季節ごとにご紹介！おすすめの東京観光の楽しみ方

日本の首都であり、経済だけでなくさまざまな分野において中心となっている東京。大手企業の本社が置かれていることも多いため、仕事で訪れる方も多いでしょう。

そんな東京は、観光地としても人気が高い場所です。昔からの人気のスポットに加え、新しいスポットが次々に増えていて、ますます観光地としての人気は高まっています。これだけ観るスポットが多いと、東京観光でどこに行くべきか迷うことも珍しくないでしょう。

そこで今回は、おすすめの東京観光の楽しみ方をそれぞれの季節ごとにご紹介します。

春の東京観光の楽しみ方としては、お花見や春のイベントがあげられます。

東京は都会のイメージが強く、あまり自然とふれあえないというイメージを持っている方も少なくないと思います。しかし、東京には有名な桜や花の名所が多く、春にはお花見を楽しむことができます。

桜の名所では、上野恩賜公園（うえのおんしこうえん）や隅田公園、新宿御苑などがあります。特に上野恩賜公園は江戸時代から桜の名所として知られていて、毎年多くの花見客が訪れます。桜以外では、浜離宮恩賜公園（はまりきゅうおんしこうえん）の菜の花や、根津神社のつつじ、亀戸天神社の藤などが人気です。

東京の春のイベントといえば、まず桜に関する祭りがあげられます。東京には桜の名所が多く、花見のシーズンに合わせて桜に関する祭りが開催されます。例えば隅田川沿いでは、例年「墨堤（ぼくてい）さくらまつり」が開催され、多くのお店が出店します。屋形船から眺める桜や、ライトアップされた夜桜も人気です。

この他、旧古河庭園で開催される「春のバラフェスティバル」や、青梅市で開催される「観梅市民まつり」など、花に関するイベントがさまざまな場所で開催されます。

夏の東京観光の楽しみ方としては、夏祭りやアウトドアアクティビティがあげられます。

夏の東京では、盆踊りや縁日、花火大会など、夏の風物詩ともいえる夏祭りがさまざまな場所で開催されています。こうした夏祭りを楽しむというのは、夏の東京観光でもおすすめのプランでしょう。

夏祭りは、数多くの出店が並ぶ「神楽坂まつり」、夕闇に揺らめく灯籠の光が美しい「千代田区納涼の夕べ」、沖縄の伝統行事が楽しめる「新宿エイサーまつり」など、バラエティ豊かなラインナップです。花火大会では、まさに東京の夏の風物詩といえる「隅田川花火大会」や、2018年に初開催となった「東京花火大祭～EDOMODE～」、8種類の演出が華やかな「江戸川区花火大会」などがあります。

都会というイメージが強い東京ですが、東京にもアウトドアアクティビティが楽しめる自然があります。

例えば山での登山やハイキング。東京で登山やハイキングといえば、まず名前があがるのが高尾山です。高尾山は標高599mとそれほど高くない山で、リフトやケーブルカーがあるので頂上付近まで簡単に登れます。登山コースやハイキングコースはさまざまな難易度のものが整備されているので、初めての方でも登山経験者の方でも楽しめます。

また、東京は伊豆諸島や小笠原諸島など、透明度が高くきれいな海を有しています。そのため、ダイビングやシュノーケリングといったマリンアクティビティも楽しめます。

秋の東京観光の楽しみ方としては、紅葉や秋のイベントがあげられます。

東京には、秋の名物ともいえる紅葉の名所がたくさんあります。

紅葉の名所としては、江戸時代に作られた広大な庭園・六義園（りくぎえん）や、明治天皇を祀る明治神宮の外苑、昭和天皇御在位50年を記念して作られた国営昭和記念公園などがあります。

いずれのスポットも四季折々の自然が楽しめますが、特に紅葉の名所として知られ、シーズンには多くの見物客が訪れます。

秋の東京では、さまざまなイベントが開催されています。中でも特徴的なのが「東京大茶会」です。

東京大茶会とは、東京都とアーツカウンシル東京（公益財団法人東京都歴史文化財団）が伝統文化の発信のために開催しているイベントです。

初心者の方が気軽に本格的な茶席や野点（のだて）を体験できます。また、「茶道はじめて体験」の他、「WELCOME！英語で楽しむ野点」など、初心者や外国人が楽しめるプログラムも用意されています。茶道の厳格さや敷居の高さを感じることなく楽しめるため、茶道に興味がある方は一度参加してはいかがでしょうか？

