歴史ある伝統行事や文化が根付く東北では、他に類を見ない食文化も多く受け継がれています。海流の異なる沿岸部と雄大な山岳部を持つ東北ならではのグルメは、東北を訪れたら外せないポイントです。
今回は、東北地方の6県である青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島から、おすすめのご当地グルメをご紹介します。
数々の文化遺産や自然遺産が見られる東北は、一年を通じて多くの旅行客が訪れる観光地です。長年続けられている伝統行事や歴史ある温泉郷、壮大な山々やレジャースポットなど見どころも多く、訪れるたびに魅力を再発見できる地でもあります。
東北は東京からのアクセスが良く、関西圏からは東京を経由して新幹線でアクセスできます。首都圏から新幹線を利用して日帰りも可能です。旅行の日程や足を運びたい県に合わせて、移動のルートを決めておきましょう。
白神山地や十和田湖など、雄大な自然が広がる青森県。夏は東北三大祭りの青森ねぶた祭が開催され、全国から多くの旅行客が訪れます。青森県を代表するグルメには、以下のようなものがあります。
せんべい汁は青森県八戸市で伝承される郷土料理で、小麦粉、塩、水のシンプルな材料から作られるせんべいを味噌汁や鍋の汁で煮て食べます。せんべいは、冷害を受けて米の収穫ができない地域にとっては保存食であり、古くから青森の家庭で親しまれてきました。現在では、煮崩れしにくい汁用のせんべいなどが販売され、キノコや馬肉などさまざまな具材とともに食べられています。
黒石焼きそばは青森県黒石市の郷土料理で、戦後すぐに作られたと伝えられています。1955年(昭和30年)頃は、こどもが購入できるほど安価に販売されていました。もちもちとした太麺に甘辛いソースが絡み、一品でも満足しやすい味わいの焼きそばです。黒石焼きそばに汁をかけて食べる「黒石つゆ焼きそば」は、B級グルメとしても親しまれています。
平泉の世界遺産と白浜の美しい海岸が広がる岩手県。温泉やスキーを楽しめるだけでなく、渓谷や高原、鍾乳洞など豊かな自然を感じられるスポットが多くあります。岩手県でおすすめのご当地グルメをご紹介します。
盛岡じゃじゃ麺は、温かい平麺と肉味噌を混ぜて食べる岩手県の郷土料理です。お酢やラー油、おろしニンニクやおろしショウガなど、調味料や薬味を足して好みの味に変化させるのがじゃじゃ麺の醍醐味。締めには、ゆで汁と生卵で作る鶏卵湯(チータンタン)というスープにじゃじゃ麺を絡めて、まろやかな味わいを楽しんでください。
一口分のそばを小さなお椀で食べるわんこそばは、岩手県の南部地方で発祥したそば料理です。茹でたてのそばをおいしく食べてもらえるようにと、そばを一口ずつ振る舞ったことが始まりとされています。わんこそばは、10~15杯で一般的なそば1杯分に相当。家族や友人と食べれば、次々と積み上がっていくお椀の数に盛り上がること間違いありません。
なまはげ発祥の地で知られる秋田県。東北三大祭りの一つに数えられる秋田竿燈まつりをはじめ、横手のかまくらや大曲の花火など魅力ある行事が多くあります。秋田県でおすすめのご当地グルメをご紹介します。
日本三大うどんの一つに数えられる稲庭うどんは、秋田県を代表する郷土料理です。その歴史は約350年と長く、かつては殿様への贈答品にも選ばれていました。つるりとしたのどごしが特徴でアレンジの幅も大きく、現在では全国で親しまれています。2016年(平成28年)には、秋田県湯沢市のふるさと名物に指定されました。
秋田県で古くから親しまれている郷土料理です。山に籠って狩りをしていた農民が「たんぽ」(串にご飯を巻いたもの)を鍋で煮たり味噌を塗ったりして食べたことがルーツと伝えられています。切ったたんぽを鍋で煮て食べるようになると、「きりたんぽ」の名が定着していきました。現在では、家庭だけでなく料亭や飲食店で、さまざまなきりたんぽメニューが並んでいます。
初代仙台藩主、伊達政宗公ゆかりの地である宮城県。東北三大祭りの一つに数えられる仙台七夕まつりは、夏の宮城県を訪れたら外せないイベントです。蔵王山や松島湾などで獲れる海山の幸をふんだんに楽しめる、宮城県のご当地グルメをご紹介します。
焼き肉で定番の牛たんは、仙台発祥の名物料理です。日本で初めて牛たん焼きが食べられたのは、戦後間もない1948年(昭和23年)のこと。仙台の牛たん焼き専門店で振る舞われた牛たんは、瞬く間に全国へ広がりました。現在、仙台市には約100店舗もの牛たん焼き専門店があり、お店によって異なる旨味の牛たんを食べられます。
茹でた枝豆と砂糖、塩をペースト状にしたずんだは、宮城県で親しまれる郷土料理です。つきたての餅に載せるか、串だんごにたっぷり絡めて食べるのが定番の食べ方です。県内では、洋菓子やドリンクなど個性的なずんだスイーツも多く見かけられます。ぜひ、枝豆の優しい甘さを堪能してください。
ウインタースポーツと風情ある温泉を楽しめる山形県。特徴的なかけ声と着物姿で踊り手が町を練り歩く花笠まつりは、山形県を代表する夏の一大イベントです。山形県でおすすめのご当地グルメには、以下のようなものがあります。
400年近くの歴史があると伝えられる芋煮は、山形県全域で親しまれる郷土料理です。河原で舟の到着を待つ船頭たちが食べていた、芋や棒ダラを煮た鍋がルーツとされ、昭和の時代に入ると牛肉が使われるようになりました。現在は家庭やお店により味付けが異なり、醤油ベース、味噌ベース、カレーベースなどさまざまな味付けで食べられています。
山形県全域で親しまれる玉こんにゃくは、1926年(昭和元年)創業の「千歳山こんにゃく」が発案と伝えられる山形県の郷土料理です。醤油だけで煮た玉こんにゃくを串に刺し、練り辛子をつけて食べるのが一般的。県内の観光地やイベント会場では、必ずといって良いほど用意されているご当地グルメです。
江戸時代の風情を感じさせる大内宿や会津武家屋敷をはじめ、福島県には会津の歴史に触れられる文化遺産が多くあります。福島県でおすすめのご当地グルメをご紹介します。
福島県喜多方市発祥のソウルフードである、喜多方ラーメン。醤油や味噌、清酒などの醸造業が栄えていた喜多方市で「蔵のまち」の知名度が上がると同時に、喜多方ラーメンも人気を博していきました。約4ミリの縮れ太麺に醤油ベースのスープが絡む喜多方ラーメンは、シンプルで懐かしい味わい。同じ醤油ベースでも、お店によって旨味や風味が異なるため、それぞれの違いを堪能してはいかがでしょうか。
かつて、冬の保存食とされていたいかにんじんは、福島県で親しまれるソウルフードです。醤油、酒、みりんで甘辛く漬けたスルメとにんじんの味わいは、お酒のおつまみやご飯のお供にぴったり。現在は、福島県の正月に欠かせない一品となっていて、おみやげにも人気です。
今回ご紹介したように、東北には魅力的なご当地グルメが満載です。先人の知恵から生まれた郷土料理も多く、グルメを通じて各地の歴史にも触れられるでしょう。
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・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
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・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
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・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
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