日光への日帰り旅行のおすすめスポットを紹介！

東京から列車に乗って約1時間半でアクセスが可能 な栃木県日光市。

日光には「自然」「歴史」「温泉」「グルメ」「レジャー」など、さまざまな観光スポットがあります。学生時代に修学旅行で訪れた経験を持つ方もいるかもしれませんが、日光には当時気付けなかった魅力や見どころが満載。

今回は、日光への日帰り旅行におすすめの観光スポットをご紹介します。

日光東照宮や中禅寺湖をはじめ、豊かな自然と多くの寺社・史跡が残る日光市。1999年、世界遺産に登録された日光山一帯の「日光の社寺」は、国内でも有数の歴史的建造物を見られる人気の観光スポットです。福島県、栃木県、群馬県の三県にまたがる「日光国立公園」は、奥日光の四季や絶景を楽しめる自然スポット。

2005年には、公園内の「奥日光の湿地」が、環境や動物保護のために国際的に重要な湿地として認められる、ラムサール条約湿地に登録されました。

日光市内には、鬼怒川温泉や川治温泉をはじめとした温泉スポットも多くあります。「歴史」「自然」「温泉」などに関する観光スポットが市内に密集しているため、日光なら日帰り旅行でも訪れるたびに異なる楽しみ方ができるでしょう。

日光市が実施した2019年度の調査（※）によると、日光に日帰りで訪れた観光客のうち、総来訪回数が「10回目以上」という方は約3割という結果になりました。さまざまな観光スポットがあるからこそ、「次はどのようなテーマで日光を巡ろうか」と何度も足を運びたくなるのかもしれません。

※参照元：日光市観光振興計画に基づく観光実態調査報告書

初めて日光へ行く方もそうでない方も楽しめる、日光の代表的な観光スポットをご紹介します。まだ行ったことのない場所があれば、次の日帰り旅行で足を運んでみてはいかがでしょうか。

徳川初代将軍（徳川家康公）をまつる神社です。1617年に創建されたあと、1636年 の造替 により、現在の基礎となる社殿群が完成しました。宝物館や美術館、客殿・社務所も併設され、境内には8棟の国宝と34棟の重要文化財が残されています。

漆や極彩色、緻密な彫刻が施された歴史的な建築を見るために、国内外から訪れる 観光客は数知れません。

日光東照宮へは、JR日光駅・東武日光駅から東武バス「中禅寺温泉行き」か「湯元温泉行き」に乗車して約5分、「神橋」で下車して徒歩8分でアクセスできます。

日本三名瀑のひとつに数えられる「華厳の滝」。約97mの岸壁から流れ落ちる迫力満点の滝は、周囲の景色と相まって大自然の神秘を感じられます。

春は空と新緑のコントラストが美しく、6月ごろには飛び交うイワツバメを見られます。そして、冬期の流れ落ちる水が凍結する様子 は、まさに神秘的な絶景といえるでしょう。

華厳の滝へは、東武日光駅より東武バス「中禅寺温泉行き」で約40分「中禅寺温泉」下車後、徒歩約5分でアクセス 可能。「華厳滝エレベーター」を利用すると岩盤を下って滝つぼ正面の観瀑台までアクセスでき、大迫力の絶景を見られます。

奥日光の入口に位置し東西に広がる中禅寺湖は、今から約2万年前の男体山噴火により形成されたと伝えられています。周囲約25km、最大水深163mの中禅寺湖周辺には奥日光の豊かな自然が広がり、四季の移ろいに合わせて変わる景色を楽しめます。

中禅寺湖遊覧船が停泊する桟橋「船の駅中善寺」からはクルージング船の出港もあり、移動を兼ねた湖上散策が可能です。

中禅寺湖へは、JR日光駅・東武日光駅から「中禅寺温泉行き」バスに乗車し、約45分で「中禅寺温泉」で下車、徒歩8分または乗り換え2分でアクセス可能。

日光不動苑にある西洋料理のレストランです。“蓄音機の父”と称されるF.W.ホーン（アメリカ）が建てたアメリカンスタイルの別荘は、平成18年に登録有形文化財に登録されました。

館内には、日本で初めて作られた蓄音機や数々のレコードコレクションが所蔵され、古き良き時代の空気に包まれながらひとときの食事を楽しめます。メニューは、昔ながらのオムレツライスやハンバーグ、ビーフシチューなど。館内のテイクアウトショップでは自家製ケーキの購入も可能です。

