1997年開業の秋田新幹線「こまち」は、初代の姿を一新し、現在は2代目E6系「こまち」として鮮やかな赤いロングノーズで知られています。20年以上に渡って東北の高速鉄道を支え、東京~秋田間では最速3時間37分の高速アクセスを実現します。
今回は、秋田新幹線E6系「こまち」の特徴や、停車駅と料金についてご紹介します。
JR東日本管内には、E7系、E6系、E5系、E3系、E2系と異なる新幹線があります。E6系に属する秋田新幹線E6系「こまち」とは、どのような列車なのでしょうか。
秋田新幹線E6系「こまち」は、盛岡駅から在来線の田沢湖線と奥羽本線に乗り換えなしで運転する、新在直通運転の列車です。2013年にはE5系に続いて新幹線の高速化が進み、秋田新幹線E6系「こまち」として同年3月16日より営業が開始されました。
車両にはE5系と同様に、以下のような当時の最新技術が採用されています。
ロングノーズ先頭形状:トンネル運転時の微気圧波を低減させ、騒音を低減
低騒音型パンタグラフ・パンタグラフ遮音板:騒音の発生を抑制・低減
フルアクティブサスペンション:カーブ運転時などに左右の揺れを低減させて乗り心地を追求
車体傾斜装置:カーブ運転時などに車体の傾斜を低減させて乗り心地を追求
これにより、優れた高速性と安定性が実現した秋田新幹線E6系「こまち」は、2014年には全車両がE6系に統一されました。東京~秋田を最速3時間37分で結ぶ利便性の高さに注目が集まり、東日本を訪れる多くの旅行客から親しまれています。
7両編成(11号車~17号車)で全車指定席の秋田新幹線E6系「こまち」には、普通車とグリーン車があります。
※代表的な設備配置、座席配置となります。列車によって異なる場合があります。
※列車によって、指定席・自由席の号車番号が変更になる場合があります。
12号車~17号車の6車両は普通車となります。明るく清潔感のある車内は通路を挟んで2人掛けシートが並ぶ4列仕様で、13号車、14号車、15号車、17号車には荷物置場が設けられています。
11号車はグリーン車となります。荷物置場スペースや車いす対応座席を除く各座席は通路を挟んで2人掛けシートが並ぶ4列仕様。フットレストが採用されたシートは前方にゆとりがあり、各座席にゆったりとしたスペースが確保されています。
秋田新幹線E6系「こまち」には、12号車に車いす対応トイレが設置されています。車いす対応座席は11号車、12号車に設けられているため、車いす利用の方でも安心して乗車可能です。
また、12号車、13号車、14号車、16号車に男性用トイレが、13号車、14号車、16号車に男女兼用トイレが設けられています。女性の場合、11号車、12号車からトイレまでやや距離があるため、長距離乗車の際は指定する座席に注意しましょう。
こども連れで重宝するベビーベッドは、12号車、13号車、14号車、16号車に設置されています。授乳や着替えの必要がある場合、多目的室と乗務員室のある12号車付近を指定するのがおすすめです。身体の不自由な方や車いす利用の方も、12号車付近なら緊急時に役立つ設備が揃っているため、安心して乗車できるでしょう。
スーツケースやスキー板など大型の荷物がある場合は、前述のとおり、荷物置場が設けられたグリーン車の11号車か、普通車の13号車、14号車、15号車、17号車を指定するのがおすすめです。
ちなみに、12号車に設置された電話は在来線区間では使用できません。新幹線に設置の電話を使用する可能性がある方は、使用のタイミングに注意してください。
外観デザインには、「竿燈まつり提灯」や「なまはげ」をイメージした真っ赤な「茜色」が、ノーズ部から車体上部にかけて取り入れられています。
また、東北新幹線E5系との協調を示す飛雲ホワイトやアローシルバーのカラーリングは、秋田の雪景色や伝統工芸の銀線細工をイメージし、気品と大胆さを表現しています。
車内のインテリアデザインは、「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」という3つのキーワードを軸に、秋田の大自然を表現しています。
普通車では豊富に実った稲穂をイメージして黄金色のシートを採用し、通路には田園のあぜ道をイメージしたアースカラーを採用。
グリーン車では、通路や壁に楢岡焼きの釉薬「海鼠釉(なまこゆう)」をイメージした深みあるブルーを採用し、シートには川連漆器(かわつらしっき)の漆の茶色を採用しました。
静かに佇むように落ち着いた車内デザインは日本伝統の美しさを表現し、快適な東北の旅を支えています。
秋田県雄勝町。小野の里に生まれたと語り継がれる小野小町は、秋田県を代表する平安時代の歌人です。小野小町が由来となった秋田新幹線E6系「こまち」には、シンボルマークとして、小野小町をイメージした女性のシルエットが取り入れられています。
秋田の伝統をイメージした真っ赤なカラーリングと、E5系をイメージさせるロングノーズのフォルムが特徴的な秋田新幹線E6系「こまち」。E5系との連結で新幹線区間(東北新幹線ルート)を運転する際は、国内最速の320km/hを誇ります。
こまちの現在の車両数は168両で、E6系には「こまち」のほか、「やまびこ」、「なすの」があります(秋田新幹線単体では「こまち」のみ)。
また、上り(東京方面)では先頭車両が11号車、下りでは先頭車両が17号車となるほか、大曲~秋田間においても上り・下り逆向きの運転となります。
以下では、秋田新幹線E6系「こまち」の停車駅についてご紹介します。
東京~秋田をつなぐ秋田新幹線E6系「こまち」の停車駅は、以下のとおりです。
駅名 | 秋田新幹線E6系「こまち」の停車駅 |
---|---|
東京 | ○ |
上野 | ○ |
仙台 | ○ |
古川 | ○ |
くりこま高原 | ● |
一ノ関 | ● |
水沢江刺 | ● |
北上 | ● |
新花巻 | ● |
盛岡 | ○ |
雫石 | ● |
田沢湖 | ○ |
角館 | ○ |
大曲 | ○ |
秋田 | ○ |
●:一部の列車のみが停車
秋田新幹線E6系「こまち」の一部の列車は、くりこま高原~新花巻間、雫石に停車します。宮城県から岩手県にかけての駅で降車したい場合、停車駅に含まれているか事前に確認しておくことが大切です。
秋田新幹線E6系「こまち」は東京2駅、宮城県2駅、岩手県7駅、秋田県4駅のルート(総距離662.6km)を運行します。東北新幹線とは異なるルートとなるため、行き先に応じた列車を選びましょう。
東北新幹線E5系の技術を受け継ぐ秋田新幹線E6系「こまち」は、目にも鮮やかな赤色と見事な連結が特徴的な新幹線です。
東京~秋田間の限られた区間でしか見ることのできない列車なので、東日本を旅する際は主要駅で秋田新幹線E6系「こまち」の発着を写真に撮ってみるのもおすすめです。
秋田県方面への旅行なら、乗り換えなしで早いアクセスが可能な秋田新幹線E6系「こまち」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
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・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
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