なまはげ文化と日本海の絶景で知られる、秋田県の男鹿半島。車がないとめぐりにくいイメージがありますが、主要な観光スポットを結ぶあいのりタクシー「なまはげシャトル」や市内の路線バスを使えば、車なしでも旅先での移動に困りません。
この記事では、そんな男鹿半島を満喫する1泊2日のモデルコースを紹介します。おすすめの宿泊施設もあわせて紹介するので、旅の計画にぜひ役立ててみてください。
目次
まずは、東京から男鹿半島までの行き方と、現地での移動手段を確認しておきましょう。
東京駅から男鹿半島の玄関口であるJR「男鹿駅」までは、列車を乗り継いでの移動になります。まずは秋田新幹線「こまち」で秋田駅へ。所要時間はおよそ4時間で、車窓に広がる田園風景や山並みを眺めながら、のんびりとした列車旅を満喫できます。
秋田駅からはJR男鹿線に乗り換え、終点の「男鹿駅」までおよそ1時間。「男鹿なまはげライン」の愛称をもつこの路線は、寒風山や日本海を望みながら半島を西へ進みます。乗換は秋田駅での1回だけなので、はじめての旅でもスムーズです。
現地の移動には、主要な観光スポットを結ぶあいのりタクシー「なまはげシャトル」が便利です。男鹿駅を起点に、真山エリアや男鹿温泉郷、入道崎、水族館を乗換なしで結んでいます。乗り場は男鹿駅を出て右裏手、バス乗り場の奥側。乗車日の前日21時(電話は17時)までの申込制で、11月1日から3月31日までは入道崎を経由しません。
市内には路線バスも走っており、男鹿温泉や水族館へは男鹿北線を利用できます。真山エリアへは男鹿北線から安全寺線、入道崎へは入道崎線へ乗り継ぎます。予約が必要な便もあるため、時刻表を確認しておきましょう。
1日目は、なまはげ文化が息づく真山エリアをめぐり、夜は男鹿温泉郷でゆっくり過ごす行程です。
男鹿線の終点・男鹿駅に降り立つと、いよいよ旅がはじまるという実感がわいてきます。新しくなった駅舎には展望デッキがあり、ホームに滑り込む列車はもちろん、寒風山や船川港まで見渡すパノラマビューが自慢です。
ここから、なまはげシャトルや路線バスで真山エリアへ。1日目は、なまはげの世界にじっくりふれる時間が待っています。
「なまはげ館」は、男鹿に伝わるなまはげ文化をまるごと学べる資料館です。展示ホール「なまはげ勢揃いコーナー」には、市内各地で実際に使われてきた150枚を超えるお面がずらり。地区ごとに表情も角の形も異なり、その迫力に思わず足が止まります。
大型スクリーンでは、大晦日のなまはげ習俗を追った映像も上映。男鹿の風土を伝える民具や、秋田県内や海外の類似行事で使われるお面を集めた企画展示も見ごたえがあります。世界でただひとりというなまはげ面彫師の実演に出会えることもあり(不定期)、ユネスコ無形文化遺産の奥深さを体感できるスポットです。
なまはげ館に隣接する「男鹿真山伝承館」では、大晦日に行われてきたなまはげ習俗を、季節を問わず体感できます。母屋と厩がL字形につながった茅葺き屋根の曲り家は、いかにもなまはげが現れそうな趣です。囲炉裏のある座敷に座ると、解説に続いて実演がはじまります。
「泣ぐ子はいねがー」と大声をあげ、畳を強く踏み鳴らして歩き回る姿は迫力満点。子どもを泣かせる悪者と思われがちですが、実は怠け心を戒め、無病息災や山海の幸をもたらすために訪れる神様です。衣装から落ちた藁は魔除けになると伝わっており、旅のよい思い出になるでしょう。
なまはげ館からすぐの「真山神社」は、景行天皇の時代に始まったと伝えられる古い神社です。真山は昔から神様が宿る山として大切にされ、時の権力者にも守られながら信仰を集めてきました。杉木立に包まれた境内はとても静かで、歩いているだけで背筋が伸びます。
境内にそびえる樹齢1000年ともいわれる榧(かや)の巨木は、秋田県の天然記念物。毎年2月には、なまはげが登場する「なまはげ柴灯まつり」の舞台にもなります。なまはげ文化のふるさとともいえる杜で、その源流に静かにふれられます。
住所:秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
アクセス:男鹿駅からなまはげシャトルで約40分「雲昌寺」下車(あじさい期間のみ停車)、徒歩約4分。または路線バスでJR「男鹿駅」から男鹿北線で約35分「北浦」下車、徒歩約4分
