夏休みの自由研究に、こどもと一緒に悩んでしまうお父さんやお母さんもいるのではないでしょうか。
近年は、旅行の記録や感想をまとめていく「旅行記」を自由研究に選ぶ家庭が増えてきています。自由研究と聞くと自然にかかわるテーマをイメージしがちで、また、親がこどもに勧めるテーマは「こどもが楽しめるか」「投げ出さずに作成できるか」と不安な部分もあります。
旅行記は、こどもが「楽しく自由研究に取り組めるかどうか」を重視している家庭におすすめのテーマです。
今回は、自由研究で旅行記を選ぶ際の書き方やまとめ方のコツをご紹介します。
目次
家族旅行で知らない土地を訪れると、見たことのない動植物に出会ったり、その土地の歴史に触れたりできます。
旅行記を書くと、こどもが旅行を通じて学んだことや考えたことをまとめられるので、こどもの学習に役立ちます。
また、普段こどもに家族旅行の感想を聞くと「楽しかった」や「また来たい」といったようにシンプルな答えが返ってくることもあるでしょう。
旅行記は「どのように楽しかったか」「何が印象に残ったか」など、具体的な感想も書き連ねてOK。お父さんやお母さんがこどもの気持ちを深く理解するきっかけにもなりそうです。
自由研究はこどもが興味のないテーマを選んでしまうと本人の意欲がわかず、手伝う側も一苦労です。旅行記ならこどもが好きなテーマを選びやすいので安心感があります。
自由研究のテーマに旅行記を選ぶ際は、以下のようにいくつかのジャンルを伝えてあげると、こどもが好きなテーマを選びやすくなります。
旅行記は、こどもが選んだテーマを中心に、旅行の様子をまとめる記録です。
しかし、準備なしで旅行を終え、いざ旅行記を書こうとしてもなかなか手は進みづらいもの。
そこで、旅行前に以下のような準備をしておくと、旅行記の作成難易度がぐっと下がるのでおすすめです。
旅行で訪れる土地の特徴、有名な食べ物や工芸品、代表的な歴史について下調べをしておきましょう。下調べの段階でこどもが興味を持てるものがあれば、積極的に自由研究の題材に加えたいですね。
「野生動物がいる」「珍しい木がある」「ここでしか食べられない名物料理がある」など、シンプルな情報でまとめるとこどもが理解しやすいでしょう。
下調べした情報をもとに、旅行の行程表を作りましょう。
どこへ行って何をするか決めておくと、こどもも旅行のイメージを膨らませやすくなります。
また、当日は行程表にメモや感想を記入しておけば、帰宅後の旅行記作成で活用できます。
旅行記を作成する際、手書きの文字だけでは旅行のイメージがわきづらく、作成するこどもも手が止まってしまいがち。そこで、旅行で訪れた先々では以下のようなものを入手しておくことがおすすめです。
駅や各種施設で設置されているスタンプ。自由帳などを持参して、できるだけ多くのスタンプを押して帰ってきましょう。帰宅後に集めたスタンプを見れば、現地でスタンプを押したときの気持ちを思い出せるはずです。
旅先でゲットできるリーフレットや施設のパンフレットは、後で貴重な資料になります。旅行記を書く際の情報として活用したり、切り貼りして旅行記を個性的にアレンジしたりするのも良いです。観光マップ部分を旅行記に貼って直接書き込みをすれば、訪れた場所や旅行の行程をわかりやすく表現できます。
旅先で感動した景色や建造物、動植物などはできるだけ多く写真に残しましょう。現像する写真は家に帰ってからゆっくり選べるので、旅先ではとにかく多く写真を撮ることがおすすめです。
旅行から帰ってきたら、ワクワクした気持ちや感動を忘れないうちに、翌日以降なるべく早く旅行記の作成にとりかかりましょう。旅行記を書く際に用意するものと、実際に活用できる書き方テンプレートをご紹介します。
ランドセルに入れて持って行けるA4サイズがおすすめです。書き間違えや貼り間違えによる失敗を防ぐなら、ページの差し替えができるリングファイルやクリアポケットファイルを選ぶと安心です。
旅行で集めた資料をまとめます。旅行の行程に沿って順番を整えておくと、旅行記の作成をスムーズに進められます。
こどもが自由に装飾できるように、鉛筆だけでなく色鉛筆やクレヨン、カラーペンなども用意しておきましょう。
集めた資料を貼るために使用します。扱いやすく乾きやすいスティックタイプのりがおすすめです。
資料や写真の切り抜きに使用します。こどもの年齢に応じて、使いやすく安全なものを用意しましょう。
表紙となる場所に、旅行のテーマに沿ったタイトルを書きます。
例)「〇〇旅行記」「△△旅行の思い出」「××の大冒険」 など
旅行記の目次ページです。先に目次を作成するとページ数や内容のボリュームを調整しなければならず、作成の難易度が上がってしまいます。全てのページを書き終えたら、ページ番号と内容を確認しながら最後に目次を作成するのがおすすめです。
旅行のスケジュールを一目でわかるようにまとめます。
リストにして番号を振ったり、すごろく状にしたりと、自由なデザインを考えてみましょう。
旅行で訪れたエリアの地図を書きます。
低学年などで地図の作成が難しい場合はパンフレットの切り貼りやインターネットにある地図をコピーしても良いでしょう。地図には訪れたポイントや移動ルートを書き込むのがおすすめです。
好きなテーマ(1つ目)について調べ、まとめます。
例)美味しかった食べ物の由来や歴史 など
好きなテーマ(2つ目)について調べ、まとめます。
例)お土産に買った工芸品の魅力、種類、おすすめポイント など
好きなテーマ(3つ目)について調べ、まとめます。調べたいテーマが少ない場合は、ひとつひとつのテーマをより深くまとめてみましょう。
例)旅行で訪れた土地の歴史、祭りや風習、昔と今の違い など
最後は感想を書きましょう。
この旅行を通して気づいたこと、学んだこと、思ったことを自由にまとめて締めくくります。
旅行記の個性を左右するポイントは、選ぶテーマです。いくつものテーマを広く調べるのも良いですが、こどもが興味を持てるテーマが少なければ無理に増やす必要はありません。テーマの多さよりもこどもの探究心を優先して、色々な視点からひとつのテーマについて調べてみるのもおすすめです。
例えば食べ物をテーマにするなら、素材や作り方、その食べ物にまつわる昔話や豆知識まで調べてみるといいでしょう。
また、写真やスタンプ、リーフレットを使って旅行記をコラージュすると、工作要素も加わって楽しく作成できます。工作が苦手なこどもへは、「どこに貼ったら見やすいかな」「こんな貼り方もあるよ」とお父さんやお母さんが優しくサポートしてあげましょう。
自由研究で旅行記を書く際は、ぜひ今回ご紹介した方法を取り入れて作成を進めてみてください。集めた資料をこどもと一緒に見返すと、家でもう一度旅行のワクワクを楽しめ、旅行の思い出を素敵に締めくくれます。
びゅうトラベルでは、家族旅行におすすめのプランを豊富にご用意しています。東日本エリアで人気のレジャースポットから、こどもも大満足のプランを探してみましょう。
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