魅力満載の新潟観光！おすすめスポットは？

日本海に面し、山間や高原、島部（佐渡島）など、特徴の異なるエリアからなる新潟県。豊かな気候とその風土から、グルメや温泉、絶景など自然が生むたくさんの”幸”があります。

今回は、新潟観光で訪れたい、おすすめのスポットをご紹介します。

新潟県中部、長岡市に位置する寺泊魚の市場は、「魚のアメ横」とも呼ばれ、全国から観光客が足を運んでいます。

地元の魚をはじめとし、他県の新鮮な海産物も手に取れる豊富な品揃えが魅力です。また、年中無休で8時30分～17時まで営業しているため、季節や曜日を問わず立ち寄れるのも嬉しいポイント。

長岡市寺泊総合観光案内所では、宿泊や寺泊の観光スポットも紹介してもらえるため、目的地の変更などがしやすく便利です。

寺泊魚の市場へのアクセスは、東京方面から列車で約1時間40分です。東京駅から長岡駅まで直通なので、のんびりできる旅をしたい方におすすめです。冬季は一大イベントの「国営越後丘陵公園ウィンターイルミネーション」も行われるため、スケジュールに組み込むと旅行が充実します。

新潟駅から山形県酒田駅を行き来する列車「海里」。車窓風景を眺めながら本格的な料理を楽しめる新観光列車として人気を集めています。海里のコンセプトである「新潟の食」「庄内の食」を堪能すべく、旅行シーズンには予約が絶えないことも。

提供されるメニューは列車により異なり、新潟発（下り）では四季の日本料理を、酒田発（上り）では四季のイタリアンを楽しめます。

道中では美しい日本海の景色を眺められます。村上市に入ると無数の奇岩が現れる「笹川流れ」は、海里乗車中に見逃せない絶景ポイントのひとつ。季節によって表情を変える、息を飲むような光景を堪能しましょう。

海里へ乗車できる新潟駅へのアクセスは、東京方面から列車で約2時間です。海里乗車の前後にスケジュールを空けておけば、新潟の特産物を見つけたり、市街を散策したりと楽しみ方が広がります。

新潟県南部、十日町市に位置する星峠の棚田は、「にほんの里100選」に選ばれた神秘的な景観の棚田です。新潟県は国内指折りの米の産地として知られ、水田も多く存在していますが、田んぼに水を張る時期にはその美しい「水鏡」を一目見ようと多くの写真家も訪れるほど。

星峠の棚田は春夏秋冬で異なる表情を見せ、夏季には青々しい緑一面を、冬季には白銀の雪景色を一望できます。早朝には「雲海」を見られることもあり、ファンタジックで美しい世界を堪能できます。

星峠の棚田へは、東京方面から列車の場合、越後湯沢駅を経由するため、越後湯沢周辺のグルメやアクティビティを旅のプランに加えてみるのもおすすめです。

新潟県南部、魚沼市に位置する枝折峠は、新潟屈指の絶景スポットとして人気です。夏から秋の早朝に多く出現する「滝雲」は、大量の雲が雲海となって山間から溢れ、山肌に沿って滝のように流れ落ちる幻想的な光景をいいます。

発生期間が限られ、気象条件によっては見られない日もあることから、新潟観光で目にすることができたらまさに幸運。滝雲が発生する時間帯は日の出直後の早朝がほとんどなので、滝雲を見る旅行なら現地のホテルに宿泊しておくことがおすすめです。

新潟県南部、十日町市に位置する清津峡は、自然の神秘が垣間見える渓谷です。黒部峡谷（富山県）・大杉谷（三重県）とともに日本三大峡谷のひとつとして知られています。今から遡ること数百年、海底の隆起によりできた山地が清津川によって浸食されることで谷（清津峡）となり、現在の姿となりました。

四角形や六角形からなる特徴的な岩肌は「柱状節理」と呼ばれ、海底から吹き出したマグマが冷えて固まることで形成されています。

川底が鮮やかなエメラルドグリーンとなっているのは、今からおよそ1,600万年前の噴火で形成された緑色凝灰岩（グリーンタフ）が見えるためです。自然が生んだこれらの渓谷美や地形は、1941年（昭和16年）に国の名勝天然記念物に指定されました。

周辺では全長750mの清津峡渓谷トンネルを見学でき、トンネルの終点（パノラマステーション）では眼前の景色を水鏡に反転させたダイナミックな渓谷美を一望できます。

清津峡へのアクセスは、東京方面から列車で約2時間15分です。新幹線「越後湯沢駅」まで直通なので、車窓から見える絶景を撮影する、駅弁を楽しむなど、移動中の楽しみ方も旅行プランに加えておきましょう。

新潟県南部、中魚沼郡に位置する龍ヶ窪の池は、1日に43,000トンもの水が湧き続け、いつでも池の水が澄み渡っていることから「濁らない池」と呼ばれるようになりました。この膨大な湧出量は、1日で池の水をすべて入れ替えてしまうほど。

河川がないこの地域では龍ヶ窪の池をはじめとする湧水群が唯一の水資源で、生活水や飲み水などの大部分に湧水が利用されています。池のほとりには自由に利用できる水汲み場が設けられ、飲み水としても人気です。

そんな龍ヶ窪の池は1974年に県指定の自然環境保全地域に、1985年に環境省の「全国名水百選」に選出されました。

周辺の森林では野鳥や黒サンショウウオなど種類豊富な動植物が見られ、大自然を肌で実感できるスポットとしても人気が高まっています。

龍ヶ窪の池へのアクセスは、東京方面から列車であれば「越後湯沢駅」や「十日町駅」を経由し「津南駅」まで行くため、余裕を持ったスケジュールなら温泉に立ち寄ることも可能です。

新潟県南部、南魚沼郡に位置する越後湯沢温泉は、かつて湯治場として愛された900年以上の歴史を持つ名湯。泉質は単純温泉で、神経痛、リウマチ、筋肉痛などに良いと言われています。

また新潟には、十日町市松之山に位置し、美肌に良いとされる松之山温泉や、魚沼市に位置し、子宝の湯として知られる栃尾又温泉（とちおまたおんせん）など、源泉の異なる多くの温泉郷があります。

自然探訪やアクティビティで疲れた体を癒すのはもちろん、温泉好きなら温泉地をめぐって贅沢にはしご湯をしてみてはいかがでしょうか。

越後湯沢温泉へのアクセスは、東京方面から列車で約1時間20分。越後湯沢駅下車後、改札を出て越後湯沢温泉地区へ到着します（徒歩約1分）。都心から新幹線1本で簡単にアクセスできるので、手軽なリフレッシュ旅行にもおすすめです。

新潟県は、グルメや絶景、温泉街などたくさんの見どころがあるので、一度に新潟観光を満喫するなら2泊以上の旅行がおすすめです。日帰り～1泊で充実した旅行にするなら旅行のコンセプトを決めて、訪れたい観光スポットをいくつかピックアップしてみましょう。

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