穴場を巡る夏休み！家族旅行で楽しむ自然・観光スポット15選

夏休みの家族旅行は、なるべく混雑を避けて、快適に過ごせる穴場スポットに出かけたいと考える方も多いのではないでしょうか。本記事では、そんな夏休みの家族旅行にぴったりな穴場スポットを、エリア別に紹介します。

夏の暑さを忘れさせてくれるような涼しいスポットや、思い切り体を動かせるレジャースポットなど、家族みんなで楽しめる場所を厳選しました。夏の思い出づくりにぴったりな旅行先を見つけるヒントとして、ぜひチェックしてみてください。

ここでは、夏の家族旅行におすすめの北海道・東北エリアの穴場スポットを紹介します。

今年の夏は、動物とのふれあいや美しい絶景を満喫できる北海道・東北エリアで、特別な旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「ノーザンホースパーク」は、北海道の大自然に囲まれながら馬とふれあえるスポットです。ポニーたちによるショーでは、ユーモアあふれるパフォーマンスを楽しめ、馬の賢さや愛らしさを間近で体験できます。

また、「体験乗馬レッスン（有料・予約優先）」では、本格的な乗馬を楽しめます。初心者でも安心して挑戦できるので、家族旅行の思い出作りにおすすめです。

たくさん遊んだあとは、レストランやカフェで北海道ならではの味覚を堪能しましょう。ジンギスカンや濃厚な北海道牛乳のソフトクリームなど、ご当地のグルメが満載です。

八甲田の雄大な自然を、空中散歩しながら満喫できる「八甲田ロープウェー」。春から夏にかけては鮮やかな新緑が広がり、天候に恵まれれば青森市街地や陸奥湾、津軽半島、下北半島、さらには岩木山まで見渡せる絶景が楽しめます。

ロープウェーは年間を通じて運行しており、片道約10分で山頂へ到着します。山頂エリアには池や沼が点在し、色とりどりの高山植物が咲き誇る自然の宝庫です。

散策コースは30分ほどの気軽なルートから、本格的な約4時間の登山コースまで多彩に用意されており、初心者から経験者までそれぞれのスタイルで山歩きができます。散策コースが充実しているため混雑を感じにくいのも魅力のひとつです。夏休み期間は壮大な景色を見に、ぜひ訪れてみてください。

国の名勝・天然記念物に指定されている「厳美渓」は、栗駒山から一関市へと流れる磐井川が長い年月をかけてつくり出した絶景スポットです。エメラルドグリーンの清流に沿って、奇岩、巨岩、甌穴（おうけつ）、深淵、滝などが連なり、約2kmにわたってダイナミックな渓谷美が広がります。

訪れた際にぜひ体験したいのが、名物・空飛ぶ「かっこうだんご」。東屋で籠にお金を入れて木づちを叩くと、対岸の茶屋からロープでだんごとお茶が運ばれてくるユニークな仕掛けとなっています。

また、カフェメニューが豊富な「いつくしだんご」で、コーヒーやスイーツを味わいながらひと休みするのもおすすめです。JR「一ノ関駅」からバスで約20分とアクセスも良く、秘境のような雰囲気の中で雄大な渓谷美をじっくり堪能しましょう。

ここでは、夏の家族旅行におすすめの関東の穴場スポットを紹介します。

自然や遊びを満喫できる穴場スポットを訪れて、素敵な夏休みを過ごしてください。

東京都東久留米市にある「竹林公園」は、1982年（昭和57年）に新東京百景に選ばれた癒しスポットです。約2,000本の孟宗竹が立ち並ぶ姿は幻想的で、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

公園内には湧水池があり、その清らかさから「東京の名湧水57選」にも選ばれています。夏場は水遊びも楽しめ、竹林の緑に囲まれながら涼をとるのにぴったりです。

日常の喧騒から離れ、静寂に包まれた竹林の小道を歩けば、時が穏やかに流れていくような感覚に包まれるでしょう。東京都内にいながら、自然と静けさを感じられる癒しのスポットとして、夏の家族散策におすすめです。

江戸時代の建築技術を駆使して復元された、歴史ロマンあふれる「箱根関所」。渋墨塗りで黒く塗られた威厳ある佇まいは、まるで当時の緊張感を今に伝えるかのようです。

芦ノ湖や屏風山を望む絶好のロケーションは、まさに箱根・芦ノ湖観光の玄関口と言えます。展望広場 からは、天気が良ければ富士山や芦ノ湖を見渡せ、旅の思い出にぴったりの写真撮影ができます。

