おかげ横丁の食べ歩きグルメ13選！和スイーツに伊勢うどんや海鮮丼も

三重県、伊勢へ訪れたら、おかげ横丁で個性的なグルメの食べ歩きを楽しんではいかがでしょうか。伊勢神宮など周辺の観光スポットと併せておかげ横丁を散策すれば、風情ある景色とおいしいグルメに心もお腹も満たされること間違いありません。

今回は、おかげ横丁の特徴や、おかげ横丁で食べられるおすすめの食べ歩きグルメを一挙にご紹介します。

おかげ横丁へアクセスする際は、近鉄、JR「伊勢市駅」または近鉄「五十鈴川駅」よりバスやタクシーを利用できます。当日の観光ルートに合わせた最寄り駅からアクセスしましょう。ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの大型連休期間は、伊勢神宮内宮周辺の混雑が予想されるため、時間に余裕をもってアクセスすることをおすすめします。

おかげ横丁には、和食や洋食、カフェやめん処などさまざまな飲食店があり、気分に合わせて自由な食事を楽しめます。しっかりお腹を満たしたり、歩きながらおやつや軽食を楽しんだりできるおすすめの食べ歩きグルメをご紹介します。

1707年の創業から現在まで伝統の味が守られている、伊勢を代表する銘菓です。国産もち米100％の餅を北海道産あずきのこしあんで包んだシンプルな和菓子で、白い餅は五十鈴川の川底の小石を、あんの筋は清流をあらわしています。「赤心慶福（赤ちゃんのように素直な心で人の幸せを自分のことのように喜ぶ）」の言葉に由来して赤福と名付けられました。おかげ横丁では、趣ある赤福本店で定番のお召し上がり「盆」（赤福と番茶のセット）をはじめ、ぜんざいや抹茶なども楽しめます。

太くコシのないうどんに色の濃いたまり醤油のつゆをかけて食べる伊勢のソウルフードです。江戸時代、伊勢参りの参拝客に素早く提供できるようにと、茹でておいた麺につゆをかけて提供されたうどんが始まりといわれています。1972年、伊勢市麺類飲食業組合により正式に「伊勢うどん」と名付けられました。独特の食感と奥深いつゆの味わいを楽しみましょう。

お米の風味と香ばしさが際立つ焼きたての団子を楽しめます。素朴なお米の風味を堪能できる素焼きのほか、みたらしやきな粉、黒蜜など、好みの味を選びましょう。歩きながら食べられる串団子（1本）のほか、持ち帰りやおみやげ用の購入も可能です。おかげ横丁の店舗には座れる休憩スペースもあります。

松坂牛骨スープと和風だし、三重県産の豚と鶏などを使ったコク深い味わいの醤油ラーメンです。通常より多い水を使って真空状態で練られる「真空多加水麺」は、つるんとなめらかな食感が特徴。特製だれに漬け込まれた特製焼豚は生ハムのように薄く、麺やスープの旨味を邪魔しません。あっさりとしながら深い味わいが広がる一杯を堪能しましょう。

1909年の創業当時から販売されるのは、松阪牛のルーツでもある名産の伊勢肉です。牛肉にこだわり、豚肉を販売しないことから「豚捨」と名付けられたといわれています。店頭では、揚げたてのコロッケや串カツ、ミンチカツなどのテイクアウトが可能です。香ばしく牛肉の旨味たっぷりあつあつコロッケを、冷めないうちにいただきましょう。併設の食事処では、牛肉の甘みがたっぷりの本格的な牛肉料理も楽しめます。

地元のお米（御絲産コシヒカリ）を使った酢飯に、甘辛の醤油に漬けたかつおをのせた伊勢志摩の郷土料理です。この地域ではかつお漁が盛んに行われていて、その昔、醤油漬けにした獲れたての魚とご飯を手で混ぜて食べたものがてこね寿司の始まりだったといわれています。また、すし久は江戸時代から続く老舗寿司屋で、お店の随所で趣ある家具や装飾を見られます。江戸時代の哀愁漂う店内で、伊勢のご馳走を堪能しましょう。

