【東京発】1泊2日の温泉旅行おすすめ10選！列車で片道1.5時間・3時間以内の旅

1泊2日の温泉旅行を計画している方に向けて、東京から車なしで、列車やバスを利用して片道1.5時間・3時間以内の温泉地を厳選しました。駅から徒歩やバスでアクセスできる場所ばかりなので、移動のストレスが少なく、1泊2日でも旅の時間をたっぷり楽しめます。

温泉に癒されるのはもちろん、街歩きやご当地グルメ、自然の景色など＋αの楽しみにも出会える旅先をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

短時間でさっと行けて、しっかり旅気分を味わえるのが片道1.5時間圏内にある温泉地の魅力です。まずは、気軽さと非日常感を兼ね備えた4つの温泉地をご紹介します。

東京駅から東海道新幹線で約45分。「熱海駅」に到着すると、駅のすぐ目の前に海と温泉の両方を満喫できる熱海温泉の街並みが広がります。

江戸時代から湯治場として栄えた歴史ある温泉地で、豊富な湯量と多彩な泉質の温泉が点在。なかでも海を望む露天風呂では、波音に癒されながらぜいたくな湯あみがかないます。

近年は駅周辺の整備が進み、「家康の湯」をはじめとする足湯スポットやお洒落なカフェもつぎつぎと登場しています。

個性的なお店が集まった平和通り商店街や館内そのものがアートのように美しいMOA美術館、リゾート気分を味わえる熱海サンビーチなど、散策の途中で立ち寄りたくなるスポットが満載なのも魅力です。さらに海の幸を味わえるグルメや和スイーツが充実しており、温泉だけにとどまらない充実度の高さもポイントです。

アクセスの良さと散策のしやすさから、初めての温泉旅行にもぴったりのエリアです。

東京駅から東海道新幹線で約35分、または特急踊り子で約1時間、小田原駅で箱根登山鉄道に乗り換えて約15分。「箱根湯本駅」に着けば、箱根観光の玄関口である温泉街がすぐ目の前に広がります。

奈良時代に開湯されたともいわれる歴史ある温泉地で、無色透明の湯は肌になじみやすく、古くから湯治場として親しまれてきました。早川沿いに大小の旅館が立ち並び、川のせせらぎを聞きながら過ごすひとときは、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

駅前商店街には老舗温泉まんじゅう店や、伝統工芸の寄木細工を扱う店舗が立ち並び、食べ歩きやお土産探しが楽しいひとときを過ごせます。散策の途中に立ち寄れる足湯も複数整備されており、歩き疲れた体をほっと癒すことができるでしょう。

温泉宿にゆっくり泊まって、自然と文化の両方に触れたい方におすすめのエリアです。

東京駅から東海道新幹線で約45分、熱海駅で東海道本線に乗り換えて約5分。「湯河原駅」で下車すれば、緑豊かな山あいに広がる湯河原温泉の街並みが出迎えてくれます。特急踊り子を利用すれば東京駅から湯河原駅まで乗り換えなしで約1時間10分で到着します。

湯河原は、万葉集にも詠まれた由緒ある温泉地で、肌あたりのやさしい「美肌の湯」として知られています。滞在中は、歴史ある湯宿でゆったりと湯に浸かりながら、静けさに包まれた時間を過ごすことができます。

エリアの中心にある「万葉公園」は、渓流沿いに整備された遊歩道や滝、日帰り温泉施設「惣湯テラス」などが揃う癒しの空間です。四季折々の自然が美しく、のんびり散策するだけでも心がほぐれていきます。

観光客が集中する大規模温泉地とは異なり、湯河原には落ち着いた空気が流れています。人混みを避けて、自分のペースで温泉旅を楽しみたい方におすすめです。

東京駅から上越新幹線で約75分、「越後湯沢駅」で下車すれば、駅の目の前に広がるのは雪国らしい風情をたたえた温泉街です。

開湯は平安時代といわれ、弱アルカリ性のやわらかな泉質は旅の疲れをゆっくりと癒してくれます。周囲を囲む山々の美しい景観や、季節によって表情を変える自然のなかで、四季折々の過ごし方が楽しめるのも魅力です。

駅直結の「ぽんしゅ館」では、新潟県内すべての酒蔵の地酒が試飲できるほか、温泉やグルメ、お土産探しまで一度に楽しめます。冬はスキー、夏は避暑地としても人気があり、リゾート感のある滞在が叶います。

アクセスが良く、駅前で完結する手軽さと自然豊かなロケーションの両方を兼ね備えているため、気軽に非日常を味わいたい方におすすめの温泉地です。

1泊2日でも、少し足を伸ばせばぐっと旅情が高まります。ここからは、東京駅から列車やバスを利用して片道3時間以内で訪ねられる、自然や文化を満喫できる温泉地6選をご紹介します。

新宿駅から特急「きぬがわ」で約2時間、「鬼怒川温泉駅」に着けば、鬼怒川の渓谷に沿って広がる温泉街が出迎えてくれます。乗り換え不要でアクセスしやすいのがうれしいポイントです。

鬼怒川温泉は、江戸時代には日光詣の僧侶や大名の湯治場として親しまれた歴史を持ち、今も大型ホテルや旅館が立ち並ぶ一大温泉地として賑わいを見せています。温泉街の中心を流れる鬼怒川と緑豊かな山並みが、四季折々の美しい景色を演出します。

