長野市・松本市の観光名所を車なしで巡る！1泊2日のモデルコースと宿泊施設4選

魅力的な観光スポットがたくさんある長野県の中でも、特に長野市と松本市は人気のエリアとなっています。

そこで今回の記事では、長野市・松本市の観光に最適な1泊2日のモデルコースを紹介します。長野市に位置する「善光寺」や松本市の「松本城」など、長野を満喫できる見どころを厳選しました。

また、観光の拠点として便利な長野駅周辺のホテル4選も紹介します。ぜひ最後までご覧いただき、長野観光の計画にお役立てください。

北陸新幹線の停車駅である「長野駅」は、アクセスが便利で周辺には観光スポットが点在しています。東京駅から列車を利用する場合、JR「東京駅」からJR「長野駅」までは約90分です。朝9時の列車に乗れば、10時半には長野駅に到着します。

この章では、長野駅から簡単に巡れる1泊2日のモデルコース1日目を紹介します。

長野市内の主要な観光スポットを巡りながら、地元の食事や文化を楽しみましょう。

「善光寺」の本堂は、江戸時代中期を代表する仏教建築として1953年に国宝に指定されています。東日本最大級の国宝木造建築であり「衆生の煩悩の数」とされる百八本の柱が特徴的です。

本堂は、「撞木造り（しゅもくづくり）」と呼ばれる独特な様式で建てられ、上空から見ると棟の形がＴ字型になっています。この形状が、鐘を叩く撞木に似ていることからその名がつけられました。

また、善光寺境内には特別な御朱印（有料）も用意されています。本堂や山門、仁王門、経蔵、忠霊殿の各お堂で授与される紙札の御朱印を集め、並べると、背景が一枚の絵になります。

各お堂の参拝者のみに提供される御朱印を、ぜひ集めてみてはいかがでしょうか。

善光寺の参道でもある「仲見世通り」には、お土産処やおいしいグルメが充実しています。特に長野の名物である「信州そば」を提供しているお店は、ランチに最適です。

また、信州の名物である「おやき」と「信州みそのアイスクリーム」は食べ歩きにぴったりの品です。善光寺の本堂へと続く石畳は約7,777枚あると言われており、その数も見どころの1つとされています。

「長野県立美術館」は無料ゾーンにも多くの展示品を用意し、誰もが気軽にアートを楽しめる場所です。展示作品を紹介するだけでなく、こどもからおとなまで参加できる学習プログラムも提供しています。

美術館は城山公園に位置し、美しい自然に調和した環境のなかでアートを楽しめます。また、美術館の屋上からは国宝である善光寺本堂を望めるのも魅力の1つです。

「善光寺」から「長野県立美術館」までは徒歩約3分の距離なので、モデルコースに取り入れる際には、セットで訪れることをおすすめします。

「長野をもっと楽しみたい」という方におすすめのスポットとして「長野県立美術館」から徒歩約5分で行ける「長野市城山動物園」があります。動物園は善光寺に隣接する城山公園内に位置し、長野駅からもアクセスがしやすい立地です。

動物園ではペンギンやアシカ、ニホンザルなど、さまざまな動物を観察できます。さらに、メリーゴーランドやバッテリーカーなど、お子さまが楽しめる遊具も備えられています。

入場料が無料で気軽に訪れることができ、子連れ旅行にも最適なスポットです。

2日目は、松本駅周辺のモデルコースを以下の順番で紹介します。

JR「長野駅」からJR「松本駅」までは、特急列車「しなの」で約50分、もしくは在来線の篠ノ井線で70～90分で行ける距離です。長野駅周辺のホテルで午前10時にチェックアウトを済ませた場合、11時過ぎから11時30分頃には松本駅に到着できます。

2日目のモデルコースは、長野県を代表する観光名所「松本城」からスタートします。日本の国宝に指定されており、現存する五重六階（外からは屋根が五つ重なって見えるが内部は六階建ての構造）の天守の中で最古の城です。

松本城は美しい黒と白のコントラストが特徴で、周囲に広がるアルプスの山々との調和した景観を楽しめます。四季折々で異なる美しい景色を望めるのもポイントです。

本丸庭園内には、松本城のオリジナルグッズなどを販売している売店があるので、松本城を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

「なわて通り」は「松本城」から歩いて約3分の距離にある商店街で、長屋風にお店が軒を並べています。商店街内は歩行者天国となっており、のんびりとした雰囲気で観光を楽しめます。

