福島県でおすすめの温泉13選！訪れてみたい人気の温泉宿もご紹介

福島県では、アウトドア体験やグルメ、歴史探訪などさまざまな楽しみ方ができます。なかでも見逃せないのは、県内132ヵ所（2021年3月現在）に点在する温泉です。泉質や景観の異なる温泉を堪能しながら、福島の魅力にふれる旅行を楽しんではいかがでしょうか。

今回は、福島県の概要や、おすすめの温泉地、温泉宿をご紹介します。

全国3位の広さで知られる福島県には、歴史を感じられるスポットや雄大な自然、温泉やレジャー施設など多くの見どころがあります。観光エリアは大きく以下の3エリアに分かれ、それぞれが特色ある観光地となっています。

福島県には132もの温泉地が点在し、その数は全国で4番目に多いといわれています。（2021年3月現在）旅行の拠点となる中通りエリアから各エリアへ足を延ばせば、泉質や効能の異なるさまざまな温泉を楽しめるでしょう。

ここからは、福島でおすすめしたい温泉地と、おすすめの温泉施設をご紹介します。

なお、本記事で紹介している温泉宿までのアクセス等は変更になる可能性があります。最新の情報は各施設の公式サイト等をご参照ください。

東山温泉は、発見から約1,300年もの歴史がある温泉郷です。硫酸塩泉の温泉が毎分約1,500リットル湧出しています。

原瀧は、東山温泉でも希少な自家源泉保有の温泉旅館です。源泉かけ流しの露天風呂でリフレッシュしましょう。露天風呂の周囲に広がる渓谷美は四季によって表情を変え、自然滝「原瀧」の水音が心地良い空間を演出します。

磐梯熱海温泉は、アルカリ性単純泉の温泉です。pHが9.1と、一般的な石鹸と同じくらいで、肌の汚れが落ちやすいことから、入浴後はお肌がすべすべになると言われています。肌に優しいことから、「あがり湯」をかけず、温泉成分を肌に残すことがおすすめとされています。

ホテル華の湯では、30 種類の温泉を楽しめます。10階にある「展望ひのき癒やしの湯」では備長炭の湯や、トルマリンの湯、黄土ゲルマニウムの湯などが、1階の庭園露天風呂には13種類の露天風呂と6種類の内風呂があります。ゆっくり滞在して施設内の風呂めぐりを楽しみましょう（日帰り入浴も可）。カウチに寝転んで心や体をほぐす「岩盤浴カウチ」もあります。

標高1,200メートルの高所に位置する温泉で、泉質は単純硫黄泉です。乳白色のにごり湯が特徴で、入浴できる施設は野地温泉ホテルとなります。一切手の加えられていない源泉かけ流しの天然温泉を楽しみましょう。

野地温泉ホテルでは、男女各専用の大浴場の他、内湯から湯に浸かったまま露天風呂に移動できる「天狗の湯」や檜風呂「千寿の湯」、夜間にライトアップされる「鬼面の湯」など、3つの湯が男女入れ替え制で楽しめます。四季折々の自然を眺めて入浴でき、周辺には森林浴を楽しめる散策路もあるため、入浴の前後で清々しいブナ林を歩き、自然を満喫してはいかがでしょうか。

高湯温泉は、全国で9番目に「源泉かけ流し宣言」をした温泉地です。自家自噴源泉完全放流型のかけ流しで、加水や加温を一切行なわないため、いつでも新鮮なお湯を楽しめます。

開湯以来「一切の鳴り物を禁ず」という方針を設け、温泉街には歓楽街がないため、心静かに静養できます。

旅館玉子湯は、400年の歴史を持つ高湯温泉の源泉をかけ流しで楽しめる温泉施設です。7つある湯処のうち男女が1日おきに入れ替わる露天風呂「天渓の湯」や女性専用露天風呂「瀬音」、足湯からは大自然の眺望を見られ、身も心もリラックスできるでしょう。150年の歴史を持つ湯小屋の茅葺き屋根が趣を感じさせます。

芦ノ牧温泉は、1,000年以上の歴史がある温泉です。当時、たどり着くのに困難を極めたため「幻の温泉郷」と呼ばれていました。湧出量も豊富で、新鮮な天然温泉を渓谷美とともに楽しめます。

いわき湯本温泉は、常磐地内の地下深く（約50メートル）から汲み上げられる天然温泉です。泉質は日本でも希少な「含硫黄―ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉」で、湧出量は毎分約5トンにものぼります。

