草津温泉1泊2日モデルコース！東京から車なし・列車で行く温泉旅

豊かな自然と名湯に恵まれた草津温泉は、東京駅から特急列車とバスを使って約3時間でアクセスできます。都心から移動がしやすく、車なしでも気軽に本格的な温泉旅を楽しめるのが魅力です。

今回は、草津温泉を1泊2日で満喫できるモデルコースを紹介します。湯畑周辺の名所散策や外湯巡り、地元グルメなど、温泉街を余すことなく楽しめるプランに仕上げました。

旅の拠点に便利な宿泊施設も紹介しているので、草津への旅行を考えている方はぜひ参考にしてください。

まずは「車なしでも楽しめるの？」「移動が大変なんじゃない？」と心配している方に向けて、東京駅を起点とした移動手段や、現地での観光のしやすさについて紹介します。

東京から草津温泉へは、列車とバスを使ってスムーズにアクセスできます。最寄り駅である「長野原草津口駅」までの主なルートは、以下の2通りです。

どちらのルートも所要時間は約2時間半。駅を出てすぐのバスに乗り換えれば、草津温泉バスターミナルまでおよそ25分で到着します。さらに、バスターミナルから湯畑までは徒歩5分ほどと近く、お子さま連れやご高齢の方でも気軽に温泉街を楽しめるのが魅力です。

草津温泉の主要スポットは、湯畑を中心にコンパクトにまとまっており、車なしでも快適に巡ることができます。足湯や光泉寺、西の河原通り、共同浴場などはすべて徒歩圏内。飲食店や宿泊施設も近くに集まっているため、移動の負担を抑えながら観光を楽しめます。

道は整備されていて歩きやすく、坂道もゆるやかなので、小さなお子さま連れや高齢の方でも安心です。また、巡回バスやタクシーも利用できることから、体力に合わせて無理なく行動を調整できるのもポイントです。

草津温泉の1日目は、名所を巡りながら温泉街の魅力をゆったりと味わうのがおすすめです。まずは、1日目の草津温泉での過ごし方をご紹介します。

湯畑周辺には、そばや山菜料理、舞茸の天ぷらなど、草津らしい味覚を楽しめる飲食店が数多くあります。定食屋からカフェ、甘味処までジャンルも幅広く、食べ歩きをしながら気になる店を巡るのも楽しいひとときです。

身軽に動きたいなら、早めに到着して宿に荷物を預けてから散策を始めるのがよいでしょう。昼時は混雑しやすいので、11時台に入店できるよう予定を組むと効率的です。朝早いのが苦手な場合は東京の出発時間を遅くして、遅めのお昼にするのも一案です。

食後は温泉まんじゅうやソフトクリームなどの手軽なおやつを片手に、ゆったり散策を楽しみましょう。

草津温泉を代表する景観のひとつが湯畑です。立ちのぼる湯けむりと硫黄の香りが温泉情緒を感じさせ、昼と夜とで異なる雰囲気を楽しめます。

湯畑から石段をのぼった先にある光泉寺は、高台から街並みを見下ろせるビュースポットです。散策の途中でぜひ立ち寄ってみてください。

草津温泉には無料で利用できる足湯も複数あり、歩き疲れたときにほっとひと息つける場所として重宝します。また、西の河原通りにはレトロなお土産店や和スイーツの店が並んでおり、ぶらりと歩くだけでも温泉街らしい時間が流れます。

草津温泉には多くの外湯がありますが、初めて訪れる方には「御座之湯」と「西の河原露天風呂」の2カ所への湯巡りがおすすめです。

木造の風情ある湯屋「御座之湯」は、湯畑源泉と万代源泉という異なる2つの源泉を楽しめます。一方、「西の河原露天風呂」は、自然に囲まれた開放感たっぷりの大露天風呂で、雄大な景色を眺めながらゆったりと温泉に浸かれるのが魅力です。雰囲気の異なる外湯をはしごすることで、草津温泉の奥深さに触れることができるでしょう。

どちらもタオルを販売しているため、手ぶらで気軽に立ち寄れるのもうれしいポイントです。よりのんびりと楽しみたいなら、比較的空いている夕方前の時間帯を狙うのがおすすめです。

草津温泉には湯畑周辺を中心に、個性豊かな宿泊施設が多数点在しています。チェックインを済ませたあとは、客室や館内でくつろぎながら、思い思いのひとときを過ごせるのも温泉旅ならではの楽しみです。

夕食は、地元の食材を使った会席料理やビュッフェ、部屋でゆったり味わえるプランなど、宿によってさまざまです。どのプランにしようか考える時間も、旅気分を盛り上げてくれます。

旅の締めくくりには、夜の温泉にゆっくりと浸かって、心と体をリセットすれば、旅の満足度がいっそう高まります。穏やかな気持ちで一日目を終えて、翌日の観光に備えましょう。

2日目は、朝の静かな温泉街を楽しんだあとは、屋内施設を中心にのんびりと観光を楽しむのがおすすめです。午後発の列車に余裕をもって間に合うよう、時間に追われずに過ごせるプランをご提案します。

