都会の喧騒の中で暮らしていると、「休みには自然豊かな場所でゆっくりと過ごしたい」と思うこともあります。特に首都圏で生活している方は、こうした思いを抱くことも多いでしょう。
日本全国には、観光地として有名なさまざまな場所があります。その中でも伊豆は、首都圏から行きやすく人気のエリアです。宿泊と日帰りのどちらでも楽しめるスポットがたくさんあります。そこで今回は、伊豆旅行の際にチェックしておきたい伊豆やその周辺のおすすめスポットについてご紹介します。
伊豆といってまず思い浮かぶのが、温泉です。伊豆半島はかつて火山島であったことから火山の影響を大きく受けていて、とても多くの温泉が湧き出ています。伊豆半島は熱海・伊東エリア、中伊豆エリア、東伊豆エリア、南伊豆エリア、西伊豆エリアと大きく5つに分けることができ、すべてのエリアで温泉を楽しむことができます。
伊豆の温泉の中でも特に有名なのが、中伊豆エリアにある修善寺温泉と湯ヶ島温泉です。
修善寺温泉は、古くからの温泉地である伊豆半島の中でも最も古い温泉です。温泉街の中心には修禅寺という寺院があり、弘法大師・空海が開いたとされています。修善寺温泉の開湯についても、「弘法大師が岩を独鈷で砕くと湯が湧き出した」という伝説が残されています。芥川龍之介や尾崎紅葉、泉鏡花、夏目漱石、川端康成といった多くの文豪が訪れ、修善寺温泉について語っています。
修善寺温泉を愛した文豪のひとりである川端康成と関係深いのが、湯ヶ島温泉です。川端康成の代表作のひとつである『伊豆の踊子』は伊豆を舞台とした作品であり、これを執筆したのが湯ヶ島温泉の旅館「湯本館」なのです。川端康成は長期にわたって湯ヶ島温泉に滞在し、伊豆の踊子を執筆しました。また、井上靖や若山牧水といった作家の著作の舞台にもなっています。
熱海・伊東エリアにある熱海温泉も、伊豆の有名な温泉です。日本三大温泉のひとつともいわれていて、江戸幕府の初代将軍である徳川家康が湯治のために訪れたという記録が残されています。明治以降には多くの文豪も訪れ、尾崎紅葉の『金色夜叉』の舞台となったことでも知られています。かつては新婚旅行や団体旅行の行き先として大いににぎわい、バブルの崩壊などによって一時は下降気味になるも、現在は温泉ブームを始めとしたさまざまな要因から再びリゾート地として注目されています。
上述したように、伊豆半島は火山活動の影響を大きく受けています。伊豆半島は本州では唯一、フィリピン海プレート上にあり、南洋にあった火山島や海底火山の集まりがプレートの北上によって現在の位置にまできたと考えられています。こうした火山活動や地殻変動による影響は温泉だけでなく、自然の景観にも大きく現れています。伊豆半島には、火山活動や地殻変動によって生まれた絶景が数多く存在しているのです。
西伊豆エリアにある堂ヶ島は、富士箱根伊豆国立公園に指定されている景勝地です。美しい海岸線が広がるその光景は、「伊豆の松島」とも呼ばれています。
堂ヶ島には、伝兵衛島、中ノ島、沖ノ瀬島、高島の4つの島からなる三四郎島があります。三四郎島という名前は、潮の干満や見る角度によって島が3つにも4つにも見えるということから付けられました。この三四郎島の大きな特徴は、トロンボというめずらしい現象です。トロンボは干潮時にのみ島と陸がつながる現象のことで、三四郎島では干潮時に伝兵衛島まで歩いて渡ることができます。
また、天然記念物である天窓洞も人気のスポットです。天窓洞は凝灰岩でできた天然の洞窟で、海水の浸食によって生まれました。内部には蜂の巣状のトンネルが広がっていて、遊覧船に乗って観賞することができます。この天窓洞の大きな特徴は、中心部にある天井が丸く抜け落ちたポイントです。丸穴からはまるで天窓のように光が差し込み、暗い洞窟を神秘的に照らし出します。
同じく富士箱根国立公園に指定されている城ヶ崎海岸も、火山の影響を強く受けています。城ヶ崎海岸は火山活動によって噴き出した溶岩が固まってできた海岸で、海の浸食によって現在の形になりました。柱状節理や溶岩トンネルなど、溶岩で作られた地形ならではの光景が見られます。また、城ヶ崎海岸は天城連山の側にあり、沖合に黒潮の分流が流れ込むといった環境から、常春ともいわれるほど温暖な気候となっています。そのため、植生自然度は最高位の10や9を示し、自然の美しい景観を作り出しています。
また、城ヶ崎海岸では「門脇吊橋」という吊橋も人気のスポットです。この吊橋は断崖絶壁の間、高さ23mの位置にかかっています。長さ48mの橋を渡っている間は、まるで空を歩いているかのような気分が味わえます。
伊豆といえばこれまでご紹介してきたように、温泉や自然といったイメージが強いもの。しかし、伊豆の魅力はそれだけではありません。伊豆は、動植物にふれあえるテーマパークも充実しているのです。
伊豆にある動植物園の中で最も有名なのが、伊豆シャボテン動物公園です。伊豆シャボテン動物公園は大室山の麓にある自然公園で、20万平方メートルという広大な敷地を誇ります。園内ではサボテンを中心とした世界中の多肉植物が育てられていて、その数は1,500種類にものぼります。
伊豆シャボテン動物公園では多くの動物ともふれあうことができ、中でも人気なのがカピバラです。シャボテン動物公園は日本で初めてカピバラ用の露天風呂を設置したテーマパークで、今ではカピバラ露天風呂は伊豆の冬の風物詩となっています。他にも放し飼いされているリスザルやクジャクなど、動物と近い距離でふれあうことができます。
動物とのふれあいに特化したテーマパークとしては、伊豆アニマルキングダムがあります。伊豆アニマルキングダムの大きな特徴は、自然のままに近い動物たちを間近で見ることができるウォーキングサファリです。ライオンやホワイトタイガーといった肉食の猛獣は檻に入っていますが、草食動物など多くの動物はほとんど放し飼い状態になっています。そのため、自然の中で暮らす動物たちの本来の姿を近い距離で見ることができるのです。
また、動物へのエサやり体験もできます。キリンやシマウマといった草食動物はもちろん、ホワイトタイガーやライオンといった猛獣にもエサをあげることができます。特にホワイトタイガーはアニマルキングダムの名物であり、人気があります。アルマジロやコアリクイ、ハリネズミといっためずらしい動物とふれあうことができる広場もあるため、普通の動物園とは一味違った体験ができます。
温泉あり、自然あり、テーマパークありと、伊豆は魅力がたくさん詰まったエリアです。首都圏からもそれほど遠くないため、日帰りでも気軽に楽しむことができます。どこに旅行に行こうか悩んでいるという方は、ぜひ伊豆旅行を検討してみてください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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