八ヶ岳の大自然を楽しもう！高原リゾート清里の観光で外せないおすすめスポット

山梨県北杜市の北部、八ヶ岳の南麓に広がる清里は、のどかな集落と美しい景観が広がる高原エリアです。標高約700～1,300メートルに位置し、遠くには富士山や南アルプスが見えます。夏でも涼しいことから避暑地としても知られています。この夏は山と空を堪能できる開放的な清里で、心も体もリフレッシュする時間を作ってみてはいかがでしょうか。

今回は、清里観光で知っておきたい見どころと、清里周辺のおすすめイベントをご紹介します。

山梨県北杜市の北部に位置する清里は、空と大自然に囲まれた高原リゾートです。自然を堪能できる観光スポットのほか、美術館やテーマパーク、スキー場などのアウトドアフィールドもあり、登山やハイキングなどのアクティビティも人気があります。

清里へは、JR中央本線「小淵沢」駅からJR小海線「清里」駅まで列車でアクセス可能です。都市部とのアクセスも良く、新宿や名古屋からは日帰りの旅行も楽しめるでしょう。清里に近づくにつれて見えてくる南アルプスを眺めながら、ひとときの鉄道旅行を堪能してはいかがでしょうか。

列車を降りたあとはJR小海線「清里」駅前の観光案内所「あおぞら」へ立ち寄って、清里周辺の観光情報に目を通してみましょう。館内では、清里の周遊に便利なバスやレンタサイクル、季節のイベントの情報などをチェックできます。

都市部から気軽にアクセスできる高原リゾートが清里です。周辺には複合施設や大型観光施設、牧場などジャンル豊かな観光スポットが点在しています。清里の自然にふれたり、夏の高原ならではのアクティビティを楽しんだりと、清里観光の楽しみ方は自由自在です。

より清里を楽しむために、旅行のテーマにあった観光地をめぐるオリジナルプランを考えてみませんか。ここからは、清里観光で人気の観光スポットをご紹介します。

清里で最も標高が高いエリアに位置するのがサンメドウズ清里です。標高約1,900メートルの清里テラスへは「パノラマリフト」で移動でき、移動中の10分間は、「八ヶ岳ブルー」と呼ばれる空や富士山、野辺山高原を楽しめます。頂上では富士山や南アルプスの景色を一望できる天空のテラスカフェで一休みしましょう。絶景を眺めて味わうオリジナルパフェやこだわりのスムージーは、清里テラスの人気メニューです。

また、清里テラスでは事前予約をすれば「プレミアムシート」を利用できます。他の観光客から離れてプライベートなひとときを過ごすことができ、絶景を貸し切りしているような感覚が楽しめるはずです。大自然に癒され、心身ともにリラックスする開放的な時間を過ごしましょう。

吐竜の滝は、川俣川（かわまたがわ）の渓谷沿いにある自然スポットです。落差10メートル、幅15メートルの岩間からは、絹糸のように繊細で優雅な清流が数段に分かれて静かに落ちていく様を楽しめます。トレッキングを兼ねた散策で、マイナスイオンたっぷりの森林浴を楽しみましょう。時期によって新緑や紅葉など異なる景色を見られます。

また、吐竜の滝周辺には、川俣川を仕切って設けられたルアー釣場やフライ釣場、エサ釣場などの釣りスポットもあります。ニジマスやイワナ、ヤマメ釣りを楽しんだら、魚焼き広場で釣った魚を食べることも可能です。吐竜の滝は、清里でアウトドアを堪能するなら見逃せないスポットです。

富士山を望む八ヶ岳の麓に位置する清泉寮は、「泊まる」「食べる」「遊ぶ」が詰まった観光スポットです。洋室や和室、メゾネットや暖炉付コテージなど、さまざまなタイプの客室が用意されており、大浴場や露天風呂も楽しめます。夜空の星を眺めながら浸かる露天風呂では、その日の疲れが癒されていくでしょう。

清里の代名詞ともいわれている「清泉寮ソフトクリーム」や焼きたてパンを楽しめる「ジャージーハット」をはじめ、地元の食材を使った料理を食べられるレストランなど、食も充実しています。その他、清泉寮オリジナルグッズを販売しているギフトショップもあり、空いた時間でおみやげ探しも楽しめるでしょう。

