秋といえば、紅葉の季節です。秋の紅葉は春の桜と並ぶ人気があり、有名な紅葉スポットを訪れたいと考える方も多いはず。そこで悩むのが、訪れる場所です。東日本に限定しても数多くの紅葉スポットがあるので、どこに行こうかなかなか決められないこともあるかもしれません。
そこで今回は、東日本でおすすめの紅葉スポット20選をご紹介します。
大沼国定公園は、函館からほど近い北海道亀田郡七飯町にある公園です。大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼という3つの湖を中心に、豊かな自然が広がっています。明治初期の頃から皇族や外国の要人など多くの人々に愛されてきた景勝地で、今なお多くの観光客が訪れます。JR大沼公園駅が近く、アクセスしやすいこともポイントです。
大沼国定公園ではカエデやナラ、カシワなどさまざまな木が色づき、湖を鮮やかに染め上げます。遊覧船やカヌーなどを利用すれば湖の中からも紅葉が観賞でき、陸地からとは違った景色が楽しめます。特に、駒ケ岳を望む景色がおすすめです。
奥入瀬渓流は青森県十和田市にある渓流で、十和田八幡平国立公園(とわだはちまんたいこくていこうえん)の一部です。十和田湖から流出する唯一の川で、子ノ口から焼山まで約14km続いています。とても多くの景勝地を含むことから観光客が多く、青森県内で随一の観光スポットとなっています。国の特別名勝及び天然記念物にも指定されています。
奥入瀬渓流はブナやカツラ、トチノキ、モミジ、カエデなど紅葉する木の種類が多く、それぞれで違った美しさが楽しめます。奥入瀬渓流の紅葉はそれ自体も美しいものですが、点在する景勝地とのコラボレーションも魅力的。遊歩道が整備されているので、のんびりと巡ってみるのがおすすめです。
中尊寺は、岩手県西磐井郡平泉にある天台宗の寺院です。850年に慈覚大師(じかくだいし)・円仁(えんにん)によって開かれ、東北地方における天台宗大本山となっています。かつて平泉で栄華を誇った奥州藤原氏との関係が深く、奥州藤原氏の廟所(びょうしょ)として建てられた金色堂を始め、多くの国宝・重要文化財があります。中尊寺自体も、世界遺産に登録されています。
歴史情緒あふれる境内にモミジが色づく中尊寺の紅葉風景は、当時の空気が感じられるようで、どこか浮世離れした雰囲気も。日常を忘れてゆっくりしたい方にはぴったりです。11月の始めには「秋の藤原まつり」も開催されるので、日程を合わせてみるのもおすすめです。
秋保大滝は、宮城県仙台市にある滝です。蔵王国定公園や県立自然公園二口峡谷を流れる名取川の上流部にあり、奥羽山脈が水源となっています。滝の幅は6m、落差は55mと、豪快に流れ落ちる姿が人気です。日本の滝百選に選ばれている他、那智の滝や華厳の滝と並んで日本三名瀑にも数えられることがあり、多くの観光客でにぎわいます。
秋保大滝の紅葉はイチョウやモミジ、カエデ、シラキ、ナラなど多くの木々が色づく様が美しいのはもちろん、一番の見どころは豪快な滝とのコラボレーション。無骨な岩肌から流れ落ちる滝と、それを覆うように広がる紅葉のコントラストは一見の価値ありです。滝壺のそばまで近づくことができるので、迫力満点の滝も楽しめます。
角館は、秋田県仙北市にある町です。江戸時代に秋田藩の支藩・佐竹北家の城下町として栄えた町で、現在でも武家屋敷が立ち並ぶなど当時の面影が残されています。そうした雰囲気が京都と似ていることから、「みちのくの小京都」とも呼ばれています。角館は春の桜がとても有名なエリアですが、秋の紅葉も同じく人気となっています。
角館の紅葉は、モミジやカエデ、イチョウ、シダレザクラなどが色づきます。角館の中で紅葉スポットとして特におすすめなのが、北側に位置する武家屋敷群です。古風な町並みに色づく木々は雅やかで、つい足を止めてしまうでしょう。
もみじ公園は、山形県山形市にある公園です。もともとは真言宗の寺院・宝幢寺(ほうとうじ)があった場所ですが、本堂は既になく、書院や庭園の一部だけが残されています。現在の公園は、江戸時代に山形城本丸庭園の余石と吉野のモミジを用いて作られた庭園が元になっているといわれています。なお、宝幢寺の本堂は、山形市の国分寺薬師堂に移築されています。
もみじ公園の大きな特徴は、池とその周囲の園路を中心とした池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の庭園であるということ。池の周りをゆったりと巡りながら、色鮮やかな紅葉をさまざまな角度から楽しめます。