産地直送のカキを毎日丁寧に仕込んで作られたカキフライで、串に刺したカキフライは食べ歩きにもぴったりです。店内では一年中カキ料理を楽しめ、「International Brewing Award」で2年連続金賞を受賞した伊勢の地ビールや伊勢角屋麦酒など珍しいお酒の提供もあります。揚げたての香ばしさと磯の香りたっぷりのクリーミーな味わいを堪能しましょう。

1905年創業の老舗かまぼこ店が作るさつま揚げです。保存料や化学調味料、着色料を使用しないかまぼこ用のすり身が香り高い米油で揚げられています。伝統の製法で一つひとつ丁寧に手造りされており、さつま揚げ以外にも鯛の形をした鯛かまぼこや笹かまぼこ、具だくさんのがんもどきなどさまざまな練りものを楽しめます。

パンのように焼かれたまんじゅう生地にこしあんがぎっしり詰まった伊勢名物です。パンとまんじゅうを合わせた見た目からその名がついたなど、名前の由来には諸説あり、伊勢では明治時代から親しまれてきました。三重県産の小麦と北海道産あずきを使った素朴な味わいを楽しみましょう。秋から冬にかけては、徳島県産のなると金時芋を使ったいもあんの横丁ぱんじゅうも食べられます。

豆腐専門店が作るおから（うの花）のドーナツです。豆腐作りで出るたっぷりのおからと、五十鈴川の水と天然にがりを使用したおからドーナツは、素朴で優しい味わい。あんこがたっぷりのあんドーナツや豆腐のソフトクリーム、豆腐のババロアなどもあります。揚げたてのおからドーナツに冷たいアイスをのせて食べるなど、オリジナルの食べ方を楽しんではいかがでしょうか。

横丁焼きとは、鯛焼きよりも縁起のいい恵比寿大黒の型で焼かれたお菓子です。ハチミツ入りの生地に十勝産あずきのあんがたっぷり入っており、季節限定でいもあんも登場します。横丁焼きは横丁ぱんじゅうと同じお店で購入できるため、両方注文して食感や味の違いを楽しんではいかがでしょうか。北海道産生乳の濃厚バニラソフトクリームや、珍しいフレーバーのソフトクリームも販売されています。

おかげ横丁の散策を楽しんで喉が渇いてきたら、絞りたてのフルーツジュースはいかがでしょうか。注文が入ってから低速搾汁方式で作られるフルーツジュースは、果物の旨味と栄養がぎゅっと詰まった一杯です。8種類の果物をブレンドした濃厚なミックスジュースやスムージーのほか、かき氷（夏期限定）や野菜スープ（冬期限定）などもあります。

大正時代の創業から100年以上続く老舗で、伊勢名物を堪能しましょう。おかげ横丁から徒歩で行ける「おはらい町」にあるあわび串屋台では、新鮮なあわびをボイルして串に刺したあわび串を注文できます。味は素材の旨味が引き立つ天然の「焼き塩」、香り高い自家製の「バター醤油」から選べます。あわび漁の解禁時期のみ食べられる三重県産黒あわび（数量限定）のあわび串があれば、この機会に注文してはいかがでしょうか。

※三重県のあわび漁期間は毎年1月1日～9月14日までとなります。

参照元：三重県農林水産部水産資源管理課漁業調整班

おかげ横丁には、伊勢の伝統や歴史を感じられる名物グルメが多数存在します。縁起のいい食材や食べものも多いため、伊勢神宮へのお参りや観光に訪れた際はおかげ横丁で食べ歩きを楽しんではいかがでしょうか。現地で食べきれないものはホテルに持ち帰って食べたり、おみやげとして自宅に送ったりするのもおすすめです。

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