志賀高原スキー場・ホテル選びで迷わない！目的別おすすめまとめ

志賀高原は、全18のスキー場が連なる日本最大級のスノーリゾートです。「志賀高原全18スキー場共通リフト券（キーチケット）」を使えば、エリアをまたいで47基すべてのリフトとゴンドラに乗車できます。

エリア間をつなぐ無料シャトルバス も運行しており、宿泊するホテルから離れたスキー場にもスムーズにアクセスできます。宿泊施設の選択肢も豊富で、目的やスタイルに応じて最適な拠点を見つけられるのが、志賀高原の魅力です。

東京駅から志賀高原までは、北陸新幹線でJR長野駅まで80分、そこから直通バスに乗り換えて約70分〜120分 （目的地により異なります）で到着します。

雪道を運転する必要がないため、冬道の運転に不安がある方や運転に慣れていない方でも、安心して訪れることができます。

移動中は景色を眺めながらゆったりと過ごせるので、現地に着いてからは余計な疲れを感じることなく、すぐにスキーやスノーボードを満喫できるのも、列車とバスを利用するメリットです。

志賀高原はスキー場の数が多いため、初めて訪れる場合はどこを選べばよいか迷ってしまいがちです。

そのような方に向けて、目的別におすすめのスキー場とホテルを一覧で紹介します。スキー場・ホテル選びの参考にしてみてください。

次章から、それぞれ詳しく解説・紹介していきます。

サンバレースキー場は、志賀高原の玄関口に位置し、長野駅からの急行バスでも最初に停車するアクセス抜群のエリアです。中･上級者には、テクニカルな斜面があるコースが人気を集めています。丸池スキー場と蓮池スキー場と隣接しており、3つのスキー場を移動しながら楽しむことができます。

アクセスがよいため、初日の午後だけ滑りたい人や、最終日にゆとりをもって帰路につきたい人にも便利です。他エリアへのアクセスも良好で、全体の拠点としても使いやすいエリアです。

ビワ池ホテルはサンバレースキー場の目の前に建つ温泉宿で、ゲレンデまで徒歩すぐなので便利です。湯量豊富な天然温泉「幕岩温泉」は24時間（清掃時間を除く）入浴できるのもうれしいポイント。たっぷり滑ったあとも、いつでも温泉で体をほぐせます。

素朴で温かい雰囲気が魅力の宿で、ゆったりとした滞在を楽しみたい方におすすめです。

一の瀬ファミリースキー場は、志賀高原の中でも特に初心者やファミリーに人気のエリアです。広く緩やかなゲレンデが多く、スキーが初めてでも安心して滑ることができます。

周辺にはホテルやレンタルショップ、レストランなどの施設が充実しており、家族連れでも快適に過ごせます。キッズスペースやスクールも整備されているため、子ども連れでも安心です。

近隣には一の瀬ダイヤモンドスキー場や山の神スキー場があり、エリア移動も容易です。

ホテルジャパン志賀は、一の瀬ゲレンデまで徒歩1分、バス停まで徒歩1分と好立地にあり、移動の手間が少ないのが魅力です。

ミネラル豊富な志賀高原の天然水を使った大浴場では、滑ったあとの疲れを癒せます。

ホテル一乃瀬は、カナディアンスタイルの建物が印象的なホテルです。館内には、靴・板・ストックを同時に収納できるロッカーなどスキーヤー向けの設備が充実しており、スキー・ボード・ウェア・ゴーグルなどを完備した有料レンタルも可能です。

大浴場では、ミネラル成分を豊富に含有する天然鉱石を利用した光明石温泉を、石風呂と檜風呂の2種類で楽しめます。滑走後の疲れをしっかり癒したい方にもぴったりです。

焼額山（やけびたいやま）スキー場は、志賀高原の中でも本格志向のスキーヤーやスノーボーダーに人気のエリアです。自然の地形を活かした針葉樹林の中を滑走できるコースが多く、景観と滑り心地の両方を楽しめます。

標高約2,000mのゲレンデは、本州屈指と称されるほど雪質がよく、乾いたドライパウダーを堪能できます。コースの80％が中・上級者向けで、1998年の長野オリンピックの競技会場にもなった実力派スキー場です。

志賀高原プリンスホテルは、ゲレンデに隣接したロケーションが魅力です。なかでも東館のゲレンデビューの客室からは、焼額山スキー場のシンボル「オリンピックコース」が望め、夜にはライトアップされた幻想的な景色も楽しめます。

客室はスタイルや眺望に応じて選べる多彩なタイプを用意。白銀の世界が広がる針葉樹の森やゲレンデを望む部屋では、ラグジュアリーな空間で静かな時間を満喫できます。西館には、西館の宿泊者専用の大浴場があります。

奥志賀高原スキー場は、志賀高原の最も奥に位置するエリアです。天然雪100％にこだわり、本州屈指のドライパウダースノーが楽しめます。人工音の少ない静かな環境で、自然と一体になるような感覚で滑ることができます。

