北海道の南部、渡島半島の東側に位置する函館市。文化的な街並みや新鮮な海の幸など見どころが多く、一度は訪れたいという方も多いのではないでしょうか。
函館の代表的な見どころといえば、日本三大夜景や世界三大夜景に数えられる「函館山からの夜景」です。「100万ドルの夜景」とも称される美しい夜景とともに、ロマンティックなひとときを過ごしてみませんか。
本記事では、函館山の見どころや、函館周辺で楽しめるおすすめの夜景スポットをご紹介します。
目次
函館市は札幌市、旭川市に次ぎ、北海道で現在3番目に人口の多い街です。
北海道全体と比較すると温暖な気候で、年間の平均気温は9.4℃、夏(7~8月)の平均気温は20℃前後と過ごしやすいのが特徴です。
市内は特色が異なるいくつかのエリアに分けられ、各地で歴史文化や自然を楽しめるほか、東部には岬や漁場のある漁業の街が広がっています。
活火山も存在することから市内には温泉が湧き、湯の川エリアは函館を代表する温泉地として発展してきました。
江戸時代から発展し、港や教会群を擁する駅前・元町エリア、歴史文化と繁華街が広がる五稜郭エリアはそれぞれ南西部に位置し、函館観光のメインともいえる観光地です。
なかでも人気の見どころには、以下のようなものがあります。
●朝市、大門横丁
●ベイエリア、赤レンガ倉庫群
●元町、函館山
●五稜郭、箱館奉行所
●湯の川温泉
函館へのアクセス方法は飛行機、列車、フェリーなどがありますが、ここでは列車のアクセス方法をご紹介します。
道外から函館へ列車でアクセスするには、北海道新幹線の新函館北斗駅を経由します。新函館北斗駅から函館駅までは「はこだてライナー」を利用しましょう。
また、函館市内の移動には、趣ある路面電車や路線バス、JR函館本線、道南いさりび鉄道線を利用できます。
積雪のない期間は観光エリアでレンタサイクルの貸し出しもあるため、サイクリングで函館の風景を堪能するのもおすすめです。
函館に訪れたら一目見ておきたい函館山の夜景。国内外で賞賛される美しい夜景は、旅行の思い出をより特別なものにしてくれること間違いありません。
函館山の観光情報や夜景の見どころを確認しておきましょう。
函館山は函館市南西部に位置する標高334mの低山で、100万年ほど前にできたといわれています。
函館山の山頂から一望できるのが、「100万ドルの夜景」と称される函館市の夜景。独特の地形に沿って広がる夜景は、香港、イタリアに並ぶ世界三大夜景に数えられるほどです。
函館山周辺は函館観光のメインエリアでもあるため、日中から夜まで思い思いの過ごし方が可能。観光スポット巡りや食べ歩きなどを楽しんで、一日の終わりにロマンティックな夜景を堪能してはいかがでしょうか。
函館山の山頂までは、整備された登山道を歩けるほか、ロープウェイや登山バス、自動車でのアクセスが可能です。二輪車でのアクセスはできないため、バイクや自転車はロープウェイ「山麓駅」付近の駐輪場に駐車してください。
各交通機関のアクセス方法や、アクセス時の注意点をご紹介します。
定員125名の大型ゴンドラにて、「山麓駅」から「山頂駅」までアクセスできます。約3分の空中散歩で函館市の眺望を楽しみましょう。
ロープウェイを利用する際は、整備点検による運休期間に注意してください。また日没前後は混雑する場合があり、希望する時間に乗車できない可能性もあります。時間に余裕をもってスケジュールを立てましょう。
JR函館駅からベイエリアを経由する路線バスで、函館山の山頂まで乗り換えせずにアクセスできます。道中では函館山登山道の緑を駆け抜け、途中景観が美しい要所では徐行してくれるなど、バスならではの楽しみ方もできます。
登山バスは登山道が閉鎖される冬期(11月第2月曜日11:00~翌年4月第2月曜日11:00)の運行がありません。また混雑具合により停留所から乗車できない、座席に座れないといったケースもあるため、座席を確保するには始発である函館駅前からの乗車をおすすめします。
タクシーやマイカー、レンタカーでのアクセスも可能です。タクシーの場合は下山時の手配ができないため、帰りはロープウェイや登山バスを利用しましょう。また、タクシー、マイカー、レンタカー共に、登山バスと同様の登山道冬期閉鎖に注意してください。
マイカー、レンタカーの場合、混雑を避けるために、夜景タイム(16・17時頃~21・22時頃)は通行禁止になります。通行禁止時間をご確認の上、お出かけください。
登山バスや車は渋滞が発生する場合もあるため、渋滞を避けたい方はロープウェイを利用しましょう。
函館山から眺める夜景は季節や時間帯によって表情が変わります。なかでも初夏や秋冬に見られる夜景は幻想的なものばかり。ここでは代表的な3つの夜景をご紹介します。