2日目の朝は、まだ観光客が少ない時間帯の湯畑を歩くところから始めてみましょう。湯けむりが立ちのぼる静かな景色は、写真撮影にもぴったりです。

朝風呂を楽しむなら、宿泊先の温泉はもちろん、共同浴場「白旗の湯」に足を運んでみるのもおすすめです。湯冷めしにくい朝の時間帯は、湯にゆっくりと浸かるには最適で、心も体もさっぱりと整います。

湯畑近くにはカフェもあるため、コーヒー片手に景色を眺めながら、草津の朝の余韻をゆったり楽しむのもよいでしょう。

チェックアウト後の観光には、天候に左右されにくい屋内施設を訪れるのがおすすめです。

全天候型の「草津熱帯園」では、熱帯植物をはじめ、カピバラや爬虫類などの動物たちを間近で見ることができます。

「草津ガラス蔵」では、旅の記念になるオリジナルガラス作品を作る体験プログラムも実施しており、おとなも子どもも楽しめます。

もしくは「熱乃湯」で、草津名物の湯もみショーを見学し、草津の文化に触れるひとときを過ごすのもおすすめです。

どの施設も湯畑から徒歩または路線バスでアクセスできるので、雨の日や寒い季節、小さなお子さま連れの旅行でも快適に楽しめます。

2日目の観光を楽しんだあとは、バスで長野原草津口駅へ向かいましょう。バスターミナルには売店やお土産店が併設されているため、出発前にお土産を選んだり、カフェでひと休みしたりすることができます。

目安としては、14時ごろまでに草津を出発すれば、18時前には東京方面に到着が可能です。出発前にランチを済ませておくと、移動中も快適に旅を続けられます。バスターミナル周辺の飲食店を利用すれば、旅の最後まで余裕をもって楽しむことができるでしょう。

翌日に疲れを残さずに済むよう、ゆとりのあるスケジュールを組むのがおすすめです。

草津温泉での宿泊を検討されている方に向けて、草津温泉バスターミナルから徒歩約5分でアクセスできる、利便性と魅力を兼ね備えた宿泊施設を5つご紹介します。​

※記事で紹介している宿泊施設の食事やサービスなどは変更になることがあります。最新情報はプラン詳細ページや施設公式サイトなどをご参照ください。

草津温泉ホテル櫻井は、草津温泉バスターミナルから徒歩約5分の場所に位置する便利なホテルです。館内では毎晩湯もみショーが開催され、草津ならではの文化体験が楽しめます。

長さ約30メートルで草津最大級を誇る大浴場では、万代鉱・西の河原混合源泉を使用した温泉を堪能できます。ガーデンプール（夏季限定）や日本庭園などもあり、お子さま連れやご年配など幅広い年齢層におすすめです。

ホテル一井は、草津温泉バスターミナルから徒歩約5分、湯畑の目の前という好立地にあり、外湯巡りや食べ歩きに便利です。館内では、草津温泉でも希少な「白旗源泉」を使用した大浴場や、「白根山万代鉱源泉」を引き込んだ露天風呂などを楽しめます。

湯畑を一望できる客室や、草津随一の売り場面積を誇るおみやげ屋さんもあり、多彩な魅力が詰まった老舗宿です。 ​

大阪屋旅館は、草津温泉バスターミナルから徒歩約6分、湯畑から徒歩1分に位置する、木造建築の落ち着いた雰囲気が魅力の旅館です。​和の情緒を堪能できる館内では、黒御影石や赤御影石の内風呂と檜の露天風呂など、趣が異なる湯船にて草津の名湯を堪能できます。

食事付きプランでは、全国から仕入れた旬の食材と地元の食材を使用した会席料理を楽しめます。夫婦旅やおとなのひとときにぴったりのお宿です。​

奈良屋は、草津温泉バスターミナルから徒歩約3分の好立地にある、創業130年以上の老舗旅館です。​草津最古の白旗源泉を引く源泉かけ流しの温泉が楽しめ、館内は落ち着いた和の設えで、格式ある滞在を演出します。

地元素材をふんだんに使ったお食事は、彩りも鮮やかで、味はもちろん見た目にも心を満たしてくれるでしょう。

裏草津 蕩 TOUは、草津温泉バスターミナルから徒歩約3分の場所に位置し、地蔵源泉をかけ流す4種の貸切風呂や客室露天など、プライベート空間が充実したお宿です。

創作会席や屋上バー、焚き火の演出など、五感で草津を楽しめるのが魅力です。カップル・ご夫婦の記念旅行や、映えを意識した女子旅にもおすすめしたいお宿です。

草津温泉は、車がなくても列車とバスだけでアクセスできる、首都圏からの気軽な温泉旅行先です。湯けむりに包まれる街並みや多彩な外湯、地元グルメなど、のんびりとした時間と豊かな温泉文化を心ゆくまで堪能できます。

旅行の準備をスムーズに進めたい方には、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」がおすすめです。列車と宿泊施設をまとめて手配できるので、初めての草津旅にもぴったりです。草津温泉への旅行を計画する際は、ぜひチェックしてみてください。