コースは初級から上級までバランスよく整備されており、ファミリーや初心者でも安心して楽しめます。混雑も比較的少ないため、静かに自分のペースで滑りたい方に最適です。

奥志賀高原ホテルは、奥志賀の大自然に包まれた静かなロケーションにあり、ゆったりとした滞在を楽しめます。お風呂には、焼額山のブナ林から流れる大沢の天然水を使用しており、心身ともにリフレッシュできます。

スキーイン・スキーアウトが可能なホテル館内にはスキーロッカーやキッズルーム、スーベニアショップなどの施設も充実。家族連れからアクティブ派まで、快適に過ごせるホテルです。

横手山・渋峠スキー場は、標高2,307mの横手山の山頂に広がる、日本で最も高い場所にあるスキー場です。標高が高いため雪質は極めて良好で、5月下旬までスキーやスノーボードが楽しめます。

初級から上級までバランスのとれたコース構成で、初心者でもロングコースを気持ちよく滑走できます。また、近くには「熊の湯ほたる温泉」があり、湯量豊富な硫黄泉で体を芯から温められるのも魅力です。

標高2,307mの横手山のふもと、熊の湯エリアに佇むHotel & Onsen 2307 Shigakogenは、志賀高原の中心に位置する温泉宿です。

ゲレンデからほど近く、滑走後は静かな雪景色や満点の星空を眺めながら湯に浸かる、ぜいたくなひとときを過ごせます。和室から洋室、和洋室まで多彩な客室が用意されており、旅のスタイルに合わせて快適に過ごせます。

標高1,700mに位置する志賀パレスホテルは、横手山エリアの中心に立つセンターホテルです。10畳＋ツインベッドや8畳＋ツインベッド、14〜18畳の広めの和室など、個人から大人数でのスキー旅行まで対応できる多彩な客室が用意されています。

大浴場では熊の湯ほたる温泉を源泉かけ流しで堪能できます。館内にはコンビニ機能を備えた売店もあり、滞在中のちょっとした買い物にも便利です。

志賀高原のふもとには、情緒ある温泉街「湯田中温泉」や「渋温泉」が広がっています。冬季にはスキー場への直行バスが運行しており、朝から滑りに行き、夜は温泉でゆったり疲れを癒すというぜいたくな滞在が可能です。

旅の拠点を温泉地にすることで、スキー旅行に「温泉街の風情」や「地元グルメ」もプラスされ、より充実した時間を過ごせます。静かな和風旅館や歴史ある宿も多く、温泉を重視する方には特におすすめです。

志賀高原スキー場のふもとにある湯田中温泉は、天智天皇の時代（7世紀）に開湯されたと伝わる歴史ある温泉地。古くから「長寿の湯」として親しまれ、スキー後の疲れを癒す滞在先としても人気です。大型ホテルから小規模旅館まで幅広い宿が揃い、好みにあわせて選べます。

長野県が行う「安全、安心、正直」な信州の温泉表示認定制度の認定を湯田中温泉で初めて受けた宿です。3つの源泉から引いた100％源泉かけ流しの湯を、大浴場・客室露天・屋上貸切風呂など多彩な湯船で楽しめます。館内には“湯守り”が常駐し、ベストな状態の温泉を管理しているのも特徴です。

客室は和室や和洋室、露天風呂付特別室など多彩で、ファミリー利用にもおすすめです。

140年の歴史をもつ「和風の宿ますや」は、湯田中温泉街に位置する伝統ある温泉宿です。地獄谷温泉など4つの源泉から引湯する天然温泉は、湯量も豊富で身体の芯から温まります。

料理は旬の地元食材を活かした郷土会席料理で、おもてなしの心あふれる時間を提供しています。

湯田中駅から徒歩5分の場所にある「ホテル星川館」は、自然に囲まれた静かな環境で過ごせる宿です。源泉かけ流しの湯に浸かって心身ともにリフレッシュできます。

2つの無料貸切半露天風呂も好評です。信州の旬の食材を活かした料理と、まごころのこもったおもてなしを楽しみたい方におすすめです。

志賀高原の南西の麓にある渋温泉は、開湯1300年の歴史を誇る古湯です。戦国時代には武田信玄の隠し湯としても知られ、湯治場や宿場町として栄えてきました。

石畳の情緒ある街並みに、源泉かけ流しの宿や9つの外湯が点在。渋温泉に宿泊すると、外湯めぐり専用の鍵を貸してもらうことができ、源泉や効能が異なる九湯をめぐれます。

昭和初期の面影を残す「渋ホテル」は、懐かしさと温かさを感じられる温泉宿です。館内には昭和の小学校教室を再現したラウンジなどがあり、どこか“ほっとする”空間が広がります。

お風呂はすべて源泉かけ流しで、露天風呂・内風呂・貸切風呂を完備。3種（貸切風呂は2種類）の源泉をブレンドしたやわらかな湯が、体を芯から温めてくれます。