日本を代表する山岳ルートである「立山黒部アルペンルート」は、秋になると眼前一面に紅葉の絨毯が広がる絶景スポットとしても人気です。
立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の峰々が連なる山脈でありながら、ケーブルカーやロープウェイを利用すれば登山やハイキングに慣れていない方でも楽しめます。
今回は、ぜひ訪れていただきたい立山黒部アルペンルートの絶景紅葉スポットを6ヵ所ご紹介します。
富山県立山町と長野県大町市をつなぐ立山黒部アルペンルートは、37.2㎞にわたる全区間のほぼすべてが中部山岳国立公園内に位置しています。
新緑の初夏から紅葉の秋にかけてが観光のハイシーズンで、毎年90万人もの観光客がこの自然を味わいに訪れます。
紅葉を見るために立山黒部アルペンルートをおすすめする理由は、次の3点です。
1つ目は、麓の立山駅から山頂に広がる高原・室堂平の標高差が1,975mに及ぶため、例年9月中旬~11月上旬と長い期間にわたって紅葉を楽しめることです。このあとご紹介する6つのスポットそれぞれで、時期をずらしながら紅葉を鑑賞できます。
2つ目は、ハイマツの濃緑やチシマザサの淡緑など、赤や黄だけではとどまらない色彩豊かな紅葉の表情を見られることです。見渡す限りが赤、黄、緑のグラデーションに染まる木々は圧巻で、大自然の雄大さを感じずにはいられないでしょう。
3つ目は、ケーブルカーやロープウェイを乗り継いで山岳観光ルートを縦断できることです。もちろん、歩いて大自然を味わうコースもあります。
それでは、秋の立山黒部アルペンルートの紅葉絶景スポット6ヵ所を順にご紹介します。
真夏の青々とした景色から一変して赤や黄に色づく山々に、四季の豊かさを感じられます。
標高2,450mに位置する室堂平(むろどうだいら)は、北海道の大雪山などと並んで、日本で最も早くに紅葉が始まる名所のひとつです。9月中旬頃から色づきはじめ、9月下旬から10月上旬のピークの時期には、ナナカマド、ミネカエデ、チングルマなどが山一面を鮮やかに彩ります。
室堂平にはみくりが池やミドリガ池など深く青い水面が神秘的な池もあり、紅葉とのグラデーションはまさに絶景です。立山連峰や大日連峰を一望できる雷鳥沢キャンプ場も巡れば、おおよそ1時間の紅葉ハイキングを満喫できます。
弥陀ヶ原(みだがはら)は、立山の麓・標高1,600m~2,000mの溶岩台地に広がる湿原です。湿地帯などに生息する動植物の保全を目指すラムサール国際条約に2012年に登録され、一帯に整備された遊歩道から希少な高原植物や昆虫に出会えるスポットです。
弥陀ヶ原は9月下旬から10月上旬に紅葉のピークを迎えます。ナナカマドやミネカエデが織りなす赤・黄の紅葉と、ガキ田と呼ばれる約3,000個の水たまり(池塘=ちとう)が点在する湿原、そして湿原の向こうに広がる雲海の景色は幻想的です。
弥陀ヶ原の散策は、遊歩道を内回りに巡るお気軽コース(40分~1時間)と、外回りに巡るじっくりコース(1時間20分~2時間)の2種類があります。
富山県側の立山黒部アルペンルートの玄関口となる美女平(びじょだいら)は、立山ケーブルカーで登った先にあります。美女平は女人禁制の霊山伝説が由来の地で、ケーブルカー駅付近には伝説にも出てくる立山杉の美女杉が、恋愛成就のパワースポットとしても知られています。
美女平の見どころは、樹齢数百年の杉の巨木とトリノキ・ミズナラ・ホオノキなどの針葉樹が織りなす原生林です。バードウォッチングの名所としても人気で、紅葉シーズンには森のなかに整備された遊歩道を紅葉のトンネルが囲みます。
美女平の標高は1,000mほどで、室堂平や弥陀ヶ原と比べて低めに位置しています。そのため、紅葉シーズンも少し遅めで、10月中旬から10月下旬が例年ベストシーズンとなっています。
北アルプス・立山連峰を流れる黒部川に造成された黒部ダムは、日本最大級の水力発電用ダムです。ダムに併設された展望台から臨むエメラルドグリーンの黒部湖面、立山の頂上から降りてくる“三段紅葉”のセットは息をのむ美しさです。
黒部ダム付近の紅葉シーズンは10月上旬から10月下旬です。毎年6月26日から10月15日まで行なわれる観光放水に合わせて訪れると、運が良ければ、放水がつくる大きな虹が眺められます。
称名峡谷(しょうみょうきょうこく)から4段を一気に流れ落ちる称名滝(しょうみょうだき)は、その落差が350mで、日本一を誇っています。国の名称・天然記念物にも指定される称名滝の大瀑布は、圧巻です。
称名峡谷の山肌にはブナ・ナナカマド・オオイタドリ・山ブドウなどが見られ、10月下旬から11月上旬には白い滝筋の両端に紅葉の絶景が広がります。
標高2,316mの大観峰では、9月下旬から10月中旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。
大観峰駅(だいかんぼうえき)から黒部平駅(くろべだいらえき)に続く立山ロープウェイは、途中に支柱などの視界を遮るものがなく、動く展望台ともいわれています。約7分間の空中散歩では、まるで1枚の絵を見ているかのように、眼下に紅葉の大パノラマが広がります。
ロープウェイや駅舎屋上の展望台から一望できる山頂の雪、眼下の紅葉、麓の緑の三段紅葉は、紅葉シーズンの大観峰ならではの絶景です。
富山県立山町「立山駅」から長野県大町市「扇沢駅」を結ぶ山岳観光ルート、立山黒部アルペンルートへのアクセスは、次のとおりです。
立山黒部アルペンルートはマイカーでの通行はできず、徒歩以外は、高原バス、ロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバスなど計6種類 の乗り物を乗り継いで移動します。
立山黒部アルペンルートが開通しているのは、4月中旬から11月末 です。
大自然に包まれながら紅葉を鑑賞できる立山黒部アルペンルートは、紅葉シーズンにぜひ訪れていただきたい場所です。移動手段も充実しており、散策を楽しめることも魅力です。
びゅうトラベル では、列車の旅で立山黒部アルペンルートを楽しむプランもご用意しています。次の旅行の列車予約・宿予約は、ぜひ、びゅうトラベルをご利用ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
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