新幹線で途中下車すると、持っている特急券やグリーン券がそのまま無効になってしまうケースがあります。今回は、新幹線で途中下車する方法や途中下車のルールについてご紹介します。新幹線で途中下車できる範囲(エリア)についても触れているので、チケット予約前にぜひチェックしておいてください。
新幹線の途中下車とは、乗車券に記載された目的地よりも手前の駅の改札口を出ることをいいます。
例えば、「改札口の外で地元の友達に会う」「改札を出て駅前の観光スポットに立ち寄る」など、うっかり改札口を出てしまった場合は途中下車扱いとなります。
改札口を出ずに駅構内で駅弁やお土産を買ったり、お手洗いに立ち寄ったりすることは途中下車にならないため、再び同じ新幹線に乗車しても問題ありません。
自動改札機に乗車券・特急券を通して途中下車をすると、通常、特急券は回収されてしまい残り区間が無効となってしまうため注意してください。
乗車券の場合、乗車区間など条件によっては途中下車ができるものもあります。
途中下車ができる乗車券は自動改札機で回収されないため、再び改札を入って新幹線に乗車することが可能です。
途中下車できる乗車券とは、以下の条件に当てはまる乗車券をいいます。
片道の営業キロが101km以上となる乗車区間の乗車券は、途中下車が認められています。
例えば、「東京→越後湯沢」間は片道営業キロ199.2kmのため、途中下車しても問題ありません。途中下車できる乗車券は自動改札口に通しても回収されずに送り出されるので、受け取った乗車券を使って再び改札に入場できます。
片道営業キロが101km以上かどうか確認するには、手持ちの乗車券に「下車前途無効」の記載がないか確認しましょう。
営業キロ101km未満の短距離乗車券には「下車前途無効」が記載され、これは「途中下車したら残りの乗車区間が無効になる乗車券」であることを示しています。
下車前途無効と書かれていない乗車券なら、安心して途中下車できます。
途中下車が認められているのは乗車券のみで、特急券は乗車区間や営業キロにかかわらず途中下車できないため注意しましょう。
営業キロ101km以上の乗車券で途中下車する場合も同様です。途中下車時に自動改札機へ特急券を入れてしまうと、特急券は回収され残りの乗車区間分は無効となります。
途中下車できない乗車券には以下のようなものがあります。
上述の通り、特急券は途中下車が認められていないため、乗車券と1枚になっている回数券などは途中下車ができません。
自動改札機へ通した場合、乗車券分も回収されてしまいます。
企画乗車券の一部は途中下車が認められず、途中下車した場合は前途無効となります。
途中下車を予定している場合は予約前に問い合わせるか、乗車券に下車前途無効の記載がないか確認しておきましょう。
特急券をはじめ、急行券やグリーン券など乗車券以外の券類は途中下車が認められていません。
特定の都区市内発着の乗車券とは、出発地や目的地に「東京都区内→〇〇市内」と指定された乗車券をいいます。
具体的な駅名が指定されていない乗車券は都区内や市内で自由に下車できますが、改札口を出た場合は回収対象となります。
では、新幹線を途中下車するにはどのような方法で行えばいいのでしょうか。以下で、途中下車の方法を見ていきましょう。
【例】東京→盛岡の場合
東京→盛岡間の新幹線に乗り仙台で途中下車したい場合、東京→盛岡間の乗車券のほか、「東京→仙台」「仙台→盛岡」間の2枚の新幹線特急券を購入しましょう。
特急券を分けて購入しておくことで、乗車区間の残った特急券が回収されてしまわずに済みます。
次に、途中下車の際に気を付けたいポイントをチェックしていきましょう。
途中下車をする際は、以下の点に注意が必要です。
途中下車して改札を出たとしても、同じ乗車券で区間内を戻ることはできません。どうしても後戻りが必要な場合、在来線を利用するなど、他の乗車券を購入する必要があります。
営業キロ(距離)によって乗車券の有効期限が異なります。乗車券の有効期限は最短2日(営業キロ101~200km)から長くて6日(営業キロ801~1,000km)となるので、途中下車を含めた旅行には注意しましょう。
片道100km以下の短距離乗車券は途中下車できません。上述のとおり、「下車前途無効」の記載がないか乗車券を確認してみましょう。
途中下車を活用できると、区間内の観光地に立ち寄ったり名産品を購入したりできます。途中下車を前提とした旅行をするなら、以下のコツを知っておくと便利です。
もし特急券を分けずに予約・購入してしまったら、乗車前に変更しましょう。途中下車したい駅を境に2枚に分けておけば、特急料金を無駄にせずに済みます。
乗車券の有効期限内であれば、後戻りしない限り途中下車は可能です。途中下車を視野に入れた旅行計画では宿泊先の数も増えるので、念入りな計画を立てたいですね。
新幹線で途中下車できる具体的なエリアをご紹介します。旅行の計画や新幹線予約の際にお役立てください。
新幹線で途中下車ができるのは、片道営業キロ101km以上の乗車区間です。以下で、片道営業キロ101kmのエリアと乗車券代を確認しておきましょう!
片道営業キロが101km以上の区間と乗車券代
路線名 | 乗車券代 |
---|---|
北海道新幹線 新青森-新函館北斗 |
3,190円~ |
東北新幹線 東京-新青森 |
1,980円~ |
秋田新幹線 盛岡-秋田 |
1,980円~ |
山形新幹線 福島-新庄 |
1,980円~ |
北陸新幹線 東京-金沢 |
1,980円~ |
上越新幹線 東京-新潟 |
1,980円~ |
途中下車ができると、一度の旅行で多くのスポットを訪れることができます。旅行をもっとお得に楽しむなら、JR新幹線と宿泊予約がセットになったプランを選んでみてはいかがでしょうか?
JR東日本びゅうダイナミックレールパックなら、目的地までの交通とホテルをセット価格で予約できてお得です。JR+宿泊を組み合わせて探すなら「びゅうトラベル」へ。
新幹線で途中下車する場合、乗車券の片道営業キロや特急券の種類に注意しましょう。
途中下車を旅行の予定に取り入れるなら、特急券をあらかじめ分けておくか、乗車前に特急料金を変更するなどの工夫が大切です。
途中下車のルールをマスターしたらこの機会に旅行の幅を広げて、お得で充実した新幹線の旅を楽しんでみましょう。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・観光プランのみのご利用はできません。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
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