アウトドアプログラムとして、天然記念物の「やまね」を探す散策プログラム、夜の森を探検する「ナイトハイク」なども楽しめます。高原リゾートの空気とアクティビティを楽しみたい方におすすめのスポットです。

萌木の村は半世紀にわたって清里の観光を支える複合レジャー施設です。「オルゴール博物館」「野外クラシックバレエ公演」「クラフトビール」「ナチュラルガーデン」など見どころが多く、1日ゆっくりと過ごしても充実した時間になるでしょう。

萌木の村の「森のメリーゴーラウンド」は小高い丘に設けられ、テーマパークにはない「森林」と「アトラクション」を同時に楽しめます。木漏れ日のなかで優雅に回るメリーゴーラウンドに乗れば、おとなも童心に帰れること間違いありません。

高原の草花に囲まれて身も心もリラックスできるカフェ兼雑貨店の「フェアリーテイルズ」では、挽き立ての有機無農薬コーヒーやバラの香りがするソフトクリームなど、個性的なメニューが提供されています。旅行や観光の一休みに、優雅なティータイムを楽しんではいかがでしょうか。萌木の村の中にはギフトショップも多く、ワインやスイーツ、工芸品やアンティーク製品など、さまざまな商品を手に取れます。

赤岳の東尾根の一部が整備され、八ヶ岳中信高原国定公園の一部となったのが美し森です。標高約1,542メートルの小高い丘から、南アルプスを一望できるスポットとなっています。

美し森で見られる大ヤマツツジは、国指定天然記念物でもある貴重な植物です。6月には約1,000本のレンゲツツジが見ごろを迎え、美し森が鮮やかなオレンジに包まれます。公園内にはキャンプサイトも併設されていて、バーベキューやトレッキング、体験教室などを楽しめます。

山梨県立まきば公園は、八ヶ岳南麓に広がる八ヶ岳牧場の一部を利用して整備された公園です。まきば公園では、インストラクターと公園周辺のコースを歩きながら動植物や自然について学べる「まきばウォーク」や、フェルトボール作りが体験できる「フェルト教室」、まきば公園周辺のきのこを観察できる「きのこ教室」など豊富なプログラムが設けられています。

標高約1,400mに位置するまきばレストランでは、山梨県こだわりの食材である「甲州ワインビーフ」や「高原野菜」などを使ったメニューや、テレビで話題となった清里名物「清里ジャンボバーガー」などを楽しめます。大自然の眺望と清里グルメを堪能しましょう。

清里では、観光スポットのほかに季節のイベントも楽しめます。リゾート気分で優雅なひとときを過ごせる、おすすめのイベントをご紹介します。

1990年にスタートし、多くの「フィールドファン」が毎年心待ちにしているのが清里フィールドバレエ・コンサートです。毎年7～8月に萌木の村特設屋外ステージで繰り広げられる公演や、演目に合わせて打ち上げられる花火は息を飲む美しさです。

会場では、舞台で実際に使用される衣裳を鑑賞できる「バレエ衣裳展」やバレエダンサーのサイン会などが行なわれ、バレエの予備知識なしでも楽しめる工夫が取り入れられています。会場後方には飲食ができるブースが設けられていて、バレエの物語にちなんだオリジナル料理や萌木の村のクラフトビールを味わえます。

会場内のテントでは、バレエダンサーがデザインしたオリジナルTシャツやセレクト雑貨を購入可能です。野外で芸術にふれられる清里フィールドバレエ・コンサートへ、おみやげ探しも兼ねて立ち寄ってはいかがでしょうか。

清里高原つつじ祭りは、八ヶ岳南麓の観光の原点とも称される祭りです。2017年には70周年を迎え、毎年多くの観光客が訪れる清里高原の人気イベントです。開催は毎年6月上旬で、美し森が会場となります。事前の申し込みでツツジの植樹イベントにも参加できるため、思い出づくりに足を運んではいかがでしょうか。なお、ツツジの植樹イベントに参加する際は、軍手と空ペットボトル（500ミリリットル）が必要です。

南アルプスの絶景と高原が広がる清里は、各地からアクセスしやすい隠れたリゾートエリアです。雄大な自然のなかで夏ならではのアクティビティやイベントを楽しんで、日々の疲れを癒してみませんか。

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