仕事で出張が決まれば、前日までに荷造りをしなければなりません。しかし、経験が少ない場合、出張時の持ち物がわからず悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

長期間の出張となると仕事用のスーツはもちろん、プライベート用の着替えや部屋着、普段使っている備品など、多すぎても少なすぎても困るため、なかなか荷造りできないこともあるでしょう。

そこで本記事では、出張時の持ち物チェックリストを紹介します。必需品や便利グッズなど、目的別に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ここでは、出張する際に確認すべき持ち物のチェックリストを紹介します。荷造り時・出発前の確認の際に参考にしてみてください。

仕事でスーツが必要な場合は、下記の6点を持参しましょう。

また、普段の業務でスーツ着用が義務付けられていない場合は、出張でも必要ないか事前に確認しましょう。必要ない場合は、オフィスカジュアルスタイルやジャケットを持参するなど、目的に合った衣服を用意しておくと良いでしょう。

長期出張の際には、日数分の下着や靴下も用意しておくのがおすすめです。

最近は、キャッシュレス決済が主流になっており、普段は財布を持ち歩かない人もいるかもしれません。しかし、出張先でキャッシュレス決済が使えない場合もあるので、財布は必ず持参しておきましょう。また、地方出張だといつも利用している銀行ATMがない場合があるので、出発前にいつもより多めの現金を入れておき、クレジットカードも持っておくと安心です。

仕事用のスマートフォンを持っている場合は、絶対に忘れないようにしましょう。業務の連絡手段として欠かせず、忘れてしまうと会社やお客さまに迷惑をかけてしまう可能性があります。プライベート用のスマートフォンも忘れず準備しておいてください。

仕事用のパソコンには、業務上必要な情報や資料が記録されています。忘れてしまうと仕事にならないので、出発前に入れ忘れていないか必ず確認しておいてください。また、パソコン周辺機器でいつも使っているものがあれば、まとめて準備しておくと出張先での業務をスムーズに進められるでしょう。

仕事用・プライベート用のスマートフォンが、データ使用量に制限があるプランの場合は、モバイルWi-Fiを持参しておくと便利です。固定のWi-Fiがない場所でもいつでもどこでもインターネットを使用できます。移動中にパソコン作業をする場合でも重宝するので、持っておいて損はありません。

出張先では、パソコンやスマートフォンの充電をいつどこでできるかわかりません。そのため、バッテリーが切れてもすぐに充電するためには、充電器やモバイルバッテリーが必須です。荷物が多くなりますが、スマートフォンとパソコンが使えなくなっては、仕事にならないので忘れず持参しましょう。

業務でメモや議事録などを取る可能性があるため、筆記用具は欠かせません。現地調達は可能ですが、日頃から使い慣れているボールペンやメモ帳などがある場合は、持参しておくのがおすすめです。筆記用具が多すぎると荷物がかさばったり、出張先で紛失したりする可能性があるので注意しておきましょう。

出張の目的が商談やお客さま・クライアントとの会議などの場合には、名刺を必ず持参しておきましょう。また、なくなっても補充できないので、いつもより多めに持っておくのがおすすめです。

仕事で必要な書類や資料がある場合は、忘れないようまとめて準備しておいてください。移動中や出張先などで紛失してしまう可能性があるため、きちんとしたクリアファイルに入れたりホッチキス留めしたりするのが重要です。紙の書類である必要がない場合は、パソコンやスマートフォンなどにスキャンしておいてデータで保管しておくと、荷物にならず紛失するリスクがないのでおすすめです。

出張先で車を運転する場合は、絶対に忘れないようにしましょう。忘れてしまうと、列車やバスがない場所での移動が困難になってしまいます。また、運転免許証は身分証明証としても使えるため、身分証明が必要な際に重宝します。

出張先では、事故や急病に見舞われる可能性がゼロではありません。特に長期出張の場合は、慣れない場所で疲れから風邪を引いたり腹痛になったりするなど、体調を崩す可能性があります。保険証を持ってないと現地の病院に行った際に自費で負担しなければならず、出費が多くなってしまうので必ず持参しましょう。

会社で社員証を発行されている場合は、出張先の本社や支社、グループ会社などで必要になる可能性があります。社員証を持っていないと本人確認に時間がかかるだけでなく、最悪の場合は入館できなくなります。荷造りの際は、社員証が入っているかを必ず確認しましょう。

