寒さが厳しくなる冬は、つい外出をためらいがちですが、実はこの季節だからこそ訪れたい国内旅行先がたくさんあります。澄みきった空気に映える雪景色、身体の芯から温まる温泉、その土地ならではの味覚など、冬ならではの魅力が旅をより特別なものにしてくれます。
本記事では、「雪見風呂」「フォトジェニックな絶景」「雪とふれあう体験」など、冬旅の楽しみ方をテーマ別にご紹介。どのスポットも車なしでアクセス可能なので、週末の小旅行や家族でのお出かけにもおすすめです。冬のお出かけ先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
白銀の世界に包まれながら湯に浸かる。そんな贅沢なひとときが楽しめるのが「雪見風呂」です。冷たい空気とあたたかなお湯のコントラストが心地よく、冬ならではの癒しを体感できます。ここでは、雪景色と温泉の両方が楽しめるおすすめのスポットをご紹介します。
北海道・函館の湯の川温泉は、名湯に浸かりながら冬の味覚も楽しめる贅沢な温泉地です。露天風呂がある温泉宿では、雪見風呂で心も体もじんわりと癒せます。周辺には湯倉神社やトラピスチヌ修道院などがあり、散策にも最適です。例年冬には、元町地区周辺でイルミネーションが実施され、街は幻想的な光に包まれます。
また、旬を迎える魚介類も見逃せません。11月から冬にかけては、ウニやホタテ、ゴッコ汁、シマエビなど、道南ならではの海の幸が豊富にそろい、旅の楽しみをいっそう深めてくれます。温泉に浸かって心をほぐしながら、函館の味覚と風情をゆっくりと味わう冬の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
秋田・乳頭温泉郷は、雪見風呂を楽しめる代表的な温泉地として人気です。十和田・八幡平国立公園内、乳頭山の麓に点在する七つの湯宿から成り、それぞれが独自の源泉と泉質を誇ります。
ブナの原生林に囲まれた静かな環境で、まるで自然に抱かれているかのようなひとときを味わえるのが魅力です。冬でもバスで七湯の湯めぐり(※)を楽しむことができ、大地から湧き出た温泉を存分に堪能できます。山菜やきのこなど地元の恵みを活かした料理も充実しており、心も体も深く癒される旅になるでしょう。
※黒湯温泉は、11月中旬~4月上旬まで休業となります。
宮城・鳴子温泉郷は、奥州三名湯のひとつに数えられる歴史ある温泉地です。開湯から1000年以上の歴史を持ち、「鳴子温泉」「東鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」の5つのエリアに分かれており、それぞれ異なる泉質と風情を楽しめます。宿泊して湯めぐりをすれば、多彩な泉質を一度に味わえるのも大きな魅力です。
温泉街からほど近い「上野々スキー場」では、初心者や小さな子どもでも安心して雪遊びが楽しめるため、家族旅行にもぴったりです。鬼首温泉に位置する間欠泉「弁天」も迫力があり、訪れた際にはぜひ立ち寄っておきたいスポットです。
福島・高湯温泉は、1607年に宍戸五右衛門や菅野国安によって開かれたと伝えられる、歴史ある名湯です。磐梯吾妻山の中腹、標高750メートルの高地に位置し、11月にはすでに冬の気配が感じられます。
中旬になるとスカイラインは冬季閉鎖され、連日の降雪が根雪となって、宿の軒先をやわらかな雪が包み込みます。その頃から、本格的な「高湯の冬」が始まります。ひと晩で数十センチ積もることもあり、真っ白な雪に囲まれた湯船から眺める景色は格別で、言葉を失うような美しさを味わえます。静けさとぬくもりが調和した空間は、冬にしか出会えない癒しを求める方にぴったりです。
「四万(よんまん)の病を癒す」と語り継がれる霊泉・四万温泉。国民保養温泉地の第1号に指定された名湯は、美肌の湯としても知られています。雪に包まれる冬は、澄んだ空気と満天の星空が格別で、日頃の疲れを心から癒してくれるでしょう。
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルのひとつとも言われるこの温泉地には、ノスタルジックな風情が今も色濃く残ります。重要文化財にも指定された「積善館」や、静かに佇む「日向見薬師堂」など、フォトジェニックな建造物も多く、歴史と美しさに出会う旅を楽しめます。
新潟・十日町市の雪深い山あいにひっそりと佇む松之山温泉は、鷹が傷を癒したという伝説や、上杉家の隠し湯として伝えられる歴史ある湯どころです。有馬、草津と並ぶ「日本三大薬湯」のひとつに数えられ、塩分を多く含む泉質が体の芯からあたためてくれます。
