福井県敦賀の観光地を巡る！1泊2日のモデルコースを紹介

福井県敦賀市は、自然や歴史を体験できる見どころが豊富なので、どの観光地を巡るか迷う方も多いでしょう。そこで今回の記事では、敦賀市の魅力を最大限に楽しむための「1泊2日のモデルコース」を紹介します。

東京から敦賀へのアクセス方法は、東海道新幹線を利用し、米原駅から特急に乗り換える方法が最も迅速です。東京駅から敦賀駅までの所要時間は約2時間45分です。2024年3月16日からは北陸新幹線が延伸され、東京駅から直通で敦賀駅に到着できる予定です。所要時間は約3時間10分ですが、乗り換え不要なのが大きなメリットになります。

記事の後半には、敦賀観光に便利なホテルの情報もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

ここでは、敦賀エリアの1日目におすすめのモデルコースを、以下の順番で紹介します。

敦賀駅から、徒歩やバスで行けるアクセスの良い人気の観光地です。ぜひ、旅行プランの参考にしてください。

「氣比神宮（けひじんぐう）」は702年に建立され、7柱の御祭神を祀る神社です。地元の方々の間では「けいさん」と呼ばれ、親しまれています。

神社の表参道口には高さ約10.9mの大鳥居が立ち、国の重要文化財に指定されています。また、御神水の「長命水（ちょうめいすい）」も注目のスポットです。

長命水とは、氣比神宮の修営中に涌き出した地下水のことです。無病息災や延命長寿を象徴する神様を祀ることからその名がつけられ、パワースポットとしても人気があります。

敦賀駅からは徒歩で約15分の距離にあるので、ぜひ訪れてみてください。

「敦賀赤レンガ倉庫」は、1905年に石油貯蔵のために建設され、福井県内有数のレンガ建築物として知られています。その後、軍の備品倉庫や昆布貯蔵庫としても使用され、2015年に商業施設としてリニューアルされました。

施設には、明治後期から昭和初期にかけての敦賀の街並みを再現した「ジオラマ館」があり、鉄道や港を表現したジオラマを通じて敦賀の歴史を学び、ARなどのエンターテイメントも楽しめます。また、「レストラン館」ではレンガ造りの古き風情が漂う空間で、敦賀の山海の幸を味わうことができます。

「氣比神宮」から「敦賀赤レンガ倉庫」までは徒歩約13分です。バスを利用する場合は「気比神宮前」から乗車し「赤レンガ倉庫前」で降ります。バスの乗車時間は約8分です。

「人道の港 敦賀ムゼウム」は、敦賀港の歴史から「命」の大切さと「平和」の尊さを伝える資料館です。「ムゼウム」は、ポーランド語で「資料館」という意味を持ちます。

敦賀港は1920年代、ロシア革命により家族を失ったポーランド孤児の受け入れや、1940年代には「命のビザ」を持つユダヤ難民の日本上陸地として重要な役割を果たしました。地域住民は彼らを温かく迎え入れ、その善意から「人道の港」として広く知られています。

施設では、孤児が残した日記などの貴重な史料が展示されています。さらに、大型スクリーンでは「人道の港敦賀」に関連するエピソード映像が上映されており、見どころの1つです。

「敦賀赤レンガ倉庫」から「人道の港 敦賀ムゼウム」までは徒歩で約5分です。ぜひ立ち寄って、敦賀の温かい歴史に触れてみてください。

「敦賀市立博物館」は、「旧大和田銀行本店」の壮麗な建物を利用した博物館です。敦賀の歴史資料や美術品が常時展示されています。

建物自体が国の重要文化財に指定されており、展示物と同じく見どころが満載です。正面玄関を入るとすぐに見える大理石のカウンターや厚い壁で覆われた大金庫、建設当初に設置されていたエレベーターの箱などは、注目すべきポイントです。

「人道の港 敦賀ムゼウム」から「敦賀市立博物館」までは、徒歩で約12分の距離にあります。

ここでは、敦賀の観光スポットを巡る2日目のモデルコースを、以下の順番で紹介します。

見どころが満載な観光スポットを巡りながら、楽しい敦賀旅行の時間をお過ごしください。

「日本海さかな街」は、敦賀港から直送される魚介類や水産加工品、地元の特産品を扱う大規模な海産物市場です。約60店舗が集まり、観光客だけでなく地元の人たちにも人気があります。

15軒以上の飲食店が揃っており、ランチに最適な場所です。海鮮丼や寿司、海鮮焼き、地元の特産品を活かした料理など、多彩な食事処が立ち並んでいます。

昔ながらの雰囲気が残る場内では、元気な売り子の声が響き、歩いているだけで楽しい時間を過ごせるでしょう。また、試食ができる店も多く、食べ比べをしながら楽しくお土産を選べます。

「気比の松原」は、約1kmにも及ぶ白い砂浜と砂浜沿いに広がる青々とした松林が、美しいコントラストを描く場所です。三保の松原（静岡県）や虹の松原（佐賀県）と並び、日本三大松原の1つとして知られています。

