列車と聞くと“移動手段”をイメージする方もいるかもしれませんが、観光列車は移動だけでなく“乗ること”自体に多くの魅力が詰まっています。今回は、優雅なひとときを楽しめる列車の旅について、その魅力を余すことなくお伝えします。
必需品や持っていると便利な持ち物、おすすめの観光列車についてもご紹介しているので、ぜひ次の旅の候補に加えてみてください。
列車の旅は特定の目的地へ行くことよりも、“観光列車でしかできないこと”を楽しむのが大きな目的。
列車に揺られて過ごすひとときは、何をするでもなくゆっくり羽を伸ばすことができる時間です。楽しみ方は十人十色なので、以下を参考に自分だけの楽しみ方を見つけてみましょう。
観光列車は景観に優れた絶景地を走るコースが豊富です。大自然や街並みが織りなす車窓からの景色は、車や徒歩では到底目にできないものばかりです。季節により移ろいゆく様や、トンネルを抜けた際の大パノラマなどを目にできるのも、観光列車ならではの魅力です。
車内での食事を楽しむことをメインとした観光列車もあります。提供される料理は一流シェフによる本格グルメや地元食材を使った郷土料理などさまざまです。
車窓からの景色と美味しい食事で、贅沢なひとときを味わえます。
観光列車は内装も凝ったものが多く、目的地に着くまでゆったりと座って過ごせるので、列車の中に居ながら非日常的な旅行感を得られます。
観光列車の旅というと、「宿泊込みの長旅になるのでは?」と思う人も多いのかもしれません。観光列車の旅には、当日中に出発駅に戻ってこられる日帰りプランもあります。
列車の日帰りプランは渋滞に巻き込まれる心配もないため、指定時刻通りのスケジュールで行動できます。気軽に旅行を楽しめるので、初めての列車の旅にもおすすめです。
列車の旅では、「いつもは運転役でお酒が飲めない!」という方もお酒を堪能できます。素晴らしい景色ときれいな内装、美味しいお料理といただくアルコールの数々は、お酒好きにはたまりません。観光列車には、バーカウンターが設置されている車両もあります。
ただし、降車後にレンタカーや自家用車の運転を控えている場合、飲酒は控えましょう。
次に、列車の旅の必需品と、持っていると便利なグッズについてご紹介します。憧れいっぱいの列車の旅は、バッグに荷物を詰めていくときからワクワクの始まりです。
列車の旅の必需品には以下のようなものがあります。
本人確認できるものは、万が一アクシデントがあった際などに必要。もしも病院にかかるようなことがあっても、健康保険証を持っていれば安心です。
レンタカーを借りる場合は運転免許証が必要となるため必ず携帯しましょう。
列車の乗り降りや車内での移動がある列車の旅では、持ち運びやすく両手を塞がないリュックサックがおすすめ。
乗車券やスマートフォンの画面を提示する際も、両手が空いているとスムーズです。
1泊以上の宿泊を控えているなら、着替えや替えの下着を用意しておくと道中を快適に過ごせます。観光やアクティビティなどの予定を挟んでいる場合も着替えがあると安心ですね。
かさばりやすいボトムは1着で着回し、かさばらないインナーの替えを持っていくなど、できるだけ荷物を増やさない工夫をしてみましょう。
列車内の冷房が効きすぎている際などに重宝します。就寝時は肩や足元にかければ冷え対策に。丸めてイスと首、腰などの間に挟むと、クッションとしても活用できます。
列車の旅では車窓風景をスマートフォンで撮影・録画する方も多いでしょう。別途カメラを持参しない場合などは、旅先で充電切れとなってしまわないようモバイルバッテリーと充電ケーブルを持っていくのがおすすめです。
乗車する列車や日程によっては、以下のグッズがあると重宝します。
宿泊も兼ねている場合、慣れない環境での就寝に不安があればアイマスクを持参しましょう。リラックスできるホットマスクなら旅の疲れも癒やせます。
ひとり旅などで周囲の話し声が気になる方、就寝時に物音をシャットアウトしたい方は耳栓を持っておくと安心。トンネルを抜ける際の圧力変化による耳痛を押さえたい方は、気圧変化に対応した耳栓がおすすめです。