真っ白な雪に包まれる松之山の冬は、十日町らしい静けさと美しさが際立つ季節です。ひと晩で1メートル近く積もることもあり、幻想的な雪景色があたり一面に広がります。ふわふわの雪に飛び込んだり、スノーシューで雪原を歩いたりと、大人も子どもも夢中になれる冬ならではの体験も楽しめます。
澄みきった空気と静寂に包まれる冬。雪に染まる街並みや湖畔、自然の造形がつくり出す幻想的な風景は、思わず写真におさめたくなる瞬間ばかりです。ここでは、そんな冬ならではのフォトジェニックなスポットをご紹介します。
函館の冬は、澄んだ空気の中で美しいイルミネーションを楽しめます。12月から2月にかけては、金森赤レンガ倉庫や八幡坂、教会群、二十間坂などが光に包まれ、幻想的な夜景が街を彩ります。ロープウェイで函館山の山頂に向かい、きらめく夜景を一望するのもおすすめです。
毎年12月には、海上に巨大ツリーが浮かぶ「クリスマスファンタジー」が開催され、期間中は毎日18時に花火が打ち上げられます。スープバーで体を温めながら、冬の函館ならではの街歩きをゆっくりと楽しんでみてください。
青森と秋田にまたがる十和田湖は、約20万年前の火山活動によって誕生した、日本有数のカルデラ湖です。冬になると一面が雪景色に包まれ、澄んだ空気と静けさが幻想的な雰囲気をつくり出します。湖から流れ出す奥入瀬渓流では、滝が凍りつき、「氷瀑」と呼ばれる見事な自然の造形が姿を現します。
そんな冬の奥入瀬をじっくり堪能するなら、ネイチャーガイドとともに巡るツアーに参加するのがおすすめです。昼は白銀に包まれた渓流美を、夜はライトアップされた氷の造形美を味わいながら、冬にしか出会えない絶景を楽しんでみてください。
秋田県・角館は、江戸時代の面影を色濃く残す「みちのくの小京都」と呼ばれるスポットです。風情ある武家屋敷通りでは、「青柳家」や「石黒家」など一部施設で当時の暮らしを垣間見ることができます。
冬の時期には、桧木内川沿いや武家屋敷の桜の木に雪が積もり、まるで純白の桜が咲いたような「雪桜」が現れることも。これは、気温が大きく下がる1月下旬から2月下旬の限られた日にしか見ることができない、たいへん貴重な風景です。歴史と自然が織りなす冬の角館で、静かで美しいひとときをじっくりと楽しんでみてください。
山形・蔵王は、冬だけに出現する幻想的な「スノーモンスター(樹氷)」が見られる場所です。1〜2月の厳しい自然条件のもと、アオモリトドマツに雪と氷が何層にも重なって生まれる姿は圧巻です。
ロープウェイからはその群生を一望でき、夜にはライトアップされた幻想的な景観も楽しめます。漆黒の闇に浮かび上がるライトアップされた樹氷は、昼間の白銀とはまったく違う表情を見せ、まるで別世界に迷い込んだような美しさに心を奪われます。
冷えた身体は、美肌効果も期待できると評判の、蔵王温泉でゆったりと癒すとよいでしょう。
福島県南会津の大内宿は、江戸時代から続く宿場町として知られたスポットです。茅葺屋根の住居兼店舗が街道沿いに軒を連ねる風景は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、今も住民が「売らない・貸さない・壊さない」の三原則を掲げて大切に守り継いでいます。
12月頃から降り積もる雪が茅葺き屋根に「雪帽子」をかぶせると、街並みは一層美しい姿を見せてくれます。静寂に包まれた中、雪と氷柱が織りなす風景は、まさに江戸時代にタイムスリップしたような趣きに。夜になると灯りが雪面に優しく反射し、満天の星空とともに幻想的な世界を演出してくれるでしょう。
冬の奥日光では、白銀の雪が木々を包み込み、まるで雪の花が咲いたような幻想的な風景が広がります。華厳の滝は冬でも流れ続けますが、その周囲にある「十二滝」が凍結することで、氷瀑のような景観を楽しめるのがこの時期ならではの魅力です。
さらに、中禅寺湖では寒さと西風が重なったときにだけ現れる「しぶき氷」が見られることも。静寂に包まれた奥日光で、冬の自然が織りなす特別なひとときを堪能してみてはいかがでしょうか。
寒い季節こそ、家族で雪あそびを楽しむチャンスです。スノーパークやキッズゲレンデなら、小さなお子さまも安心して過ごせます。親子で冬の思い出をつくる旅へ出かけましょう。
日本有数の米どころ新潟県の玄関口、越後湯沢駅からほど近い温泉街には、世界最大級の湯沢高原ロープウェイがあり、標高1,000mの銀世界へ気軽にアクセスできます。山頂からは谷川連峰や越後三山を望む絶景が広がり、絶好の雪遊びスポットに。
「ゆきあそびパーク」は、スノーチュービングやそり遊び、スノーレーサーなどが楽しめるエリア最大級の広さを誇ります。スノーエスカレータも完備されており、親子で安心して遊べる冬のレジャーにぴったりなスポットです。