周辺には「東武ワールドスクウェア」や「日光江戸村」などのテーマパークもあり、ファミリーやグループ旅行でも飽きずに楽しめるエリアです。

観光スポットを巡りながら、温泉も楽しみたいという方にぴったりの1泊2日の旅行先です。

東京駅から東北新幹線で約80分、「郡山駅」で磐越西線に乗り換えて約15分。「磐梯熱海駅」に着けば、駅からすぐの場所に落ち着いた雰囲気の温泉街が広がっています。

アルカリ性単純泉のとろみがある湯は「美肌の湯」として親しまれ、肌をやさしく包み込むようななめらかさが魅力です。江戸時代から続く由緒ある温泉地ながら、過度に観光地化されておらず、静けさに満ちた空気が漂います。

温泉街をゆっくりと歩けば、ケヤキの森や源泉神社といった自然に癒されるスポットに出会えるのもこの温泉地の魅力です。源泉かけ流しの湯を堪能できる宿が多く、自然の静寂に包まれながら、ゆるやかな時間を過ごせます。

静けさと癒しを求めるおとなの旅にふさわしい、知る人ぞ知る福島の名湯です。

東京駅から上越新幹線や北陸新幹線で約50分、「高崎駅」で上越線に乗り換えて約25分（または上野駅から特急「草津・四万」号で約90分）、さらに「渋川駅」からバスで約25分。山あいに位置する伊香保温泉は、石段街と「黄金の湯」で知られる情緒あふれる温泉地です。

伊香保温泉の象徴「石段街」には365段の石段が連なり、両脇には昔ながらの旅館や土産店、温泉まんじゅうの店が並んでいます。石段を上るたびに表情を変える街並みは、どこか懐かしく旅情を誘います。

伊香保の湯は鉄分を多く含んだ茶褐色の「黄金の湯」と、無色透明でメタケイ酸を多く含む「白銀の湯」の2種類があり、どちらも体を芯から温めてくれると評判です。近隣には伊香保グリーン牧場や水沢観音などの観光スポットもあるので、観光も楽しみたい方も満足できるでしょう。

情緒あふれる街並みとアクセスの良さを兼ね備えた、気軽に訪れやすい温泉地です。

東京駅から東北新幹線で約70分。「那須塩原駅」でバスに乗り換えて約60分で到着する那須連山のふもとに広がる那須温泉郷は、高原リゾートと温泉地の魅力を兼ね備えた人気のエリアです。

那須温泉は、飛鳥時代に開湯したとされる歴史ある名湯で、高原の涼やかな空気と、白濁の硫黄泉や単純泉など多彩な泉質の湯を楽しめるのが特徴です。標高の高い立地から眺める景色も美しく、季節ごとに訪れる楽しみがあります。

周辺にはつつじ吊り橋や那須高原南が丘牧場のほか、ショッピング施設も点在し、観光・グルメ・自然体験など好みにあわせて過ごせます。

別荘地としても知られる洗練された雰囲気のなか、気ままに過ごしたい方におすすめしたい温泉地です。

東京駅から東北新幹線で約90分、「仙台駅」でバスに乗り換えて約30〜40分。秋保温泉エリアに到着すると、自然豊かな山あいに抱かれた風情ある温泉街が広がっています。

「名取の御湯」とも呼ばれる秋保温泉は、古墳時代から続くといわれる名湯で、弱アルカリ性のなめらかな湯が肌に心地よく広がります。豊かな自然に囲まれた土地柄もあって、四季折々の風景が美しいのも特徴です。

近くには、秋保大滝や磊々峡（らいらいきょう）といった自然の絶景スポットもあり、観光も楽しめます。おしゃれなカフェも点在しており、散策の合間に立ち寄る楽しみも広がります。

温泉と自然、文化がバランスよく共存する秋保は、心からリフレッシュしたいときの滞在先としておすすめです。

上野駅から特急「草津・四万」号で約2時間半。終点の「長野原草津口駅」からバスに乗り換えて約25分で、草津温泉の中心地に到着します。

強酸性の泉質で知られる草津の湯は、「恋の病以外なら治る」ともいわれるほどの名湯です。街のシンボルである「湯畑」では、立ちのぼる湯けむりと硫黄の香りが旅情をかき立てます。無料の共同浴場も点在しており、暮らしと密接につながる温泉文化を体感できるのも魅力です。

「熱乃湯」では名物「湯もみショー」が開催され、草津独自の湯治文化にふれられます。温泉街には土産店やカフェも充実しており、食べ歩きや散策するだけでも楽しく過ごせます。

温泉らしい風情や湯治文化をじっくりと味わいたい方におすすめの、王道の温泉地です。

車なしでも、列車とバスを使えば風情ある温泉地へ気軽に足を運ぶことができます。1泊2日という短い日程でも、心と体をゆっくりと整えるには十分な時間です。自然や街並み、湯のぬくもりに包まれる旅は、日常の疲れをそっと癒してくれるでしょう。

びゅうトラベルでは、今回ご紹介した温泉地への旅に便利な「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」をご用意しています。列車と温泉宿をセットで手配できるので、旅の準備もスムーズです。次の週末は、少し日常を離れて、温泉で心と体をほぐす週末をぜひ過ごしてみてください。