新幹線の「のぞみ」「こだま」「ひかり」の名前は知っていても、なにが違うのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新幹線「のぞみ」「こだま」「ひかり」それぞれの違いをわかりやすくご説明します。旅行計画を立てる際の参考にしてください。
「のぞみ」「こだま」「ひかり」は、東京駅から新大阪駅まで(一部は岡山駅や博多駅まで)の区間を走行する東海道・山陽新幹線の愛称で、おもに以下のような違いがあります。
「のぞみ」は、東海道新幹線が開業してから28年後の1992年に誕生した新幹線です。
全列車16両編成で運行されており、普通車指定席が最も多く10両、グリーン車指定席と普通車自由席がそれぞれ3両の編成になっています。
「のぞみ」の最大の魅力は、停車駅が最も少なく、短時間で長距離を移動できることでしょう。東京駅から新大阪駅までを、最高時速300km/h、約2時間半で走行します。
新大阪から先の山陽新幹線区間にも乗り入れており、東京から博多まで1本の新幹線で行けるのは「のぞみ」だけです。
ただし、「のぞみ」のすべての便が博多まで走行するわけではないため、各便の停車駅をよく確認してください。
スピードが速く運行区間も長い「のぞみ」は、長距離を短時間で移動したい方におすすめです。
「こだま」は、東海道新幹線が開業した1964年当時から走行している各駅停車の新幹線です。
普通車自由席が10両、グリーン車指定席と普通車指定席が3両ずつの合計16両編成で運行されています。
「こだま」は、途中で「のぞみ」や「ひかり」に追い抜かれるため所要時間も長く、東京駅から新大阪駅まで、約4時間かかります。
新大阪駅まで行かず名古屋駅止まりの列車も多く、「のぞみ」のように山陽新幹線区間に乗り入れるケースはほとんどありません。
停車駅が多い「こだま」は、「のぞみ」や「ひかり」が停車しない駅への旅行だけでなく、通勤用にも活用されています。
あえて各駅停車に乗って、のんびりと旅行を楽しみたい方にもおすすめです。
「ひかり」は「こだま」と同様に、東海道新幹線の開業年から走行している新幹線です。「のぞみ」が存在しなかった当時は、「ひかり」が最速の列車として注目を集めていました。
普通車指定席が8両、普通車自由席が5両、グリーン車指定席が3両の合計16両編成で運行されています。
「ひかり」の特徴は、停車駅の組み合わせパターンが多数あることでしょう。基本的には「のぞみ」より多く、「こだま」より少ない駅に停車するものの、列車によって停車駅の数は異なります。
停車駅の数が違えば、当然のことながら所要時間もそれぞれです。停車駅が少なく「のぞみ」とほとんど変わらない時間で走行する「ひかり」もあれば、多くの駅に停車して時間がかかる「ひかり」も存在します。
急いでいる際には特に、途中の停車駅を確認したうえで乗車しましょう。
また、新大阪駅より先の山陽新幹線の区間にも乗り入れる場合もありますが、岡山止まりが多く、東京から博多まで1本で走行する「ひかり」はありません。
「のぞみ」「こだま」「ひかり」の大きな違いの一つである停車駅について、具体的な駅名は以下のとおりです。
なお、走行区間には浜名湖や富士山、彦根城や掛川城といった有名スポットがあるため、車窓から楽しむのもよいでしょう。A席側とE席側で見られる風景は変わりますが、下り列車であれば自然景観や歴史的建造物が集まるE席側がおすすめです。
最も停車駅が少なく、早く移動できる「のぞみ」は、以下の6つの駅に停車します。
東京駅/品川駅/新横浜駅/名古屋駅/京都駅/新大阪駅
「こだま」は、東海道新幹線のすべての駅(17駅)に停車します。
東京駅/品川駅/新横浜駅/小田原駅/熱海駅/三島駅/新富士駅/静岡駅/掛川駅/浜松駅/豊橋駅/三河安城駅/名古屋駅/岐阜羽島駅/米原駅/京都駅/新大阪駅
「ひかり」の停車駅は、以下の14駅です。前述したように「ひかり」は毎回すべての駅に停車するのではなく、列車によって停車駅が変わる複数の運行パターンがあります。
東京駅/品川駅/新横浜駅/小田原駅/熱海駅/三島駅/静岡駅/浜松駅/豊橋駅/名古屋駅/岐阜羽島駅/米原駅/京都駅/新大阪駅
※「のぞみ」が停車する6駅以外は、便によって停車するか否かが異なります。
新幹線は設備も充実しているため、移動中も快適に過ごせます。ここでは、東海道新幹線の便利な車内設備をご紹介します。
コンセントの位置は、新幹線の車両の種類によって異なります。東海道新幹線で使用されている車両は「のぞみ」「こだま」「ひかり」ともに共通で、2022年6月時点では、N700Sと旧型のN700Aの2種類です。車両の種類別に、コンセントの位置をご紹介します。
N700Sでは、すべての座席のひじかけ前方付近にコンセントが設置されています。「のぞみ」「こだま」「ひかり」ともに共通です。
N700Aでは、座席の種類によってコンセントの有無が以下のように異なります。
●グリーン席:全席にモバイル用コンセントあり
● 普通席:窓側席、最前部、最後部座席にモバイル用コンセントあり
コンセントの位置は、グリーン車は各席のひじかけ前方、普通車は対象座席が面する壁側です。「のぞみ」「こだま」「ひかり」による違いはありません。
コンセント以外の設備は、N700SとN700Aでほとんど共通です。おもな設備をご紹介するので、座席を予約する際の参考にしてください。
●化粧室:
奇数号車にあり、11号車には車椅子で入れる多目的トイレがあります。
●洗面室:
化粧室と同様、奇数号車にあり、鏡と洗面台が使用できます。
●多目的室:
11号車にあります。着替えや授乳などにも使用できますが、身体の不自由な方が優先です。
●車椅子スペース:
多目的トイレ、多目的室と同様に11号車にあります。
●喫煙ルーム:
3号車、10号車、15号車の3ヵ所にあります。座席は全席禁煙で、完全分煙を実施しています。
●ゴミ箱:
すべての車両の、乗り降り口付近に設置されています。
●乗務員室:
ほぼ中央に位置する、8号車にあります。
●AED(自動体外式除細動器):
乗務員室に配置されています。
●客室通話装置:
緊急時に乗務員に連絡できる装置です。N700Sにはすべての車両に設置されています。N700Aでは、一部の車両で設置がないものの、隣接する車両には必ず配置されています。
東海道新幹線を走行する「のぞみ」「こだま」「ひかり」は、停車駅の数や所要時間、車両編成などがそれぞれ異なります。
使用される車両は共通しており、設備に大きな違いはありません。確実にコンセントを使用したい場合などは、事前に位置を確認しておくとよいでしょう。
長距離を効率的に移動したいときには「のぞみ」、途中立ち寄る駅も楽しみながらのんびり旅行したいときには「こだま」など、目的別に乗り分けてみてください。
びゅうトラベルでは、新幹線をはじめとする各種列車と宿泊先をまとめて予約できます。列車も宿泊先も自由に選択できるので、列車での旅行を検討する際はぜひご利用ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
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