函館を車なしで観光！1泊2日のモデルコースとおすすめホテル5選

函館での1泊2日の観光プランを計画中の方は、どの観光スポットを訪れるべきか迷うのではないでしょうか。モデルコースを参考にすれば、効率よく函館の魅力を楽しめます。

そこで今回の記事では、函館駅から出発する1泊2日のモデルコースと函館市内でおすすめのホテル5選を紹介します。

例えば東京駅から飛行機で函館に向かう場合、東京駅から羽田空港まで列車で30分から40分、羽田空港から函館空港行きの飛行機の直行便が約80分です。そのあと函館空港から函館駅前行きのバスに乗り、約20分で到着します。

新幹線で函館駅まで向かう場合は、東京駅から新函館北斗駅まで約4時間、新函館北斗駅から函館駅まではこだてライナーで約20分です。東京駅を始発とする新幹線に乗れば、お昼前には函館駅に到着し、翌日は15時頃に函館駅を出発すれば、21時前には東京駅に戻れるでしょう。

車なしでも1泊2日で十分に函館を満喫できるモデルコースを提案しているので、ぜひ最後までご覧ください。

函館の観光名所を巡る際は、函館駅を出発点にするのがおすすめです。そこで本章では、函館駅からスタートする「1泊2日旅行の1日目のモデルコース」を以下の順序で紹介します。

ぜひ1日目のスケジュールを組む際に、お役立てください。

JR「函館駅」は、観光の出発点として非常に便利なターミナル駅です。空港からのバスや特急列車が頻繁に到着し、駅前には路線バスのターミナルや函館市電の停留場があります。

そのため、レンタカーを利用しない観光客にとっても、函館駅からであれば市内観光をスムーズに開始できるでしょう。交通手段が利用しやすくホテルへのアクセスも便利なため、函館駅周辺は観光の拠点として非常に便利です。

「函館朝市」は、函館を代表する食の観光スポットで、函館駅からわずか徒歩約1分の距離に位置しています。営業時間は店舗によって異なりますが、多くの店舗が朝5時（冬季は6時）〜14時過ぎまで営業しています。

一部のお店では早い時間に人気商品が売り切れてしまうことがあるため、函館に到着したらまず函館朝市を訪れるのがおすすめです。函館朝市には約250の店舗があり、新鮮な魚介類をはじめ、干物、農作物、珍味、お土産品などの北海道のグルメが充実しています。

地元食材を楽しめる飲食店をはじめ、自分で釣ったイカをそのまま食べられるイカ釣り体験など、北海道を満喫できるスポットです。新鮮な海の幸を思う存分堪能して、北海道の美食文化を満喫しましょう。

函館朝市でお腹を満たしたら、多くの歴史的建造物が残っている人気観光スポット「元町エリア」を散策しましょう。中でも人気の建物が「旧函館区公会堂」です。函館駅から函館市電（路面電車）に乗り「末広町電停」で降りたあと、歩いて7分程で「旧函館区公会堂」に到着します。

旧函館区公会堂は、1910年（明治43年）に市民の集会場として建てられました。ブルーグレーとイエローの外壁が印象的な、洋風木造建築の建物です。

国の重要文化財に指定されており、2021年春に改修工事を経てリニューアルオープンしました。明治時代の雰囲気を感じられる館内では、有料で当時の衣裳を借りて身に着け散策・写真撮影を楽しむことができます。

「八幡坂」は、坂の多い函館の中でも特に絶景が望める坂道として人気の観光スポットです。かつて坂を上りきった場所に函館八幡宮があり「八幡坂」と名付けられました。

海から真っすぐに伸びる美しい並木道と、坂を上りきった場所からの素晴らしい眺めは函館を代表するビュースポットの1つです。その美しさと魅力から、CMや映画のロケ地としても使用されています。

冬にはライトアップが行われ、幻想的な雰囲気を楽しめます。1泊2日の函館観光のモデルコースにぴったりの名所の1つと言えるでしょう。旧函館区公会堂からは、徒歩約6分で到着します。

「函館ハリストス正教会」は日本初のロシア正教会聖堂であり、白い壁と緑色の屋根の美しいコントラストが特徴です。「八幡坂」から徒歩でわずか2分程の距離にあります。

毎週土曜日の17時に行われる徹夜祷（てつやとう）や、日曜日の午前中に行われる聖体礼儀などで、美しい音色を奏でる鐘が鳴ります。鐘の音は「日本の音風景100選」に認定されており、1回あたり3〜5分間にわたって函館山の麓一帯に響き渡ります。

函館を代表する歴史的建造物の1つなので、函館観光のモデルコースに加えてみてはいかがでしょうか。

1日の終わりに函館の綺麗な夜景を楽しみたいなら、函館山ロープウェイで登る、函館山の山頂展望台がおすすめです。「函館ハリストス正教会」から「函館山ロープウェイ山麓駅」へは、徒歩約5分の距離です。

函館山ロープウェイは125人乗りの大型ゴンドラを使用しており、現在は5代目となります。初代は30人乗り、2代目が44人乗りでしたが、3代目からは125人乗りと大型化していきました。山頂は海抜334メートルで、ゴンドラに乗ると約3分で到達できます。

