厳選！山梨を存分に楽しめる観光スポット

本州ほぼ中央に位置し、富士山をはじめとする高山に囲まれる山梨県。八ヶ岳や南アルプスの麓で盆地地帯が広がる山梨県には、河川や湖など豊かな自然が多く残されています。

今回は、山梨県に行ったら訪れたい、人気の観光スポットをご紹介します。

山梨県中部、南都留郡に位置する河口湖は、「本栖湖」「精進湖」「西湖」「山中湖」「河口湖」からなる富士五湖のひとつ。

湖畔からは眼前にそびえる富士山を眺められ、人気の富士見スポットとしても知られます。毎年1月には「河口湖冬花火」を開催し、他県からも多くの観光客が訪れています。

夏季には、河口湖八木崎公園や大石公園をはじめ、全域で行われる一大イベント「河口湖ハーブフェスティバル」が開催されるなど、1年通して豊富なイベントを楽しめる点が魅力です。

「河口湖オルゴールの森美術館」では、タイタニック号に搭載される予定だった自動演奏楽器「世界最大のダンスオルガン」など、様々な音色と演奏を堪能できます。絵本から出てきたような「小さな教会」もあり、家族はもちろんカップルでも楽しめるでしょう。

河口湖へのアクセスは、東京方面から列車で約2時間30分。ボートなどのアクティビティを満喫する、富士五湖の周辺施設をめぐるなど、様々な楽しみ方ができますが、いずれも都心からは日帰りすることも可能です。

山梨県内の観光スポットを幅広くまわる場合は、1泊以上のスケジュールを立てることがおすすめです。

山梨県中部、南都留郡に位置する山名湖は、標高約1,000mに位置し、富士山にもっとも近い富士五湖として知られています。湖面積は6.57平方キロメートルを誇り、富士五湖のなかで最も大きく、水深は富士五湖の中で最も浅い13.3m前後です。

周辺にはキャンプ場や公園、文学館や神社などの観光スポットが豊富です。山中湖のゆったりとした風景に癒されながら、徒歩やサイクリングで湖畔を散策してみてはいかがでしょうか。

こどもと楽しむアクティビティなら、水陸両用バスの「KABA」がおすすめです。山中湖旭日丘の森の駅から乗車できるKABAバスでは、アテンダントの楽しいトークと山中湖の水上散策が可能。乗車前は記念撮影のサービスもあります。

山中湖周辺の散策がメインなら、富士吉田・忍野八海・山中湖をめぐる山中湖周遊バス（ふじっ湖号）を利用すると、山中湖周辺の観光スポットを効率よく回れます。

1964年開業の「富士ラマパーク」改め、1969年にグランドオープンを果たした「富士急ハイランド」。開業以降、“世界一”にこだわって開発されてきた絶景＆絶叫アトラクションの数々は、他の遊園地に類を見ない設計で多くのギネス記録を更新しています。

1998年には世界初となる「きかんしゃトーマス」の屋外型テーマパークを、2013年には同じく世界初となる「リサとガスパール」をモチーフにしたテーマパークをオープンし、全国から注目を集めました。

富士山を臨みながら楽しめる絶景アトラクションのほか、富士急ハイランドでは「空中大サーカス」などのイベントやスケートなどのアクティビティも楽しめます。

料金は、入園料無料で各アトラクションのチケットが必要となります。

アトラクション1回あたりの料金は1,500～2,000円のため、アトラクションを思う存分楽しむなら定額のフリーパスを購入するのがおすすめ。

富士急ハイランドへのアクセスは、東京駅から列車で約2時間です。河口湖や浅間神社など周辺の観光スポットにも立ち寄りたい場合、1泊以上の旅行がおすすめです。

山梨県南東部、富士山麓の富士吉田市に位置する浅間神社（北口本宮冨士浅間神社）は、全国でも深い信仰のある浅間大神を祀る由緒ある神社です。

西暦110年から続く浅間神社は、平安時代に入ると山岳信仰による登拝のため、多くの登山者が訪れるようになりました。

社殿は、1561年（永禄4年）に武田信玄が再建した「東宮本殿」、1594年（文禄3年）に浅野氏重が造営した「西宮本殿」、1615年（元和元年）に鳥居土佐守成次が創建した現在の本殿に分かれ、いずれも国の重要文化財に指定されています。

また、山梨県ほぼ中央、笛吹市に位置する山宮神社（甲斐一宮浅間神社摂社）は、浅間神社の元宮です。山宮神社本宮の裏には、1つの根から2本の幹を伸ばす通称「夫婦杉」があります。

夫婦杉は樹高37m、根回り11.05mにもおよぶ大樹で、樹齢は200年を超えるともいわれています。この御神木になる実を食べると子宝に恵まれるという言い伝えもあり、全国から多くの参拝者が訪れる人気の観光スポットです。

このほか、同社にはお参りによる御利益があると伝わる十二支の石像があります。その年の干支や自分の干支にお参りし、先にある成就岩に願いを込めると、願いが叶うと言い伝えられています。

浅間神社へのお参りをする際は目的の神社を間違えないようご注意ください。浅間神社（北口本宮富士浅間神社）は富士吉田方面、山宮神社は笛吹方面です。

山梨県甲府市北部に位置する昇仙峡は、国の特別名勝地に指定される観光名所。「日本一の渓谷美」と称され、清流のせせらぎと調和する四季折々の景色を堪能できます。

昇仙峡では遊歩道が整備され、A～Eの5つの散策コースが設けられています。観光の時間やお目当ての名所に合わせたコースを散策してみましょう。

昇仙峡を訪れたら立ち寄りたい名所には、全国観光地百選で渓谷の部門1位、平成百景2位に選出された主峰「覚円峰（かくえんぼう）」や、山梨県で人気の景勝地「仙娥滝（せんがたき）」、巨大な花崗岩のアーチをくぐれる「石門」があります。

眼前に広がる大自然と渓谷美を堪能して、非日常的な時間を楽しみましょう。

山梨県笛吹市に位置するモンデ酒造山梨は、ワインを中心とした洋酒製造を行うワイナリーです。こだわりのワインを数多く手掛けるモンデ酒造山梨では、事前予約で工場見学が可能。工場ではワインの製造過程をガラス越しに見学でき、試飲ホールの売店ではワインや清涼飲料水など10種類以上の無料試飲も行っています。

毎日飲んでも重たさを感じない”母親が作る優しい料理”のようなワインを手掛け、なかでも「甲州」と「ベリーA」はハウスワインにもおすすめのテイストです。

自動車で行く旅行では試飲ができないため行き先から酒造が外れてしまうことも多いですが、列車の旅ならお酒好きの方も満足できること間違いありません。

山梨県は富士山麓をはじめ、由緒ある寺社や自然豊かな渓谷が見られるエリアです。都心からのアクセスが容易で日帰りでも充実した旅行を楽しめるので、手軽に非日常的な旅行をしたい方におすすめです。

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