飛行機や新幹線で移動する場合、チケットを忘れると出発できません。スマートフォンのデータで利用できる場合は問題ありませんが、紙チケットを発行している場合は、財布や貴重品入れに必ず入れておきましょう。再購入できる可能性はありますが、無駄な出費になるので注意が必要です。

身だしなみを整えるためにメイク道具も必要です。荷物が多くなるのが困る場合は、小瓶や小物入れに一部を移し替えていくとかさばらないのでおすすめです。

ここでは、出張時に持っておくと便利なグッズを6つ紹介します。必需品ではありませんが、こだわりのあるものを持っておくと安心して仕事に臨めるので、チェックしてみてください。

スーツのホコリ取りグッズや制汗剤などを持っておくことで、身だしなみを整えられるのでおすすめです。また、男性の場合は髭剃りや整髪料、女性の場合はヘアピンやくしなどを持参しておきましょう。現地調達でもまかなえますが、余計な出費につながるため注意が必要です。

普段使っている化粧水や美容液、ハンドクリームがある場合は、持参しておくと良いでしょう。外を歩くことが多いのであれば、日焼け止めも持っておくと便利です。現地調達の場合、日頃使っている化粧品がない場合があるので、できれば持参してください。

長期の出張であれば、休日を快適に過ごすためにプライベート用の私服やバッグなどを持っておくのがおすすめです。現地調達もできますが、持参しておくと余計な出費を抑えられ、帰りの荷物が増えません。多く持っていくと荷物がかさばるので、土日に使うくらいの量を持参すると良いでしょう。

日頃から体調に不安がある場合や、持病を抱えている人は常備薬を持参してください。急な体調不良に対応できるため、安心して仕事に臨めます。いつもは病気をせず元気な方でも、環境が変われば体調を崩す可能性がゼロではないので、頭痛薬や胃腸薬くらいは持っておくと良いでしょう。

汚れを拭き取ったり体調が悪い時に使えたりします。訪問先のお手洗いへ行った際には、ペーパータオルやエアータオルがない場合もあるので、ハンカチ・ティッシュは持っていくのがおすすめです。

歯ブラシ・シャンプー類・ドライヤー・枕・ルームウェアは、ホテルのアメニティで用意されていることが多いですが、もしこだわりのあるものがあれば持参しておいた方が安心して過ごせるでしょう。

特に、寝具が体に合わないと仕事のパフォーマンスに影響がでてしまい、出張先で快適に過ごせなくなります。普段使っているものはなるべく持っていき、少しでも安心して過ごせるようにしておくのがおすすめです。

ここでは、出張時の持ち物を詰める際の注意点について解説します。移動方法によっては、荷物の持ち込み制限があるので、あらかじめチェックしておきましょう。

飛行機での出張の際には、機内・預け荷物として持ち込めるサイズや重量が決まっています。プランによっては、オーバーすると追加料金がかかる場合があるため注意が必要です。また、ハサミやカッターなど機内に持ち込んではいけないものもあり、最悪の場合は没収されてしまいます。特に、海外出張時にはチェックが厳しいので、事前に調べておきましょう。

新幹線の場合は荷物をおけるスペースがかなり限られるため、荷物の数と大きさに注意しましょう。バスの場合も、預け荷物が多いと余計な時間がかかってしまいます。できる限り、荷物をコンパクトにまとめられるバッグ・リュック1つと、スーツケース1つくらいがベストです。

出発前には、出張に必要な持ちものを必ず最終確認しましょう。交通機関のチケットや財布・保険証、仕事で使うパソコン・資料など、絶対に忘れてはいけないものは念入りにチェックしておいてください。

必需品のチェックリストで紹介したものは、どのような職種の方でも必要なものなので、絶対に忘れないようにしましょう。便利グッズは現地調達もできますが、こだわりがあるものは持っておくと安心できるので、各自でチェックしておいてください。

環境が変われば必要なものが増える場合もあるため、その都度現地で購入しながら調達します。その他、職業や出張時期によって必要なものは変わるので、今回紹介したチェックリストを活用して、オリジナルのチェックリストを作っておくのがおすすめです。

出張が決まった時点で、宿泊先や交通機関を自分で確保する必要がある場合は、びゅうトラベルからの予約がおすすめ。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」は、宿泊施設と新幹線などの列車を一括で検索でき、お得に予約できます。出張が急遽決まった場合でも、最短出発当日に予約可能。また、周遊先を設定することで、オフの時間も充実させられるので、出張先の宿泊施設・交通機関にお悩みの方は、ぜひ一度利用してみてください。

そのほか、出張時のホテル選びに悩んでいる方は、以下の記事も併せてご覧ください。