「なわて通り」周辺の女鳥羽川には、かつて珍しいカジカガエルが生息していました。そのため「なわて通り」のシンボルはカエルで、通りのあちこちにカエルのオブジェが配置されています。

多くのお土産店や飲食店が立ち並んでいるため、お土産を購入したりランチや食べ歩きをしたりするのに最適な場所です。

「松本市美術館」は、草間彌生氏の作品が大きな見所の1つです。草間彌生氏は、松本市出身の世界的前衛芸術家であり、水玉模様やカボチャをモチーフにした作品で有名です。

美術館の1階には、草間彌生氏の人気商品や美術関連の書籍などを販売しているミュージアムショップがあります。長野旅行のお土産や贈り物にぴったりのアイテムを見つけられるでしょう。

「なわて通り」から「松本市美術館」に行く場合は、徒歩約15分で到着します。

長野駅周辺には「善光寺」や「仲見世通り」など多くの観光スポットがあります。駅近くのホテルに滞在すれば、翌日松本駅へ移動する際も便利です。

この章では、長野駅から徒歩10分以内のアクセスが便利なホテル4選を紹介します。

1泊2日の長野観光を計画されている方は、ぜひ参考にしてください。

※記事で紹介している宿泊施設のサービス等は変更になることがあります。最新情報はプラン詳細ページや施設公式サイトなどをご参照ください。

「長野東急REIホテル」は長野駅の地下道直結で、列車でのアクセスや観光の拠点に最適なホテルです。長野駅に到着後、荷物を預けてすぐに観光を楽しめます。

4階のレストラン「ブランシュ」では、料理長のこだわりが詰まった長野ならではの朝食（和洋バイキング）が提供されます。食後のコーヒーを、部屋に持ち帰ることができるサービスもうれしいポイントです。

客室は機能的で快適な空間となっており、家族やカップルなどさまざまなニーズに対応しています。また、充実したアメニティが揃っている女性専用の客室もあるので、女子旅にもおすすめです。

「ホテルメトロポリタン長野」は長野駅のビル直結のホテルで、観光の拠点として最適です。一部の客室からは、志賀高原の山々や新幹線・列車の出入りが望めます。

モダンヨーロピアンのエッセンスを取り入れた客室は、上質な空間でありながら自然の風景を感じさせるテイストが特徴です。お子さま連れの方向けに、ベビーベッドやアメニティなどのサービスも充実しています。

朝食は、長野県産の食材を中心に使用した和・洋のバラエティ豊かなバイキング形式です。明るい日差しが差し込むレストランで、信州伝統の郷土料理を味わいましょう。

「アイランドホテル」は、長野駅から歩いて約4分の便利な場所に位置しています。白馬の大自然から湧き出た「白馬姫川温泉」を白馬から運んでおり、温泉に浸かって旅の疲れを癒せるホテルです。

白馬姫川温泉は塩気のあるほぼ透明な湯で、優れた保温効果があり湯冷めしにくいのが特徴です。さらに、疲労回復の効果も期待できます。

ロビーの1階には24時間利用できるコーヒーマシンやジュースが用意されており、いつでも利用可能です。チェックインや精算は機械式で、手続きをスムーズに行えます。

「ホテルJALシティ長野」は、長野駅から徒歩7分の距離にあるホテルです。ホテルから「善光寺表参道」までは徒歩約15分で「善光寺」や「仲見世通り」へも徒歩約20分でアクセスできます。

客室はシングルからツインまで、さまざまなタイプが揃っています。特に2020年に改装された12～15階の客室は、善光寺をイメージした和の雰囲気で、温かみが感じられるのでおすすめです。

ホテル最上階の16階に位置する朝食会場の「スカイレストラン白馬」では、北アルプスや信州の山々、長野の街並みを一望できます。美しい景色を眺めながら、季節に合わせた信州の郷土料理を味わいましょう。

長野県は「善光寺」や「松本城」など有名な観光スポットが多いエリアです。1泊2日という限られた時間でも、モデルコースを参考にすれば十分に満喫できます。

東京駅からもアクセスしやすい長野駅は、松本駅へもスムーズに行けるので観光の拠点に便利です。びゅうトラベルでは、長野駅周辺にあるおすすめの宿泊施設を多数取り揃えています。

新幹線などの列車と宿泊施設をまとめて予約できるので、手間を最小限にできるのも魅力です。車なしで長野の観光を予定している方は、ぜひご活用ください。