1日目の宿は、半島北部に湯けむりをあげる「男鹿温泉郷」へ。男鹿温泉のお湯は海水に近い塩分を含むのが特徴で、湯上がりも体の芯からぽかぽかが長続きします。よく温まる湯であることから「熱の湯」と呼ばれ、肌ざわりのよさでも親しまれてきました。
温泉街には、男鹿名物の石焼料理を用意する宿が並びます。真っ赤に熱した男鹿特有の石を、新鮮な魚介と汁を張った木桶に投げ入れる豪快な調理法で、立ちのぼる音と湯気までがごちそうです。日本海を望む湯船で、なまはげ文化にふれた一日の疲れをゆっくり癒せます。
夜の男鹿温泉郷で楽しみたいのが、「男鹿温泉交流会館 五風」で行われる「五風なまはげ太鼓ライブ」です。ユネスコ無形文化遺産にも登録された国指定重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」と和太鼓を融合させた、男鹿独自の郷土芸能を間近で楽しめます。
なまはげが打ち鳴らす勇壮な太鼓の響きは、腹の底まで震えるような迫力です。なまはげ太鼓の常設公演を行っているのは、世界でもここだけです。公演は例年4月下旬から11月下旬まで行われ、開催日は月によって異なります。屋外には無料の足湯コーナーも設けられているので、観光の合間や公演の前後にひと息つくのもおすすめです。
2日目は、男鹿半島の岬から日本海の絶景を望み、水族館で男鹿の海の豊かさにふれましょう。
まずは、男鹿半島の北西端に位置する景勝地「入道崎」へ向かいましょう。芝生に覆われた大地の先に青い海と空が広がり、緑の草原との鮮やかなコントラストを楽しめます。男鹿を代表する絶景スポットとして親しまれている場所です。
北緯40度線が通る地でもあり、草原には男鹿半島で産出される石を使ったモニュメントが並んでいます。周辺には飲食店や土産店があり、男鹿名物の石焼料理を味わえるのも魅力です。潮の香りと海風を感じながら、のんびりとした時間を過ごせます。
白と黒の縞模様が印象的な「入道埼(にゅうどうさき)灯台」は、入道崎のシンボルです。海上保安庁による「日本の灯台50選」に選ばれており、全国に3000基を超える灯台のうち、のぼることができるのはわずか16基。そのひとつが、この灯台です。
1898年(明治31年)に点灯を開始し、15秒おきに放たれる白い光は37キロ先まで届きます。のぼれるのは例年4月上旬から11月上旬までで、上まで足を運べば、日本海の絶景を一望できます。隣には灯台の歴史を紹介する展示室があり、「恋する灯台」にも認定。灯台前には「えんむすび台」も設けられています。
日本海を望む絶好のロケーションに立つ「男鹿水族館GAO」は、400種1万点の生きものを展示する水族館です。見どころは、男鹿の海を再現した大水槽と水中トンネル。まるで海の底を歩いているような感覚で、日本海の生きものを間近に観察できます。
秋田県の県魚ハタハタを通年展示しているのも、ここならではの魅力です。ホッキョクグマやペンギン、アザラシ、アシカにも会え、3階にはサンゴ礁やアマゾンの生きものが集うコーナーも。男鹿の雄大な眺めが広がるレストランで、ひと休みするのもおすすめです。
男鹿水族館GAOからなまはげシャトルで男鹿駅へ戻ったら、旅の締めくくりは駅のすぐそばに立つ「道の駅おが」へ。男鹿駅の新駅舎と同じ日に開業した複合観光施設で、駅から歩いてすぐの場所にあるため、列車に乗るまでの短い時間にも立ち寄りやすいスポットです。
館内には男鹿の海の幸や地元の産品が並び、おみやげ探しにぴったりです。市内周遊観光と地域活性化の拠点として整備された施設で、旅の余韻にひたりながら、男鹿らしい味を持ち帰れます。
おみやげを手にしたら、JR「男鹿駅」から帰路につきます。ホームに立つと、なまはげ文化にふれ、日本海の絶景を眺めた時間が、あっという間だったと感じられることでしょう。
帰りはJR男鹿線で秋田駅へ戻り、秋田新幹線「こまち」で東京駅へ。車窓を流れる秋田の景色を眺めながら、男鹿での2日間を振り返る時間も、列車旅ならではの楽しみです。
男鹿温泉郷には、日本海の眺めと効き湯を楽しめる宿がそろっています。ここでは、このモデルコースに組み込みやすい5軒を紹介します。