五色沼湖沼群は、福島県耶麻郡にある湖沼群です。福島県の北部、磐梯山(ばんだいさん)北側の裏磐梯と呼ばれるエリアに広がっていて、磐梯朝日国立公園に指定されています。磐梯山の水蒸気爆発によって形成された数百の湖沼のうち、数十の湖沼が含まれる地域が五色沼と呼ばれています。
五色沼湖沼群の紅葉の最大の見どころは、色とりどりの水面と紅葉のコントラストです。五色沼はその名のとおり、エメラルドグリーンやコバルトブルー、パステルブルーなどさまざまな色をした湖沼が集まっています。湖沼の色によって周囲の紅葉の見え方も変わるので、お気に入りの場所を探してみてはいかがでしょうか。
六義園は、東京都文京区にある庭園です。徳川幕府の5代将軍・綱吉の側用人によって造園され、江戸時代を代表する回遊式庭園となっています。その美しさから二大大名庭園のひとつといわれていて、国の特別名勝にも指定されています。紅葉スポットとしての人気は非常に高く、東京近郊のみならず全国からも多くの観光客が訪れます。
六義園の古き良き庭園と赤や黄に鮮やかに染まった樹木の組み合わせは、情緒あふれる光景です。夜間には庭園全体がライトアップされて、昼間とはまた違った紅葉の美しさが楽しめます。
箱根美術館は、神奈川県箱根町にある美術館です。箱根で最も古い美術館で、陶磁器が展示されています。箱根美術館には国の登録記念物に指定されている庭園が併設されていて、奥には茶室があります。200本以上のモミジが植えられていて、紅葉スポットとしても高い人気があります。
箱根美術館の庭園は苔庭になっているので、地面の緑と樹木の赤のコントラストが楽しめます。茶室からも紅葉が眺められるので、お茶を味わいながらのんびりとした時間が過ごせます。また、紅葉シーズンの11月は、普段非公開となっている奥庭も特別に公開されます。
亀山湖は、千葉県君津市にある亀山ダムのダム湖です。千葉県内で初めて建設された多目的ダムで、現在でも県下最大の貯水容量を誇ります。亀山湖周辺はキャンプや釣りなどが楽しめるレジャースポットとして整備されていて、行楽シーズンには多くのレジャー客が訪れます。
亀山湖では、遊覧船によるレイククルージングや川下りなどを利用すれば水上から紅葉を見られるので、陸地とはまた違った見方を楽しめます。湖の周囲には山々の自然林が広がっているので、雄大な自然も感じられます。紅葉のシーズンには「亀山オータムフェスティバル」も開催されます。
長瀞は、埼玉県秩父郡にある町です。周囲を山々に囲まれている自然豊かな町で、すぐそばには荒川が流れています。長瀞町を流れる荒川上流域は長瀞渓谷とも呼ばれ、国の名勝・天然記念物に指定されています。長瀞渓谷の急流を利用したラフティングなどアウトドアアクティビティが盛んに行われている、人気のエリアです。
長瀞では陸地から周囲の山々の紅葉を眺めるのもよいですが、おすすめは長瀞川を下りながらの紅葉狩りです。天然記念物に指定されている岩畳や対岸の赤壁など、さまざまな奇観・景勝と紅葉のコントラストは長瀞ならではの景色でしょう。
袋田の滝は、茨城県久慈郡にある滝です。幅73m、高さ120mのダイナミックな滝で、流れが四段の階段状になっていることから「四度の滝(よどのたき)」とも呼ばれています。那智の滝や華厳の滝と並び、日本三名瀑のひとつに数えられることもあります。県内屈指の観光名所で、日々多くの観光客が訪れます。
ダイナミックな滝と紅葉のコントラストは美しく、歌人として有名な西行法師が歌に詠んだほど。紅葉シーズンには日没から20時までライトアップが行われ、昼と夜で異なる魅力が楽しめます。
中禅寺湖は、栃木県日光市にある湖です。日光国立公園に含まれていて、4平方キロメートルもの広さがあります。その標高は1,269mと、自然湖の中では最も高い場所に位置しています。湖周辺の豊かな自然や、日光連山や男体山など雄大な山々を望む景色が人気です。
赤や黄に色づく木々はそのまま眺めても美しいものですが、中禅寺湖の湖面に映る紅葉にもまた違った魅力があります。中禅寺湖には遊覧船があり、紅葉シーズンには「紅葉廻りコース」も運行されるので、船に揺られながらの紅葉観賞もおすすめです。
伊香保温泉は、群馬県渋川市にある温泉街です。古くから人気のある温泉街で、草津温泉と並んで群馬県の名湯として知られています。現存する日本最古の和歌集・万葉集にもその名が記されている歴史深い温泉で、戦国時代には武田家が戦で負傷した兵士の療養場所として利用していたともいわれています。
伊香保温泉の紅葉スポットで特におすすめなのが、伊香保温泉源泉湯元にある河鹿橋(かじかばし)周辺です。河鹿橋周辺にはモミジやカエデ、クヌギなどが自生していて、歴史情緒が感じられる太鼓橋とのコラボレーションが楽しめます。