スパリゾートハワイアンズは、東京ドーム6個分の敷地面積に広がる温泉リゾートです。6つのテーマパークにはいわき湯本温泉が引かれ、プールや温泉、露天風呂などさまざまな楽しみ方ができます。施設内ステージではフラダンスやタヒチアンダンスなどのエンターテイメントショーを観覧しましょう。

猫魔温泉は、「美肌の湯」とも呼ばれる塩化物泉です。塩や鉄分、メタケイ酸を含み、入浴後は心地良い温かさを感じられるでしょう。メタケイ酸は天然の保湿成分で、肌の新陳代謝を促してくれます。

裏磐梯レイクリゾートでは、レイクビューの開放的な大浴場や露天風呂で、源泉かけ流しの天然温泉を楽しめます。肌のpH値に近い中性のお湯（pH6.8）は優しい肌ざわりで、赤ちゃんから高齢者までゆっくり入浴できるでしょう。入浴後は湯あがり処の利用も可能です。

奥州3名湯の一つに数えられる飯坂温泉は、東北を代表する名湯です。温泉街には、宿泊だけでなく日帰り入浴可能な温泉施設も多く、地元で親しまれる9つの共同浴場や4つの足湯も楽しめます。

飯坂ホテルジュラクのメイン大浴場「花ももの湯」では「延寿」「花月」「坐忘」といった3つの源泉が引かれています。湯温を選べる大浴場や、庭園を望める露天風呂で心落ち着くひとときを過ごしましょう。また、男女入替制のスパタイプの浴室では高濃度・高密度の「スーパー炭酸泉」も楽しめます。

穴原温泉は、飯坂温泉街から2キロメートルほど上流の場所に位置する温泉です。周辺には豊かな自然が広がり、季節を彩る渓谷の木々や奇岩、怪石などを見られます。

匠のこころ　吉川屋は、弱アルカリ性単純泉のお湯を源泉かけ流しで楽しめる温泉宿です。眺望のいい湯船で、心地良い温度（約41度）の温泉と四季の景色を堪能しましょう。岩露天風呂の「かもしかの湯」では、対岸を通るニホンカモシカを見られることもあります。

中通りエリア、福島市の西部に位置する土湯温泉郷はこけしと深いつながりを持ち、街のあらゆる場所で特産品のこけしに出会えます。春から夏には季節の花を見られることも魅力です。温泉郷には秘湯と呼ばれる以下のような温泉があります。

水織音の宿 山水荘には、眺望のいい展望大浴場や野湯のほか、5つの貸切風呂があり、自然を感じながらゆったりとした時間を過ごせます。引湯される湯量は毎分230リットルと豊富で、湧水の加水で適温に調整されています。

あだたら高原岳温泉は、日本百名山の一つである安達太良山の麓に広がる温泉郷です。約1,200年の歴史を持ち、国民温泉保養地に指定されています。温泉施設では、pH2.5の酸性泉を楽しめます。

陽日の郷あづま館には、総檜造りの露天風呂や壺風呂、岩をくり抜いた岩風呂など珍しい湯船があり、それぞれで酸性泉を楽しむことができます。源泉かけ流しのお湯は緑がかった透明で、天候によって乳白色になり、酸性泉特有の入浴感と、入浴後の爽快感があります。

小沼元湯・中ノ沢温泉は、単一口からの湧出量が日本一（毎分約13,400リットル）の温泉地です。安達太良山の麓に広がり、泉質はpHが 1.7〜2.1の強酸性。ナトリウムやメタケイ酸を含んだ硫黄泉で、周辺の温泉施設では個性ある湯船や露天風呂などを楽しめます。

磐梯名湯リゾート　ボナリの森では、岩造りや檜を使用した露天風呂で大自然の景観を眺めて癒しのひとときを過ごせます。大浴場では広々とした湯船で源泉かけ流しの中ノ沢温泉の湯を堪能しましょう。季節により表情を変える森林や小川のせせらぎに癒されながら、乳白色のお湯にじっくり浸かってみてはいかがでしょうか。

福島県には、魅力あふれる温泉地や温泉施設が多数存在します。好みに合わせて観光コースや宿泊施設を選び、癒しの温泉旅行を楽しみましょう。

びゅうトラベルの「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」では、福島県の温泉宿と、福島各地までの列車をまとめて予約することができます。本記事でご紹介した温泉施設のプランも豊富に取りそろえていますので、福島の温泉旅行を計画の際はびゅうトラベルをぜひご利用ください。