「セイコーグランドホテル」は、源泉かけ流しの湯を、季節の風景を楽しめる露天風呂と手足を伸ばしてくつろげる内風呂で堪能できる宿です。保湿効果が高く「熱の湯」とも呼ばれる温泉が、一日歩いた体をやさしくほぐしてくれるでしょう。
客室は全室が海側に面し、和室や和洋室、グループ向けの広い部屋、和モダンの洋室などタイプも多彩。食事には男鹿の季節の魚介や秋田のブランド食材が使われ、ハタハタ寿司やきりたんぽなど地域の味も楽しめます。
「元湯 雄山閣」は、男鹿温泉郷の高台に立つ正統派の和風旅館です。自館専用の源泉から噴き出す湯は、季節や気温によって茶褐色や緑、白へと色を変えるのが特徴です。湯の花が豊富で、まったりと肌にからみつくような湯ざわりを、大浴場や露天浴場で満喫できます。
客室は落ち着いた和風のしつらえで、高台ならではの眺望も魅力です。料理は男鹿の素材と郷土の伝統料理の技法を基本に、板前の創作を織り交ぜたもの。この宿でしか味わえない郷土料理「あんぷら餅」も楽しめます。
「男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき」は、日本海と遠くに白神山地を望む眺望が魅力の宿です。囲炉裏をしつらえたラウンジからは、季節ごとに表情を変える男鹿の海と対岸の白神山地を眺められ、天候に恵まれれば、朝にはご来光を望めることもあります。
女性用の露天風呂は四季折々の草花に囲まれた庭園風で、男性用の大浴場にはサウナも備わっています。客室には源泉かけ流しの露天風呂と足湯を備えたタイプもあり、日本海を眺めながらくつろげるのも魅力です。中庭には男鹿市の花である椿が植えられ、毎年4月中旬頃には赤い花を咲かせます。
「男鹿ホテル」の魅力は、男鹿随一の広さを誇る露天岩風呂「石山の湯」です。男鹿の磯場をイメージした自然の趣を感じるつくりで、四季の野花が咲く広大な中庭に面しているため、開放感もたっぷり。約500メートル離れた自家源泉から引く、生まれたての温泉をかけ流しで満喫できます。
内風呂の湯口には、温泉成分によって形づくられた「湯菩薩」があり、温泉の成分と歴史を物語ります。客室は全室が海側に面し、晴れた日には遠く白神山地まで望める眺望も魅力です。
「男鹿観光ホテル」は、全90室と男鹿で最大の客室数を誇る宿です。客室は和室や和洋室などがあり、いずれも窓が海側に面しています。晴れた日には遠く白神山地まで見渡せ、部屋にいながら広々とした眺望を楽しめます。
温泉は、隣接する姉妹館「男鹿ホテル」の源泉から引く源泉かけ流し。最上階の展望大浴場「満天の湯」では、樹海の緑と海の青のコントラストを望み、日本海でありながら朝日を眺められます。木々に囲まれた露天浴場「樹海の湯」では、四季の花木を眺めながらゆったりとくつろげます。
男鹿半島は、なまはげ文化と日本海の絶景、そしてよく温まる効き湯が一度に楽しめるエリアです。あいのりタクシー「なまはげシャトル」や市内の路線バスを使えば、車がなくても主要スポットをしっかりめぐれます。1泊2日あれば、真山エリアから入道崎、男鹿水族館GAOまで無理なくめぐれるでしょう。
旅行の手配は、列車と宿泊がセットで申込める「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」が便利です。またJRE POINT会員さまは、貯まったJRE POINTを1ポイント=1円としてご利用いただけます。さらにご購入でポイントが貯まります。
次の休日は、なまはげが待つ男鹿半島へぜひ出かけてみてください。
ご利用上の注意事項
【ご利用上のご注意】
・申込完了後の手配内容の変更(日付・プラン内容・列車の時刻や座席・増員や減員等)は一切できません。
・以下の操作を行うと不具合が発生する可能性がございます。
推奨環境以外での操作
複数のブラウザを立ち上げての操作
予約操作画面で「ブラウザの戻るボタン」を利用した操作
・同行者全員が同一行程となります。異なる発着地やプラン内容を1つの申込として手配することはできません。
【ご旅行代金・お支払いについて】