明治の館へのアクセスは、JR日光駅・東武日光駅から東武バス「世界遺産巡りバス」に乗車し 「清晃苑」で下車後、すぐです。敷地内には、「明治の館別館　游晏山房」や精進料理の「堯心亭」、カフェレストラン「ふじもと」もあります。

47のユネスコ世界文化遺産や世界の建造物を再現した展示物を見て回れる、テーマパークです。現代日本やアメリカ、エジプトやヨーロッパなど、園内は全6つのゾーン に分かれています。

精巧な展示物を見て回れば、一日で世界旅行体験が可能。円形のパノラマ・シアターやパークインフォメーションを備えたヒストリウムシアターに立ち寄れば、園内展示への理解を深められます。

各ゾーンで記念写真を撮ったり、園内の自然と展示物の風景を楽しんだりと、楽しみ方は自由自在。日帰りの世界旅行体験を満喫しましょう。

東武ワールドスクウェアへは東武ワールドスクウェア駅より徒歩約1分と 、アクセスしやすい立地にあります。

江戸時代の人々になりきって、匠に再現された江戸の町を散策できる体験型テーマパークです。町は「街道」「宿場町」「商家街」「武家屋敷」「忍者の里」の5つのエリアに分かれ、各エリアでは、コンセプトにちなんだ江戸人たちに出会えます。

食事処や遊び処（手裏剣道場、矢場、屋形船） のほかに、ショッピングや演劇を楽しめる施設も豊富。「変身処～時空～ 」で江戸時代のキャストに変身したら、江戸時代へいざタイムスリップ。

町の散策中、運が良ければ人気キャラクターの「ニャンまげ」にも出会えます。日光江戸村へのアクセスは、鬼怒川温泉駅より路線バスで約15分 です。

日光市街から中禅寺湖へ続く、標高差440mの観光道路です。48回にもおよぶ急カーブを「いろは48文字」になぞらえたことが、「いろは坂」の由来です。

各カーブの看板に1文字ずつ表記されているいろは48文字を見て、坂の途中で何回目のカーブか数えてみるのも楽しみのひとつ。開けた視界で奥日光の山々を見渡せることから、紅葉スポットとしても人気が高く、紅葉シーズンには多くの旅行客が訪れます。

いろは坂へは、日光駅よりバス約25分のアクセスです。いろは坂を通過する際の所要時間は通常約20分ですが、渋滞時は2時間以上を要する場合もあります。訪れる際は混み具合を事前に確認して、時間に余裕を持った計画を立てておきましょう。

山の神々が中禅寺湖をめぐって争いを起こした神話から名付けられた、戦場ヶ原。奥日光を代表する戦場ヶ原の湿原には徒歩約2時間のハイキングコースが整備され、350種類の植物や、野鳥観察を楽しめます。

ハイキングコースの途中にはいくつかの展望ポイントがあり、男体山を背に広がる戦場ヶ原を一望できます。

戦場ヶ原へは、JR日光駅・東武日光駅より東武バス「湯元温泉行き」に乗車して約65分、「三本松」で下車後、徒歩約1分のアクセスです。ハイキングの場合は、手前の「赤沼」で下車 しましょう。周辺では「竜頭の滝」や「中禅寺湖」、「華厳の滝」や「いろは坂」へもアクセスできます。

江戸時代から続く、由緒正しき温泉です。かつては僧侶や大名のみが利用を許されていましたが、明治時代以降に一般開放されると、無臭のアルカリ性単純温泉で癖のない泉質が親しまれ、関東有数の温泉地へと発展を遂げました。

現在は、鬼怒川の渓谷美を眺められるロケーションに多くの温泉宿が軒を連ね、日帰りで行ける温泉地として親しまれています。鬼怒川温泉街は、鬼怒川温泉駅の目の前に広がっているため、アクセスしやすくなっています。周辺では、日光国立公園の散策や鬼怒川ライン下りも体験できます。

日光は市街地から山間部までの高低差が大きく、夏は涼しく過ごしやすいことも人気の理由です。 日光の人気スポットを網羅したり、旅のテーマを決めてのんびり過ごしたりと、自由気ままなスタイルで、奥ゆかしい日光の空気を堪能してみてはいかがでしょうか。