2011年3月5日に運転を開始したはやぶさは、当時の最新技術と希望が詰め込まれた列車です。その風格は今も色褪せることなく、東北や東日本を訪れる多くの旅行客から愛され続けています。
今回は、東北新幹線E5系「はやぶさ」の特徴や、乗車前に知っておきたい座席・設備や停車駅についてご紹介します。
洗練されたグリーンのフォルムと速度が自慢の東北新幹線E5系「はやぶさ」は、東京~新青森駅間において、最短2時間59分(※)のアクセスを実現します。まずは、はやぶさの特徴や車内の設備についてご紹介します。
※所要時間は上記区間の最速到達時分です。
はやぶさは、東北新幹線全線開業(2010年12月4日)からわずか3ヵ月後の、2011年3月5日にデビューした10両編成の列車です。鮮やかなグリーンのボディと突出した頭部のロングノーズが特徴的で、デビュー当時は優れた走行性能(国内営業最高速度300km/h)と環境性能を備えていること、業界初のグランクラスが導入されたことで全国から注目を集めました。
インテリアデザインは、「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」という3つのキーワードのもと、「Exclusive Dream-特別な旅のひとときをあなたに」をコンセプトに掲げて設計されています。
はやぶさの座席は車両により普通車、グリーン車、グランクラスに分かれます。各座席の特徴について見ていきましょう。
※代表的な設備配置、座席配置となります。列車によって異なる場合があります。
※列車によって、指定席・自由席の号車番号が変更になる場合があります。
1号車から8号車は普通車となります。座席は各列とも通路を挟んで3人掛け(A~C)と2人掛け(D~E)に分かれ(※)、車内は暖色の照明とグレーやブラウンを基調としたデザインが落ち着いた雰囲気を演出しています。
ピロー付きのシートはリクライニング可能で、飲食には備え付けのテーブルやカップホルダーを使用できます。また、5号車には車いす対応座席が設けられています。
※1号車6列目、5号車12列目は通路を挟んで2人掛けが並び(AB、DE)、2号車、4号車、6号車、8号車の1列目は3人掛け(A~C)のみとなります。
9号車はグリーン車となります。シンプルなベージュのシートと木目調の壁面が高級感を高めています。座席は通路を挟んで2人掛け(AB、CD)で、最後尾のみ2人掛けと1人掛け(AB、C)で、車いす対応座席が設けられています。
各シートはゆったりとしたスペースが確保され、電動フットレストやインアームテーブル、コンセントなど機能性も充実。手元の操作でON/OFFできるヘッドレストの読書灯は、夜間やトンネル走行時に活用できます。
10号車はグランクラスとなります。新幹線のファーストクラスともいえるグランクラスは、通路を挟んで1人掛けと2人掛け(A、BC)の座席配置で、各席とも十分なスペースが確保されています。高級感ある車内は本革が採用されたシートと赤い絨毯が特徴的で、明るくラグジュアリーな空間となっています。
また、各シートはリクライニング時に後席スペースを圧迫しないシェル型シートが採用されています。これにより、高いプライベート空間で快適な旅を楽しめるでしょう。
落ち着いた雰囲気の車内には豊富な設備が整えられています。はやぶさの基本の車内設備について見ていきましょう。
車いす対応座席が設けられた5号車(普通車)と9号車(グリーン車)には、車いす対応トイレが設置されています。
丸みを帯びたスライド式の大きな扉は車いすの方でもスムーズに出入りでき、トイレ内は十分な横幅が確保されており、幅広の洗面台は通路に直面しているため車いすの方でも利用しやすいなど、車内のいたるところにバリアフリー設計が取り入れられています。
普通車の5号車には、身体の不自由な方や乳幼児連れの親子が使用できる多目的室があります。
多目的室にはシート型ベッドが設置され、車内で行うことが難しい行為(着替えや授乳など)を、人目を気にすることなく行えます。