夏季には海水浴客で賑わい、多くの人々が訪れます。そして、冬には松林が雪化粧され、日本海との調和が美しい風景を演出します。

遊歩道も整備されており、ウォーキングにも最適な場所です。「日本海さかな街」から「気比の松原」まで行く場合は、徒歩約37分、タクシーで約6分の距離です。

「西福寺」は1368年に良如上人によって開かれた、浄土宗鎮西派のお寺です。御影堂や阿弥陀堂、書院などの主要建築物は、国の重要文化財に指定されています。

広大な書院庭園は江戸中期に造られ、その美しさから国の名勝に指定されました。極楽浄土を地上に表現したとされ、四季折々の風情を楽しめます。

また、市の天然記念物に指定された樹齢650年の老樹や、淡い黄緑の八重桜など見どころが数多くあります。「気比の松原」から「西福寺」まで行く場合は、徒歩約30分、タクシーで約5分、バスで約9分のいずれかの方法になります。

御影堂は現在大規模な修復工事中ですが（2032年頃までを予定）、阿弥陀堂や書院などは通常通り見学できます。

ここでは、敦賀駅周辺の観光に便利な宿泊施設5選を紹介します。

オーシャンビューや天然温泉のある宿など、魅力的な温泉宿やホテルばかりです。敦賀を観光する際には、ぜひ参考にしてください。

※記事で紹介している宿泊施設の食事やサービスなどは変更になることがあります。最新情報はプラン詳細ページや施設公式サイトなどをご参照ください。

「敦賀マンテンホテル駅前」は、敦賀駅から徒歩約1分の便利な場所にあるホテルです。ホテルの2階には大浴場があり、旅の疲れを癒してくれます。

客室のバリエーションが豊富で、シングルルームからツインルームまでさまざまなタイプが用意されています。また、隣同士のシングルルームが扉でつながるコネクトルームもあり、プライベート空間を大切にしたい方におすすめです。

数量限定で夜食のラーメンが無料で提供されるサービスもあるので、ぜひ利用してみてください。

「ホテルグランビナリオTSURUGA」は2022年9月に開業したホテルで、敦賀駅から徒歩2分の場所に位置しています。

全客室にスランバーランド社製のベッドを導入したり、空間除菌消臭機やスマートテレビ（ネット動画配信サービス対応テレビ）を設置したりするなど、最新の設備が備えられています。

朝食は「獲れたて」と「焼きたて」にこだわっており、プランによって和食・洋食・海鮮丼の3つから選ぶことができます。

「若狭美浜温泉 悠久乃碧 ホテル湾彩」は、海と湖、山に囲まれた贅沢なロケーションに位置しています。全客室がオーシャンビューで、日本海の「若狭湾」を一望できます。

大浴場からもオーシャンビューが広がり、天然の「美浜温泉」で心身を癒すことができるでしょう。美浜温泉は、肌が滑らかになる効果が期待されています。

敦賀駅から美浜駅までは、列車で約21分です。

「若狭みかた きらら温泉 水月花」は、美しい水月湖が目の前にあるホテルです。ロビーやレストランだけでなく、全客室からも湖の絶景を一望でき、贅沢な癒しの時間を過ごせます。

大浴場からも水月湖を一望できるので、リラックスした時間を過ごせるでしょう。ホテル敷地内にはスポーツ施設の「梅丈ランド」があり、2面のテニスコートや屋内のゲートボール場を利用できます。

自然に囲まれた環境でのスポーツは、リフレッシュに最適です。ホテル最寄り駅の三方駅から敦賀駅までは、列車で約30分です。

「夕雅と旬彩の宿 せくみ屋」では、隣の若狭町から「三方温泉」を運んでおり、天然温泉を楽しめます。湧出量が1分間に190Lという豊富な温泉は、体を温める効果が期待でき、冷え性の方にもおすすめです。

客室は、和室や洋室、畳にベッドを置いた和モダンなタイプが用意されています。特に、和モダンルームは、畳の柔らかな床にベッドが配置され、小さなお子さまも安心して快適に過ごせる空間です。

敦賀駅から小浜駅までは約62分でアクセスできます。

福井県の敦賀には、パワースポットとしても人気な「氣比神宮」や、日本三大松原の1つである「気比の松原」など、人気の観光地が点在しています。敦賀の人気観光地を効率的に巡るためには、拠点となるホテル選びが大切です。

特に、「敦賀マンテンホテル駅前」や「ホテルグランビナリオTSURUGA」は敦賀駅から徒歩約1～2分という好立地にあり、周辺の観光スポットへのアクセスも便利です。また、2024年春には北陸新幹線が延伸される予定で、敦賀へのアクセスが一層便利になります。

びゅうトラベルを活用すれば敦賀までの新幹線とホテルを一括で予約でき、観光旅行をスムーズに計画できるでしょう。ぜひご活用ください。