霧が発生しやすい初夏に見られる夜景です。大気の温度が下降し始めると函館市の上空を霧が覆い、日没後は霧の中に霞む幻想的な夜景を楽しめます。
日没前の夕暮れ時には函館市内とは逆の方向(函館湾側)に広がる雲海を見られることも。初夏は日没前から函館山山頂に足を運び、夕日に染まる雲海と霧夜景を堪能しましょう。
夜明け前のわずかな時間にだけ見られる夜景です。街の灯りと朝焼けが調和する美しい絶景を楽しみましょう。日の出時刻より早めに山頂へ到着しておけば、真夜中に浮かぶ夜景と朝夜景の両方を楽しめます。
函館山登山道は、冬季は閉鎖されるため、車で「朝夜景」が楽しめるのは春から秋まで。朝晩は冷え込むため、防寒対策を万全にして出かけましょう。
街全体が雪に包まれる冬期では、ほかの季節にない煌びやかな冬夜景を楽しみましょう。日中から夕暮れにかけては街と雪、海のコントラストが美しく、日没後は街のネオンが雪に反射する幻想的な冬夜景が浮かび上がります。
また、冬期の函館山からは街のイルミネーションも一望できます。八幡坂や二十間坂、はこだて明治館前の開港通りなどを照らす「はこだてイルミネーション」は、毎年12月~2月に実施。防寒対策を万全にして、ロマンティックなひとときを過ごしましょう。
函館には、函館山から見る夜景以外に多くの夜景スポットが存在します。日中観光に訪れたスポットでも夜はまた違った景色を見られるため、季節や時間帯をずらして二度、三度と足を運んではいかがでしょうか。
函館観光でおすすめの夜景スポットをご紹介します。
高さ107mのシンボルタワーです。日没後はタワー外観がLEDによりライトアップされ、基本的には青白色で照らされますが、1時間ごとに3分間のみ濃い青色に変化し、時報の役目も担います。また、イベント時にはオレンジや黄色など鮮やかな色に点灯することも。
展望フロアは、地上86mの展望1階、地上90mの展望2階があり、それぞれの高さから五稜郭をはじめとした眺望を見下ろすことができます。
函館は日本で初めて開港した国際貿易港。そのシンボルとなるのがベイエリアにある金森赤レンガ倉庫群です。施設内はテーマごとにエリア分けされ、日中はショッピングや食事などを楽しめます。
夜は建物や路面が街灯に照らされ、倉庫群全体が温かな灯りに包まれます。初夏は夜霧が霞み、冬は周囲が白銀に染まるなど、季節ごとに変わる風景にも注目です。
元町エリアに位置し、多くの文化財建造物や重要文化財が存在する都市公園です。異国情緒あふれる建物群を通じて、函館の歴史文化や魅力にふれられます。
夜になると、重要文化財である旧函館区公会堂がライトアップ。周囲はほんのりとした照明が照らされ、落ち着いた雰囲気を漂わせます。
また、元町公園周辺の元町エリアに点在する教会群や建物群でも、日没後22:00までライトアップが行われます。荘厳な雰囲気を醸しだす夜の元町エリアで、ロマンティックな夜の散歩を楽しんではいかがでしょうか。
眼下に函館湾を臨む一本道で、テレビコマーシャルのロケ地になったことで一躍有名となりました。函館湾へ続く街路樹と石畳の遠近感は絵画のように美しく、人気の観光スポットの一つです。
冬期は鮮やかなライトアップが実施され、昼と違った景色を楽しめます。訪れるタイミングによって表情が変わるため、時期や時間帯をずらして足を運んでみましょう。
夜景の見えるホテルやカフェ、バーからなら、思う存分函館の夜景を眺められます。
展望台などの夜景スポットと違い、外気温や行き交う観光客を気にせずに過ごせるのがホテルやバーの魅力。快適な空間でおいしい料理やお酒と一緒に夜景を眺められるため、ゆっくりした時間を演出するのにもぴったりです。
函館の夜景を前に非日常の空間で特別なひとときを過ごすなら、夜景の見えるホテルやバーを予約してはいかがでしょうか。函館のホテルの中には、大浴場から夜景を眺められる施設もあるので、そのような宿泊施設を見つけてみるのもよいでしょう。
国内外から賞賛される函館の夜景を旅行プランに含めれば、ロマンティックな旅行になること間違いありません。函館山から見る夜景はもちろん、元町エリアやベイエリアの夜景スポット、ホテルやバーからの眺めを堪能して、思い出に残る函館旅行にしましょう。
びゅうトラベルでは、函館観光を楽しめるお得なプランを多数ご用意しています。大切な旅行にぜひ、びゅうトラベルをご利用ください。
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・シートマップ(座席位置の指定)は乗車日が1か月以内(列車の指定席発売後)の場合のみご利用いただけます(一部列車を除く)。
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