自転車と一緒に旅ができるB.B.BASEはサイクリストにおすすめ！

サイクリストにとってネックとなるのが、自転車の移動や輸送です。「行ってみたいサイクリングスポットがあるけど輸送が心配」というサイクリストの方もいるのではないでしょうか。

千葉県を走るB.B.BASEは、自転車とともに乗れる列車です。千葉房総のサイクリングスポットへ出かけるならB.B.BASEで快適な移動をしてみませんか。

今回は、今話題のB.B.BASEの特徴や楽しみ方、運行情報についてご紹介します。

B.B.BASEとは、JR「両国駅」と千葉県房総半島を結ぶジョイフルトレイン※の一つで、正式名称は「BOSO BICYCLE BASE（房総バイシクルベース）」です。

2018年1月にデビューを果たしたB.B.BASEのコンセプトは『鉄道と自転車の新しい旅』。コンセプトにもあるように、B.B.BASEでは「自転車」と一緒に房総半島を旅することができます。

B.B.BASEの運行区間は、「両国駅」が発着駅となる全4つのコースに分かれています。

列車に自転車を持ち込めるB.B.BASEは、あらゆる地を愛車で走りたいサイクリストにとって夢のような設備が詰まった列車です。

B.B.BASEがデビューしたことにより、これまで遠方から訪れることが難しかった、房総半島のサイクリングがより身近なものとなりました。B.B.BASEにどのような設備が備わっているのか見ていきましょう。

B.B.BASEの車内には、自転車を解体せずに乗せられるサイクルラックがあります。各席に設置されたサイクルラックに自転車を縦に固定できるので、人の乗り降りもスムーズです。

サイクルラックに搭載できる自転車には、以下の規格が定められています。規格内の自転車なら小型の自転車やマウンテンバイクなども乗せられます。

※規格外の自転車はサイクルラックに搭載できませんが、車内に持ち込みできる場合もあります。持ち込みできる自転車について詳しくはJR東日本または駅員へお問い合わせください。

車内の床は、全面凹凸のあるゴム床が採用され、サイクリングシューズやビンディングシューズでも滑りにくくなっています。自転車を持って乗り降りする際や、座席移動の際も安心です。

B.B.BASEは6両編成（99席）の全席自由席（禁煙）です。4号車以外の車両にはボックス席（4人席）と対面席（2人席）があり、各座席の後部にサイクルラックが設置されています。

洗面スペースとカウンターが設けられた4号車は座席のないフリースペースです。

車内の全座席にサイクルラックが設けられていますが、ドア付近や通路、座席スペースには十分な広さが確保されているので、乗り降りや移動も楽にできます。

すべての座席テーブルには自由に使用できるコンセントが設置されています。スマートフォンやモバイルバッテリー、自転車ライトなどの充電に活用できます。

車内は飲食物の持ち込みが可能なので、テーブルでは充電以外にも食事や次のサイクリングコースの確認など、各々で好きな使い方ができそうです。

B.B.BASEに乗って房総半島をめぐるなら、サイクリストに人気のスポットへ足を運んでみるのも一興です。初めての土地で共通の趣味を持つ仲間と出会えたら、一生ものの出会いになるかもしれません。

温暖な気候で海山の自然を間近で感じられる千葉房総には、サイクリングスポットが多くあります。中でもサイクリストに人気のフラワーラインや野島崎灯台は、B.B.BASEを利用するとアクセス性がグッと高まります。

B.B.BASEで南房総のサイクリングを楽しむ際は、内房コースの車両に乗り、「館山駅」周辺からサイクリングをスタートするコースがおすすめです。

B.B.BASEのコースごとにサイクリングコースの長さや観られる景色は異なります。

訪れたいビュースポットや施設に合わせたサイクリングコースを考えてみてください。

ロードバイクやクロスバイクなど、幅広いスポーツバイクのレンタルや初心者レクチャーを行なうレンタサイクル店です。

・自転車を持っていないけどB.B.BASEに乗りたい

・乗ったことのないタイプのスポーツバイクでサイクリングしたい

・本格的なサイクリングの前に自転車の正しい乗り方を教えてほしい

上記のような方はB.B.BASEバイシクルステーションへ足を運ぶと新たな発見やワクワクが待っているかもしれません。

なお、B.B.BASEバイシクルステーションの利用には事前予約が必要です。

サイクリストが気軽に入店できるよう、店外にサイクルラックが設置されたコーヒーショップです。Wi-Fiや電源コンセントの設備が整っているのでB.B.BASE乗車前後の休憩や友人との待ち合わせ場所にもぴったり。

B.B.BASE利用者は乗車日当日に好きなドリンクを無料でサイズアップできるなど、サイクリストにうれしいサービスもあります。

2020年3月19日に全館グランドオープンしたサイクリングベースキャンプです。

日本最大級のサイクリングリゾートと称されるPLAYatré TSUCHIURAのコンセプトは『PEDALING RESORT ～すぐそこにある180kmのサイクリング旅～』。自転車乗ったまま館内に入れるなど、サイクリストに特化したサービスが魅力です。

B.B.BASEに乗ってPLAYatré TSUCHIURAへ訪れるなら、土浦方面をめぐる佐原コースに乗車しましょう。

B.B.BASEは乗車するコースにより行き先が異なるので、サイクリングコースに合わせた行き先を選ぶようにしてください。

B.B.BASEは全席指定席で、チケット予約が必要な観光列車です。予約は、JRの主な駅のみどりの窓口や指定席券売機、インターネットで可能です。みどりの窓口とインターネットでは乗車日の1ヶ月前の午前10:00より、指定席券売機では午前10:10より発売されます。

B.B.BASEは、サイクリストはもちろん、これからサイクリングに挑戦したい人にもオススメの観光列車です。季節により異なる房総半島の景色や人気スポットを愛車で訪れるならこの機会にB.B.BASEの乗車を検討してみてはいかがでしょうか。