草津温泉スキー場のキッズパークは、親子でたっぷり遊べる雪のテーマパークです。スノーエスカレーターでらくらく移動して、チュービングやソリ、スノーレーサーなど多彩なアクティビティが楽しめます。雪だるまやかまくら作りができる「雪遊び場」や、跳んで遊べる「フワフワ遊具」もあり、小さなお子さまでも安心です。
たっぷり遊んだあとは、名湯・草津温泉で冷えた体をぽかぽかに温められるのもうれしいポイント。雪遊びと温泉が一度に楽しみたい、よくばりなご家族におすすめしたいスポットです。
冬の国内旅行は、自然の美しさや癒しの体験に出会える絶好の季節です。今回ご紹介した14のスポットは、どれも車なしでアクセス可能で、冬の魅力を存分に満喫できます。
冬期の週末や年末年始のご旅行にぴったりな目的地を見つけてみてください。びゅうトラベルの「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」なら、列車と宿泊施設の手配もまとめてできてスムーズです。ホテルはもちろんのこと、温泉宿もご用意しているので、ぜひご利用ください。
ご利用上の注意事項
【ご利用上のご注意】
・申込完了後の手配内容の変更(日付・プラン内容・列車の時刻や座席・増員や減員等)は一切できません。
・以下の操作を行うと不具合が発生する可能性がございます。
推奨環境以外での操作
複数のブラウザを立ち上げての操作
予約操作画面で「ブラウザの戻るボタン」を利用した操作
・同行者全員が同一行程となります。異なる発着地やプラン内容を1つの申込として手配することはできません。
【ご旅行代金・お支払いについて】
・ダイナミックレールパックは価格変動制を採用しており、需給や市場状況に応じて柔軟に価格が変動いたします。このため、同一の列車・区間、同一の宿泊施設・プランであっても、お申込の時期により金額が異なる場合があります。また、1ヶ月前の列車確定時に旅行代金を再計算するため、乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、
お申込時に表示していたお見積額と実際の旅行代金が異なる場合があります。
・乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、利用列車確定時、旅行契約締結前に確定した旅行代金を表示しますので、ご確認の上ご予約ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
【列車・きっぷについて】
・旅行商品にご利用いただける座席数には制限がございます。一般発売されている座席に空席があっても手配できない場合がございます。
・(契)乗車票は、原則普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・シートマップ(座席位置の指定)は乗車日が1か月以内(列車の指定席発売後)の場合のみご利用いただけます(一部列車を除く)。
・新幹線の車イス対応座席等をご希望の場合、ご出発日前日から起算し、土日祝日を除いた10日前までにお申し出ください。満席等の理由によりご希望に添えない場合がございます。 詳しくはこちら
・新幹線eチケットサービス対象外のため、Suica等のICカードとの紐づけはできません。
【その他】
・上記以外のご案内については、びゅうトラベルサイト内「ご利用ガイド」および、操作時の各画面にございます「ご注意」を必ずご確認ください。
ご利用上の注意事項
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・ダイナミックレールパックは価格変動制を採用しており、需給や市場状況に応じて柔軟に価格が変動いたします。このため、同一の列車・区間、同一の宿泊施設・プランであっても、お申込の時期により金額が異なる場合があります。また、1ヶ月前の列車確定時に旅行代金を再計算するため、乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、
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・乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、利用列車確定時、旅行契約締結前に確定した旅行代金を表示しますので、ご確認の上ご予約ください。
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