穴場スポットをお探しの方は、江戸時代の雰囲気を感じられる「箱根関所」で、夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

「市原湖畔美術館」は、高滝湖のほとりに佇むユニークな外観が印象的な美術館です。夏には湖畔の緑が美しく映え、その景色自体がまるで一枚のアートのようです。

館内では現代アートを中心とした企画展や市収蔵作品の展示に加え、地域やこども向けの体験型ワークショップも充実しています。また、隣接するイタリアンレストランでは、高滝湖を望みながら千葉県産の旬の食材を使った料理や薪窯で焼き上げたピザを味わえます。

さらに、湖畔ではボートや釣りなどのアクティビティも楽しめるため、アートと自然をどちらも満喫できるのが魅力です。充実した夏のひとときを過ごせるでしょう。

自然と遊びが融合した「ふなばしアンデルセン公園」は、広大な敷地を活かした開放的な公園です。こどもからおとなまで楽しめる5つのゾーンがあり、思い思いの時間を過ごせます。

例えば、アスレチックや芝生広場、動物とのふれあい広場で思い切り体を動かして遊べる「ワンパク王国ゾーン」や、1800年代のデンマーク田園風景を再現し、童話の世界に迷い込んだような雰囲気の「メルヘンの丘ゾーン」。他にも、ワークショップを通じて「つくる楽しさ」を体験できる創造の場「こども美術館ゾーン」などがあります。

園内にはレストランやカフェ、軽食販売も揃っており、遊び疲れたらひと休みすることもできます。混雑を感じにくい広々とした自然に囲まれる公園で、素敵な夏休みを過ごしてください。

一般的な「道の駅」の枠を超え、ひとつのテーマパークのような魅力を持つ「ろまんちっく村」。東京ドーム10個分の広大な敷地には、農産物直売所や体験農場、森遊びができるエリア、ドッグラン、さらにはスパ施設まで揃っています。

食事処も充実しており、里山料理が自慢のレストランや気軽にご当地グルメを味わえるフードコートもあります。また、本格的な窯で焼き上げる「パン焼き体験（要予約）」は、家族の夏休みの思い出作りにぴったりです。

この夏は、自然に囲まれながらグルメや温泉まで満喫できる栃木の「ろまんちっく村」でのんびりと1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

茨城県の奥久慈県立自然公園にある「竜神峡」は、V字形の美しい渓谷が広がる絶景スポットです。その渓谷を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上に架かるのが、長さ375mの「竜神大吊橋」です。

歩行者専用の吊橋としては日本最大級の長さを誇り、湖面からの高さは約100m。橋の上からは一年を通じて異なる景色を楽しめます。

橋の両側には龍の絵が描かれ、まるで大空へ舞い上がる竜のような壮大な雰囲気を感じられます。また、3ヶ所に設置された「のぞき窓」から湖面を見下ろせば、スリル満点の体験ができるでしょう。

夏には、約1,000個もの風鈴が橋に飾られるイベントも開催され、風鈴の涼やかな音色が響き渡ります。イベント期間中は「風鈴絵描き体験」などのワークショップも開催されるので、ぜひ体験してみてください。

ここでは、夏の家族旅行におすすめの甲信越エリアの穴場スポットを紹介します。

グルメや絶景を楽しみながら、思い出に残る夏休み旅行を満喫してください。

「大王わさび農場」は、北アルプスの清らかな湧水に育まれた、日本最大級のわさび農場です。真夏でも水温が15度を超えることがなく、環境省から「名水百選」に認定 された澄みきった水が、わさびの成長を支えています。

1年以上かけてじっくり丁寧に育てられる安曇野わさびは、一般的な品種よりも辛味と香りが際立つ逸品です。農場内には、新鮮なわさびを存分に味わえるレストランや、わさびコロッケ・わさびソフトクリームなどユニークなグルメが楽しめるフードコートもあります。

お土産ショップには、わさび漬けやわさび塩などバラエティ豊かな商品が揃い、自宅でも安曇野の味を満喫できます。自然に囲まれたのどかな空間で、ここでしか味わえないわさびの魅力を堪能してください。

「白糸の滝」は、軽井沢駅からアクセスしやすい絶景スポットです。高さ約3m、幅約70mの岩肌を、無数の細い水がカーテンのように流れ落ちる様子はまさに幻想的で、訪れる人を魅了します。