・ダイナミックレールパックは価格変動制を採用しており、需給や市場状況に応じて柔軟に価格が変動いたします。このため、同一の列車・区間、同一の宿泊施設・プランであっても、お申込の時期により金額が異なる場合があります。また、1ヶ月前の列車確定時に旅行代金を再計算するため、乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、
お申込時に表示していたお見積額と実際の旅行代金が異なる場合があります。
・乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、利用列車確定時、旅行契約締結前に確定した旅行代金を表示しますので、ご確認の上ご予約ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
【列車・きっぷについて】
・旅行商品にご利用いただける座席数には制限がございます。一般発売されている座席に空席があっても手配できない場合がございます。
・(契)乗車票は、原則普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・シートマップ(座席位置の指定)は乗車日が1か月以内(列車の指定席発売後)の場合のみご利用いただけます(一部列車を除く)。
・新幹線の車イス対応座席等をご希望の場合、ご出発日前日から起算し、土日祝日を除いた10日前までにお申し出ください。満席等の理由によりご希望に添えない場合がございます。 詳しくはこちら
・新幹線eチケットサービス対象外のため、Suica等のICカードとの紐づけはできません。
【その他】
・上記以外のご案内については、びゅうトラベルサイト内「ご利用ガイド」および、操作時の各画面にございます「ご注意」を必ずご確認ください。
ご利用上の注意事項
【ご利用上のご注意】
・申込完了後の手配内容の変更(日付・プラン内容・列車の時刻や座席・増員や減員等)は一切できません。
・以下の操作を行うと不具合が発生する可能性がございます。
推奨環境以外での操作
複数のブラウザを立ち上げての操作
予約操作画面で「ブラウザの戻るボタン」を利用した操作
・同行者全員が同一行程となります。異なる発着地やプラン内容を1つの申込として手配することはできません。
【ご旅行代金・お支払いについて】
・ダイナミックレールパックは価格変動制を採用しており、需給や市場状況に応じて柔軟に価格が変動いたします。このため、同一の列車・区間、同一の宿泊施設・プランであっても、お申込の時期により金額が異なる場合があります。また、1ヶ月前の列車確定時に旅行代金を再計算するため、乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、
お申込時に表示していたお見積額と実際の旅行代金が異なる場合があります。
・乗車日が1ヶ月以上先のお申込の場合、利用列車確定時、旅行契約締結前に確定した旅行代金を表示しますので、ご確認の上ご予約ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
【列車・きっぷについて】
・旅行商品にご利用いただける座席数には制限がございます。一般発売されている座席に空席があっても手配できない場合がございます。
・(契)乗車票は、原則普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・シートマップ(座席位置の指定)は乗車日が1か月以内(列車の指定席発売後)の場合のみご利用いただけます(一部列車を除く)。
・新幹線の車イス対応座席等をご希望の場合、ご出発日前日から起算し、土日祝日を除いた10日前までにお申し出ください。満席等の理由によりご希望に添えない場合がございます。 詳しくはこちら
・新幹線eチケットサービス対象外のため、Suica等のICカードとの紐づけはできません。
【その他】
・上記以外のご案内については、びゅうトラベルサイト内「ご利用ガイド」および、操作時の各画面にございます「ご注意」を必ずご確認ください。
人数選択
部屋数選択
行きの列車を検索する 帰りの列車を検索する 出発日を選択
宿泊開始日と宿泊数を選択
人数選択
宿泊日と泊数、人数を選択してください
出発日と人数を選択してください