山頂展望台からは、左右を海に挟まれた函館市街が一望でき、特に夜景は息を呑むほどの美しさです。

函館観光2日目は、美しい景色を楽しめる五稜郭タワーからスタートします。以下は、函館観光1泊2日の2日目におすすめするモデルコースの順序です。

ぜひ参考にして、2日目の函館観光も思う存分楽しんでください。

五稜郭タワーは五稜郭公園に隣接している展望タワーで、函館の象徴的な存在です。高さが107m（避雷針高）もあり、函館の美しい景観を一望できます。

現在の五稜郭タワーは創業40年を機に建て替えられた2代目で、旧タワーが60mだったところ、107mと大幅に高く建設されました。展望台からは、函館山や津軽海峡、横津連峰の山々、そして五稜郭跡の星形の形状をきれいに眺められます。

タワー横の五稜郭公園は、花見時期には約1,500本の桜が咲き誇り、桜の名所となっています。函館に訪れた際には、タワーと公園をあわせてお楽しみください。

はこだて明治館は、1911年（明治44年）に建てられた、函館郵便局をリノベーションしたショッピングモールです。函館や北海道を代表するお土産品を数多く取り揃えています。

特に、ガラス製品が充実しており、置物、アクセサリー、食器、ヴェネチアンガラスなど、品揃えが豊富です。また、お土産ショップやテディベアショップ、雑貨店などもあり、地方発送にも対応しています。

2日目に訪れて、特産品やお土産品を探し、函館の旅を締めくくるのにぴったりの場所です。五稜郭公園から函館市電で向かう場合は「五稜郭公園前」から「十字街」という停留所で降りると便利です。（乗車時間約21分）

「金森赤レンガ倉庫」は、明治時代に使われていた倉庫をリノベーションした複合施設で、レストランでの食事やショッピングが楽しめる場所です。「はこだて明治館」から「金森赤レンガ倉庫」までは、歩いて約5分の距離にあります。

金森赤レンガ倉庫は、BAYはこだて、金森洋物館、函館ヒストリープラザ、金森ホールで構成されています。金森赤レンガ倉庫前の海沿いを散歩するだけでも、リラックスできる癒しのスポットです。

ぜひ1泊2日旅行の締めくくりとして、金森赤レンガ倉庫周辺を訪れてみてください。

函館市内を1泊2日で楽しむためには、滞在するホテル選びも重要なポイントです。そこで本章では、函館市内を観光する際におすすめのホテル5選を紹介します。

モデルコースにあわせて人気のホテルを厳選しました。ぜひ参考にして、函館観光を思う存分楽しんでください。

※記事で紹介している宿泊施設のサービスなどは変更になることがあります。最新情報はプラン詳細ページや施設公式サイトなどをご参照ください。

「ラ・ジェント・ステイ　函館駅前」は、函館駅から徒歩1分の抜群の立地にあります。ホテルは飲食店や昭和の街並みを再現した「函館駅前横丁」などからなる複合施設「ハコビバ」の一部で食事に困ることもありません。ホテル2階には、江戸時代の雰囲気を楽しめる大浴場「ぽんの湯」があり、和の趣が漂う空間が広がっています。

朝食は、地元の食材を中心とした和洋のビュッフェスタイルで提供しています。周辺には、函館朝市があり、観光の拠点としても非常に便利です。

「ラビスタ函館ベイ」は「はこだて明治館」の近く（徒歩約2分）に位置するホテルです。世界三大夜景の1つである、函館の美しい夜景を一望できる抜群の立地にあります。

客室は、大正ロマンをテーマにした優雅な雰囲気の内装です。大きな窓が低い位置に設計されているため、ベッドに横になったまま夜景を存分に楽しめます。

最上階には源泉かけ流しの露天風呂があり、函館の夜景を眺めながらリラックスできます。露天風呂には4つの異なる湯船があり、夜の函館を満喫できるでしょう。

「JRイン函館」は、函館駅に直結しているアクセスが非常に便利なホテルです。最上階には、列車の発着を眺めながら入浴できるトレインビューの大浴場があります。

客室は列車の往来を望める「トレインビュー」や函館山と朝市が見える「マウンテンビュー」があり、好みに合わせて選べます。1階には「選べる枕コーナー」が備えられており、12種類の枕から選択できます。ただし、数に限りがあるのでご注意ください。

「函館国際ホテル」は、函館駅から徒歩約8分の距離にあるホテルです。「金森赤レンガ倉庫」にも近く、徒歩で約8分の場所に位置しています。

本館13階には、天然温泉展望大浴場の「汐見の湯」があります。舐めるとしょっぱい塩化物強塩温泉で、体を温めて疲労回復を促進する効果が期待できます。美しい函館の景色を眺めながら、入浴を楽しみましょう。

客室は合計435室あり、函館の異国情緒あふれる街並みを望めるのが魅力です。また、17タイプの部屋から選ぶことができ、幅広い客層に対応しています。

「湯の川プリンスホテル渚亭」は津軽海峡に面した海辺に建っており、絶好のロケーションを持つ宿泊施設です。温泉露天風呂付き客室が115室もあり、差し水をしていない源泉100%の湯の川温泉を存分に楽しめます。

湯の川温泉は北海道三大温泉郷の1つであり、350年以上の歴史を持つ名湯です。客室の露天風呂は、床面と湯面が同じ高さに設計されており、開放感あふれる雰囲気を楽しめます（檜風呂タイプ18室を除く）。夕陽や漁火を眺めながら、体の芯から温まることができるでしょう。

函館には、五稜郭タワーや函館朝市など多くの観光スポットが点在しています。函館バスや市電（路面電車）が充実しているため、車を使わずとも1泊2日の旅行を存分に楽しめます。

函館駅へのアクセスは、新幹線の利用が便利です。びゅうトラベルの「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」は、新幹線などの列車と宿泊施設を一括で簡単に予約できます。

函館への旅行をご検討中の方は、ぜひご利用ください。