冬の東京観光の楽しみ方としては、イルミネーションや伝統行事があげられます。

近年、冬の風物詩となりつつあるのがイルミネーションです。商業施設やレジャー施設、街路、公園など、さまざまな場所でイルミネーションが見られるようになりました。東京にも、イルミネーションが楽しめる場所がたくさんあります。

人気のイルミネーションのひとつに、恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスイルミネーションがあります。このイルミネーションは、クリスタルのラグジュアリーブランドとして有名なバカラとコラボレーションした巨大シャンデリアが特徴的。抜群の存在感が、人々の目を惹きつけます。会場は約10万球もの光でライトアップされ、時計広場には特製のクリスマスツリーも設置されます。

東京には神社仏閣も多いため、年末年始を中心に伝統的な行事も数多く行われています。そうした行事に参加するのも、東京観光のひとつの楽しみ方でしょう。

年末年始といえば初詣。東京には初詣で人気の神社仏閣がたくさんあります。例えば、台東区にある今戸神社（いまどじんじゃ）。今戸神社は、2017年に旅行会社が行った調査で人気の初詣スポット第1位になった神社です。イザナギノミコトとイザナミノミコトが祀られていて、縁結びのご利益があるとされています。また、招き猫発祥の地ともいわれていて、境内には猫の置物がたくさんあります。

この他、浅草寺や日枝神社（ひえじんじゃ）、明治神宮なども初詣の人気スポットといえます。浅草寺は、節分に行われる「節分会（せつぶんえ）」でも人気です。

東京スカイツリーは墨田区にある電波塔で、2012年に建設されました。高層ビルに囲まれて電波が届きにくくなっていた東京タワーに代わる電波塔として建設が計画され、現在では電波塔として活躍しているのはもちろん、周辺施設も合わせたスカイツリータウンが人気のスポットとなっています。

スカイツリータウンには複合商業施設の東京ソラマチやプラネタリウム、水族館、広場などがあり、観光客も数多く訪れています。

浅草寺は、台東区浅草にある寺です。もともとは天台宗に属していましたが、第2次世界大戦後に独立し、現在は聖観音宗（しょうかんのんしゅう）の総本山となっています。東京都内ではもっとも古くからある寺で、地域住民に親しまれています。

浅草寺は東京都内でも有数の観光スポットで、特に初詣の時期には多くの参拝客が訪れます。その数は全国で10位に入るほどで、近年は海外からも多くの旅行客が訪れています。

上野動物園は、台東区の上野恩賜公園内にある動物園です。日本初となる動物園で、1882年に開園されました。上野駅から徒歩5分とアクセスしやすい動物園で、年間入園者数は日本一です。

上野動物園は、日本初が多い動物園でもあります。中でもジャイアントパンダの初公開は、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。2018年現在でも、上野動物園ではパンダが飼育されています。また、パンダと同じく世界三大珍獣とされているオカピやコビトカバが飼育されていることも、特徴のひとつです。

コミックマーケットは、コミケやコミケットとも呼ばれるイベントです。日本最大、ひいては世界最大の同人誌即売会で、コミックマーケット準備会が運営しています。毎年8月と12月の2回開催され、前者は「夏コミ」、後者は「冬コミ」と呼ばれています。東京ビッグサイトを貸し切りにして行われる大規模なイベントで、国内外から多くの人が集まります。

もともとはサブカルチャー界隈の一大イベントでしたが、近年はイベントの大規模化やメディアでの露出によって一般にも広く名前が知られるようになり、来場者数も増加傾向にあります。

ECO EDO 日本橋は、中央区の日本橋周辺地域で開催されるイベントです。昔から行われてきた涼をとる生活の知恵や工夫を、現代流にアレンジしたさまざまな催し物が行われます。期間は7月から9月と比較的長いので、観光の予定にも組み込みやすいでしょう。

金魚すくいや風鈴の小径、大きな提灯がかけられた参道、アートアクアリウム、限定スイーツなど、五感で涼を感じることができます。浴衣の着付けサービスも行われているので、

日本の情緒あふれる夏が体験できるでしょう。