冬の蔵王は、樹氷やスキー、温泉など魅力がいっぱいです。
ここでは、自然が作る神秘の芸術でもある樹氷、日本でも最大級の広さを誇る蔵王スキー場、蔵王温泉の楽しみ方をご紹介します。
極寒の地でいくつかの条件が加わってできる樹氷は、まさに大自然が作り上げる芸術です。
樹氷を楽しむ方法として、展望台から樹氷の森を眺める方法と、近くまで行って眺める方法があります。
一番のピークは樹氷がもっとも育つ2月で、夜にライトアップされた神秘的な姿には、その美しさに誰もが言葉を失います。冬に蔵王を訪れるのなら、ぜひ蔵王温泉に宿泊して樹氷をお楽しみください。
蔵王連峰は熊野岳、屛風岳(びょうぶだけ)、刈田岳(かつただけ)、杉ヶ峰でなりたつ宮城県と山形県を南北に分ける奥羽山脈のひとつで、過去に40数回の火山活動のある活火山です。山岳道路「蔵王エコーライン」でつながる蔵王五色岳の山頂にある火山湖「御釜(おかま)」では、天候などでエメラルドグリーンに色の変わる湖を見ることができます。
大自然が織りなす壮大な芸術を見るために、国内外から多くの観光客が蔵王を訪れます。
特に1月~2月は樹氷だけではなく、スキーを楽しむ方々に加えて温泉客も訪れるため、蔵王が一番にぎやかになるシーズンです。
蔵王の冬は寒さが厳しく、1~2月は平均気温がマイナス10度からマイナス15度の日が多くなり、風も強くなります。しかし、この厳しい環境が美しい樹氷を作るのです。
樹氷は、東北地方でも一部山域の亜高山地帯でしか見られないほど、特殊な条件が必要だといわれています。
その条件は、大きく分けると次の3つとなります。
1.一定方向から吹く強風で、多量の水滴と雪が運ばれること
2.氷や雪が付着しやすいアオモリトドマツなどの針葉樹があること
3.適度な量の積雪があること
こうした条件があるため、暖冬や雪が少ない年は樹氷が育たないことや、鑑賞できる時期が短縮されることもあります。
樹氷ができるまでには「着氷(ちゃくひょう)」「着雪(ちゃくせつ)」「焼結(しょうけつ)」の3つの過程があります。
1.着氷(11~12月)
雪雲が発生することで、その中の雲粒(うんりゅう、くもつぶ)がアオモリトドマツの枝や葉に付き、一瞬にして凍り付いて、しっぽのように伸びてくる
2.着雪(1月)
そのしっぽのようになった部分に雪が積もり更に大きく育っていく
3.焼結(2月)
氷点下が続くことで凍って固くなっていき、樹氷はどんどん大きく育っていく
3月になり雨が降り始めると気温が上昇して、樹氷はどんどん細くなり倒壊していきます。春一番が吹き始める頃には、樹氷はほとんど見られなくなります。
冬の蔵王は樹氷を楽しめる時期でもあります。特に2月は樹氷が一番きれいに育ちやすく、ロープウェイで展望台から全体を眺めることや、雪上車ナイトクルーザーで樹氷の近くまで行くツアーに参加して、間近で樹氷を楽しむことができます。
また、蔵王スキー場は5月のゴールデンウィークまで雪があるので、春スキーも楽しめます。春から秋にかけては、ロープウェイやスカイケーブルで高い所から蔵王の景色を眺めることができ、大自然に触れながらハイキングやトレッキングもおこなえます。蔵王はブナやナラの木が多いため、鮮やかな赤や黄色に染まった紅葉が見られるのも蔵王ならではの楽しみです。
蔵王で樹氷を見るには大きく分けると、ロープウェイで展望台まで行って樹氷を見渡す方法と、雪上車のナイトクルーザー号で近くまで行って見る方法があります。それぞれ見ていきましょう。
ロープウェイの終着駅「地蔵山頂駅」を降りてすぐに展望台があり、ここが一番の樹氷鑑賞エリアになります。
樹氷を見るのは、ライトアップされる17時~21時がおすすめです。標高1,661mの展望台から360度パノラマで見る樹氷の森は大迫力で、冷え込みの激しい日は夜空も美しく、イルミネーションと星空がコラボした風景は神秘的で別世界のように見えることでしょう。
ロープウェイ以外の方法では、雪上車のナイトクルーザー号で行く方法もありますが、この方法の場合はツアーに申し込むことになります。樹氷が見られる12月20日頃~3月初旬まで開催される「樹氷幻想回廊ツアー」では、暖房付きのナイトクルーザー号に乗ってライトアップされた樹氷を間近で鑑賞できる大好評のツアーです。
ツアーでは、まず蔵王山麓駅からロープウェイで樹氷高原駅まで行き、そこからナイトクルーザー号に乗り替えて樹氷観賞ポイント「山頂線4号支柱 上部」まで行きます。そこでは、5分間ほど下車して樹氷の鑑賞や写真撮影ができる時間がありますが、外はマイナス10度以下になることが予想されますので防寒は必須です。鑑賞が終わったら、またナイトクルーザー号で樹氷高原駅まで戻ります。
約60分間のツアーですが、雪上車でのドライブやライトアップされた樹氷を間近で見られるという、貴重な体験はなかなかできるものではありません。
冬の蔵王に行くなら、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
蔵王温泉は開湯から1900年という歴史ある温泉で、東北でも随一の強酸性であることから「美人づくりの湯」としても有名です。美肌効果や血行促進効果が期待できるため、温泉宿に宿泊しながら湯治をする人もいます。
蔵王温泉には、共同浴場や足湯など11の温泉施設があり、それぞれ特徴のある温泉を宿泊しなくても楽しむことができます。特に人気の温泉は、大自然に触れながら入れる渓流の「蔵王温泉大露天風呂」で、温泉特有の硫黄の香りがする100%源泉掛け流しの湯を楽しめます。
複数の温泉施設を利用したい場合、1,300円で販売されている「湯めぐりこけし」を購入すれば2つ以上の温泉を周遊できます。また、240円の追加料金で絵入れもできますので、蔵王旅行の記念に購入するのもおすすめです。
蔵王は新鮮な乳牛の産地でもあり、牛乳を使ったチーズやスイーツがおいしいと評判です。
また、蔵王のブランド牛である「蔵王爽清牛(ざおうそうせいぎゅう)」は、蔵王町産のエコフィードを食べている牛なので安全で、脂肪分も少ないこともありダイエット中の方でも安心して食べられます。
そのほかにも、蔵王には桃、ブルーベリー、梨、りんごなどの果樹園もたくさんあり、シーズンには直接取って食べられる果物狩りなども楽しめます。
ロープウェイの地蔵山頂駅で下車して100mほど歩くと「蔵王地蔵尊」があります。
37年という長い年月をかけて作られた高さ2.34mの座像で、造立後に山で遭難する人が減ったことにより、諸願成就や災難よけとして今でも人気のパワースポットになっています。
また、毎年5月24日と9月24日の祭礼には、全国から蔵王地蔵尊を参拝するために多くの人が訪れます。
冬の蔵王での、樹氷や温泉の楽しみ方などについてご紹介しました。
蔵王には観光からグルメ、スポーツまでさまざまな魅力があります。『びゅうトラベル』では、蔵王を存分に楽しめるプランを数多くご用意していますので、ぜひご活用ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
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