滝の周囲は豊かな自然に囲まれ、夏でもひんやりと涼しい空気が漂い、避暑スポットとしても人気です。穏やかな水流と静かに響くせせらぎの音が、心を落ち着かせてくれるでしょう。

さらに、夏の夜には期間限定でライトアップが行われ、より幻想的な雰囲気に包まれます。2024年には滝へのミニプロジェクションマッピング も実施され、より一層特別な体験が楽しめました。訪れる前に最新のイベント情報をチェックすることをおすすめします。

河口湖の北岸に位置する「大石公園」は、富士山と湖を一望できる絶景スポットです。四季折々に咲く90種類以上の花々が、訪れる人々を魅了します。

特に、初夏のラベンダーシーズンは必見です。6月下旬〜7月中旬にかけて紫色のラベンダーが咲き誇り、その先には河口湖と富士山のコントラストが広がります。毎年開催される「河口湖ハーブフェスティバル」のメイン会場としても知られ、期間中は地元の農産物やグルメが並びます。

また、公園内にある「河口湖自然生活館」内のカフェでは、富士山を眺めながらコーヒーや紅茶などを味わえ、散策の合間の休憩にもぴったりです。

ここでは、夏の家族旅行におすすめの東海・関西エリアの穴場スポットを紹介します。

この夏は、自然や動物と触れ合えるスポットで、心も体もリフレッシュしてみませんか。

動物とのふれあい体験が満載の「伊豆シャボテン動物公園」。カピバラやカンガルーに直接触れたり、おやつをあげたりと、間近で動物たちとふれあえる貴重な体験ができます。

園内には世界各国から集められた約1,500種類のサボテンや多肉植物がずらりと並び、高さ5mを超える巨大な柱サボテンや、食用にもなるウチワサボテン、170年以上育ったサボテンの王様「金鯱（きんしゃち）」など、個性豊かな植物が揃っています。自分だけの寄せ植えサボテン作りも、人気の体験です。

園内のレストランでは、カピバラをモチーフにした「カピバーガー」や、レッサーパンダのしっぽをイメージした「レッサーパンダのしっぽパン」など、ここでしか味わえないユニークなメニューも充実しています。

浜松市南部に広がる「中田島砂丘」は、東西約4km、南北約0.6kmに及ぶ広大な砂丘です。目の前には遠州灘の大海原が広がり、風が生み出す「風紋（ふうもん）」と呼ばれる美しい模様が、自然が描いたアートのように幻想的な景観をつくり出します。

夏には、絶滅危惧種のアカウミガメが産卵のために上陸する姿を見られることもあります。近隣にはウミガメグッズを扱うショップもあり、旅の記念に立ち寄ってみるのもおすすめです。

また、砂丘の近くには総延長約15kmに及ぶ「遠州灘海浜公園 」があり、こどもがのびのび遊べます。公園内には、浜松まつりの歴史を展示する「浜松まつり会館 」もあるので、ぜひ伝統文化にも触れてみてください。

琵琶湖西岸に位置する打見山と蓬莱山に広がる「びわ湖バレイ」。標高約1,100mの山頂へは、眼下に広がる琵琶湖を眺めながらロープウェイで向かうことができます。夏は平地より涼しく、避暑地としてもおすすめです。

山頂の琵琶湖を一望できる絶景スポット「びわ湖テラス」は、ソファに腰掛けてくつろげる人気スポットです。併設された「テラスカフェ」では、フードやジェラートなどのスイーツも味わうことができ、優雅な時間を過ごせます。

夏休みを含むグリーンシーズンにはスリル満点のアクティビティも登場します。滑車にぶら下がって森の中を滑り降りる「ジップラインアドベンチャー」や、地上約5mの高さを進む「スカイウォーカー」（2025年は工事のため休業予定）など、大自然の中で思いきり体を動かすのもおすすめです。

志賀駅からバスで約10分と、公共交通機関でのアクセスも良好なので、夏の思い出作りに訪れてみてはいかがでしょうか。

夏休みの旅行は、混雑を避けて快適に過ごせる穴場スポットでプランを立ててみてはいかがでしょうか。今回紹介した15のスポットは、自然の美しいところやアクティブに楽しめる遊び場など、家族全員で満喫できる場所ばかりです。

渓谷を散策したり、広大な花畑や湖でのびのびと過ごしたりと、夏ならではの体験が待っています。びゅうトラベルの「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」では、宿泊施設と往復列車を一緒に申込みできるので、旅行の準備をスムーズに進めることができます。

今年の夏は、家族で穴場スポットへ出かけて、思い出に残る旅行を楽しんでください。