望風呂があります。また、弱アルカリミネラル人工泉の大浴場と露天風呂の浴槽もあるため、特有の硫黄臭が苦手な人でも楽しめるのが特徴です。客室は、和室・洋室・和洋室が用意されており、シーンや好みに合わせて選択できます。

食事は、山形で取れる山菜やきのこをはじめ、旬の食材を使った郷土料理や創作料理を味わえます。館内には、押絵が展示されているギャラリーやカラオケルームも併設されています。

「蔵王アストリアホテル」の魅力は、蔵王連峰を見渡せる絶景の露天風呂で100％源泉掛け流しの温泉を楽しめる点です。季節ごとに移り変わる美しい景色とともに、心地よい湯浴みをご体験ください。また、ホテルは山形蔵王温泉スキー場の横倉ゲレンデに直結しているため、冬にウィンタースポーツを楽しみたい方におすすめです。

客室で、四季折々の表情を見せる窓からの眺望や、朝日とともにさえずり始める野鳥たちの歌声を楽しめるのも、蔵王滞在の醍醐味です。心身の疲れを癒す快適なひとときを過ごせるでしょう。地揚食材を中心とした和食メニューは、料理長自ら食材を厳選し、旬の絶品料理を堪能できます。

蔵王温泉周辺には、和の雰囲気を楽しみながらリラックスできる、歴史ある温泉宿が多いのが特徴です。ほとんどの旅館やホテルには大浴場だけでなく貸切露天風呂があり、ゆっくり温泉を堪能したい方は充実した時間を過ごせるでしょう。

びゅうトラベルでは、蔵王温泉のおすすめ温泉宿と山形駅までの列車を簡単に検索・予約できる、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」をご用意しております。また、温泉特集ではこの記事で紹介しきれていないおすすめの温泉宿を掲載しています。検索結果画面では、各温泉宿のプラン詳細までチェックできるので、ぜひ一度ご覧ください。