河口湖は、山梨県富士河口湖町にある湖です。富士山の麓に位置する富士五湖のひとつで、富士箱根伊豆国立公園に含まれています。富士五湖の中では最も早く観光開発され、温泉やキャンプ場、多くのホテル・旅館などが整備されています。
河口湖の紅葉スポットは、「もみじ回廊」が特に人気です。河口湖美術館通りにあるもみじ回廊には、約60本のモミジの巨木が並んでいます。視界すべてが紅葉で埋め尽くされる光景は圧巻です。この他、約1.5kmにわたってモミジが並ぶ「もみじ街道」も人気のスポットです。
カールは圏谷とも呼ばれるもので、氷河の浸食作用でできた広い椀状の谷を指します。長野県の中央アルプスにはいくつかのカールがあり、宝剣岳の直下に広がる千畳敷カールもその中のひとつです。春はスキー、夏は咲き乱れる高山植物、秋は紅葉と、さまざまな季節で大自然が満喫できます。
千畳敷カールの紅葉は、ロープウェイの中からと頂上からという2種類の景色が楽しめます。ロープウェイから見られる少しずつ変わっていく景色も、頂上から見下ろす雄大な景色も、どちらも紅葉の魅力をたっぷりと感じることができます。
弥彦公園は、新潟県西蒲原郡にある公園です。弥彦温泉郷の中にあり、4万坪もの敷地にさまざまな木々や滝、渓流、高台などが調和をもって配置されています。JR弥彦駅から徒歩2分というアクセスのしやすさも魅力的です。
弥彦公園で特におすすめの紅葉スポットは、もみじ谷です。もみじ谷には朱色の木橋が架かっていて、色づいた葉を広げる木々と絶妙な調和がとれた空間を作り出しています。紅葉シーズンには夜間のライトアップもされていて、幻想的な景色が楽しめます。
黒部峡谷は、富山県黒部市にある峡谷です。黒部川の中流から上流域にあり、立山連峰と後立山連峰を分断するように広がっています。国の特別天然記念物や特別名勝に指定されていて、日本三大渓谷や日本の秘境百選にも選ばれています。近くには宇奈月温泉もあり、豊かな自然とのんびりできる温泉を求めて多くの観光客が訪れます。
黒部峡谷で紅葉を見るなら、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車がおすすめです。赤や黄に染まる木々、針葉樹の緑、眼下を流れる清流のコラボレーションは、日常ではなかなか見ることのできない絶景です。
兼六園は、石川県金沢市にある庭園です。歴代加賀藩主の繁栄の願いとともに、長い歳月をかけて造園されました。岡山の後楽園や水戸の偕楽園と並んで日本三名園のひとつに数えられる回遊式庭園で、国の特別名勝に指定されています。四季折々の自然が楽しめ、アクセスもしやすいことから、季節を問わず多くの観光客が訪れます。
兼六園にはカエデ、サクラ、ウメなど、さまざまな紅葉が楽しめます。庭園そのものの美しさも相まって、幽玄な雰囲気を醸し出します。
西山公園は、福井県鯖江市にある公園です。日本海側では最大規模となるツツジの名所で、園内には5万株ものツツジが植えられています。鯖江市を代表する観光スポットのひとつで、日本の歴史公園100選にも選ばれています。園内には日本庭園や動物園、広場なども整備されています。
西山公園は紅葉スポットとしての人気も高く、園内には県内最大となる約1,600本のモミジが植えられています。特に「祈りの道」はおすすめのスポットで、約900mにわたるモミジで覆われた道を歩けます。紅葉シーズンの11月には、「さばえもみじまつり」も開催されます。
今回ご紹介したスポットは一部であり、東日本にはまだまだたくさんの紅葉スポットがあります。スポットによって見られる景色は変わるので、ぜひお気に入りの紅葉スポットを探してみてください。
※紅葉の見ごろは例年の目安となり、時期が変更となる場合がございますのであらかじめお客さまご自身でご確認いただくことをおすすめします。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
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・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
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・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
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