多目的室を利用するには車掌への相談が必要です。多目的室が空いていれば、身体の不自由な方から優先的に使用可能です。
普通車の1号車、3号車、7号車には、女性専用サニタリー空間が設けられています。
通常、別体となっているトイレ空間と洗面台が一体型になることで、女性客の方の利便性が向上しました。また、男性が利用するトイレに抵抗がある女性も、安心して利用できます。
普通車の2号車、4号車、6号車、8号車、グリーン車の9号車には、スーツケースやスノーボードなどの大型な手荷物を収納できる荷物置場が設けられています。これにより、足元や荷物棚に収まらないような大型荷物を持った旅行でも、安心して新幹線を利用できるでしょう。
ボディ上部の鮮やかな「ときわグリーン」と下部の「飛雲ホワイト」を両断するように貫かれた「つつじピンク」のラインは、はやぶさの先進性や自慢のスピードを表現しています。
E5系をベースに製作された北海道新幹線H5系では、E5系はやぶさのカラーリングやフォルムを引き継いだデザインが採用されました。
東北新幹線E5系とは、運転の高速化と環境性の向上を目指して開発されたE2系の後継車両です。東北新幹線には、E6系、E5系、E3系、E2系の異なる車両がありますが、デビュー当時の最高速度300km/hを誇ったE5系はやぶさは、後に最高速度320km/hを記録し、国内最速の新幹線として知られるようになりました。
また、特徴的なロングノーズのフォルムは運転時の騒音の軽減に貢献し、快適性向上のために横揺れを軽減させるフルアクティブサスペンションや車体傾斜装置が備えられています。
2019年4月1日時点におけるE5系の車両数は430両で、その優れた走行性能から、海外の高速鉄道にもE5系タイプの車両が導入される見通しです。
以下では、東北新幹線E5系「はやぶさ」の停車駅についてご紹介します。
東北新幹線E5系「はやぶさ」は東京~新青森を繋ぐ新幹線ですが、停車駅は以下のとおりです。
駅名 | はやぶさの停車駅 |
---|---|
東京 | ○ |
上野 | ○ |
大宮 | ○ |
小山 | |
宇都宮 | |
那須塩原 | |
新白河 | |
郡山 | |
福島 | |
白石蔵王 | |
仙台 | ○ |
古川 | ● |
くりこま高原 | ● |
一ノ関 | ● |
水沢江刺 | ● |
北上 | ● |
新花巻 | ● |
盛岡 | ○ |
いわて沼宮内 | ○ |
二戸 | ○ |
八戸 | ○ |
七戸十和田 | ○ |
新青森 | ○ |
●:一部の列車のみが停車
東北新幹線E5系「はやぶさ」は、仙台以北ではほとんどの駅に停車します。東北新幹線を利用して東日本の旅行を楽しむ際は、停車駅の中から気になるお土産やスポットをチェックしてみましょう。
東北新幹線E5系「はやぶさ」のルートは、東京から埼玉、栃木、福島、宮城、岩手を抜け、青森に続くルートで、総運転距離は713.7kmです。青森以北のルート(新青森~新函館北斗)は、北海道新幹線の営業区間となります。
東北新幹線E5系「はやぶさ」の他の列車種別には、同様の駅に停車する「はやて」のほか、運行区間が盛岡までとなる「やまびこ」、郡山までとなる「なすの」があります。いずれの列車もE5系であれば基本的な特徴や設備は変わりませんが、同じ名称の列車は東北新幹線の他系にも存在するため、混同しないよう注意しましょう。
はやてはE5系、E2系に、やまびことなすのはE6系、E5系、E3系、E2系にも存在します。
東北新幹線は、JR東日本管内の新幹線において、最も長い距離を運行する新幹線です。中でもE5系はやぶさは東京から出発して北は青森まで、幅広い地域へすばやいアクセスが可能。2011年のデビューから今日まで多くの旅行客に愛され続けています。
東日本への旅行なら風のように疾走するE5系はやぶさを利用して、快適な列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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