「長時間の座り姿勢や就寝で首への負担が心配…」という方は、旅行用のポータブルネックピローを持参しましょう。空気で膨らませるタイプならリュックやバッグのなかでかさばりません。
列車内は空調が効いているため、喉の乾燥を感じる場合があります。過度な乾燥で飲み物を飲む量が増えるとお手洗いに席を立つ回数も増えてしまうなど、間接的なストレスも。乾燥に敏感な方は、行き・帰り用にマスクを持参しておくと安心です。
「駅構内で買った駅弁に箸が入ってなかった」「食べようとしたら落としてしまった」なんて事態になってもがっかりしなくて済むよう、割り箸などを持参しておきましょう。
旅行中はティッシュや紙くず、駅弁の空箱などちょっとしたゴミが出やすいもの。なるべくにおいを抑えてまとめておけるように、ビニール袋を持っておくのがおすすめです。
手や携帯、飲み物をこぼしてしまったテーブルなどを拭きたい場合に重宝します。肌にやさしいタイプなら顔や体、足を拭いて快適に過ごすこともできます。
お土産などで手荷物が増えた場合に活用できます。コンパクトに折りたためるショッピングバッグなどがおすすめです。
ここからは、東日本エリアでおすすめ&人気の観光列車の旅をご紹介します!
■運行区間:八戸線・八戸(青森)-久慈(岩手)
TOHOKU EMOTIONは、青森から岩手にかけ太平洋沿いを走るグルメ観光列車です。
列車内は全席レストラン仕様の「東北レストラン鉄道」。三陸沿いの海を一望しながら、人気シェフによる本格料理を、アミューズ(おもてなし)・前菜からデザートまで、コースでいただけます。
年に2回担当シェフが入れ替わりメニューも4回替わるなど、何度でも乗車したくなる工夫が満載です。車内のいたるところにデザインされている伝統工芸のモチーフも見逃せません。
■運行区間:花巻(岩手)-釜石(岩手)
SL銀河は、岩手県「花巻-釜石」間をいく元祖SL系観光列車です。
名作「銀河鉄度の夜」をテーマとした列車の内外装には偉人・宮沢賢治が愛した昭和の世界観を再現し、古き良き時代の風景をかたちにしました。
沿線では「宮沢賢治記念館」に立ち寄れるほか、延べ107mの「宮森川橋梁(通称:めがね橋)」を通過します。
1号車に設けられた光学式プラネタリウムではSL銀河オリジナルのプログラムを鑑賞できるなど、おとなもこどもも見どころ満載です。
■運行区間:郡山(福島)-喜多方(福島)
フルーティアふくしまは、福島県内陸で収穫された季節のフルーツを堪能できるグルメ観光列車です。
りんご・梨・桃・ぶどうなど、福島県産のフルーツをふんだんに使用したオリジナルスイーツ、ドリンクを味わえるフルーティアふくしまの別名は「走るカフェ」。
沿線では「鶴ヶ城」や「猪苗代湖」を臨みながら、ゆったりとしたスペースのボックスシートで優雅なひとときを過ごせます。1号車に構えるカフェカウンターは、乗車後自由に利用できるのも嬉しいポイントです。
■運行区間:新潟-酒田(山形)
2019年10月5日にデビューした「海里(かいり)」は、「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」がコンセプトの観光列車です。新潟県や山形県庄内地方を囲む豊かな海や里の美味しいものや景色を楽しんでもらえるように「海里」と名付けられました。
新潟発(下り)は、新潟古町花街にある料亭「日本料理 行形亭(いきなりや)」が調理した“日本料理”を、酒田発(上り)は、「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ奥田政行氏が監修した“奥田イタリアン”を食べることができます。(4号車の旅行商品のみ)
いかがでしたか?
観光列車は“乗ること”に魅力があふれる新しい旅のかたちです。選ぶ観光列車によって楽しみ方や見どころが180°変わるので、家族や恋人、友人など気の合う人と自分たちだけの列車の旅プランを立ててみましょう。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・観光プランのみのご利用はできません。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。