1年を通して楽しめる！東京・神奈川・千葉の水族館

水族館は大人から子供まで1年を通して楽しめるファミリーのおでかけに最適なスポット。また、最近は遅くまで営業している水族館があり、仕事終わりのレジャーやデートとしても利用されています。今回はファミリーでもカップルでも楽しめる、東京・神奈川・千葉にある水族館をご紹介します。

ビルの高層階や駅チカで大規模な水族館を楽しめるのが、東京の水族館の特長。

東京にある5つの水族館をご紹介します。

サンシャイン水族館は、池袋サンシャインシティ「ワールドインポートマートビル」の屋上にある水族館です。生き物の展示だけではなく、「癒やし」「安らぎ」「くつろぎ」「ココロ動かす、発見」という4つの体験を味わえるのがこの水族館の特長。2フロアある館内ではテーマごとに生き物が展示されていて、「南国の浅い海」をイメージしたサンシャインラグーンには30種およそ3000匹の魚が暮らしています。

さまざまなエリアの中でもおすすめなのが「天空のペンギン」の展示です。2017年7月にリニューアルオープンした屋外エリア「マリンガーデン」の一角にあるこの大きな水槽は、正面から天井までつながっていて、見あげると頭上でペンギンが空を飛んでいるかのように泳いでいます。ペンギンと都会の空のコラボレーションはこの水族館でしか見られません。また夜にはマリンガーデン一帯がライトアップされます。幻想的な光に包まれたエリアは、昼間とはまた違った雰囲気で、夜のデートや仕事帰りに立ち寄るのがおすすめ。「天空のペンギン」の展示は19時までなので入館時間に注意しましょう。

アクアパーク品川は、音・光・映像と生き物たちがコラボレーションした水族館。品川プリンスホテルに併設されており、駅から徒歩2分とアクセスも抜群。水族館としては珍しくアトラクションがあるのが特長です。長さおよそ20ｍの海中トンネル「ワンダーチューブ」では、世界で唯一展示されているノコギリエイの一種・ドワーフソーフフィッシュが鑑賞できます。

また、大迫力のドルフィンパフォーマンスもおすすめ。直径25ｍの大型円形プールを囲むように客席があり、360度どこからでもショーを楽しめます。ウォーターカーテンや光と音の演出は、まるでミュージカルを見ているような感覚に。ドルフィンパフォーマンスは季節や昼夜で演出が変わるので、何度訪れても楽しめます。22時までオープンしているので、仕事帰りや夜のデートにもおすすめです。

東京スカイツリータウンにあるすみだ水族館は、2012年の東京スカイツリーの開業に合わせて誕生しました。生き物たちと距離がとても近いのが特長です。マゼランペンギンやオットセイといった愛らしい海洋動物を間近で鑑賞できます。

また、さまざまなクラゲを楽しめるのがすみだ水族館の魅力の一つ。幻想的なライトアップでクラゲを鑑賞できる「ワンダークラゲ」という空間では、アートな世界観を楽しむことができます。また、館内に設置されているアクアラボでは、クラゲの成長過程を実際に見て感じることができます。それらは、ミズクラゲを繁殖しているすみだ水族館だからこそ見られるものです。

1989年、東京都江戸川区に開園した葛西臨海水族園。東京都が運営しており、リーズナブルなのが特長。都内在住・在学の中学生も無料で楽しめるほか、無料開園日があり、みどりの日（5月4日）・都民の日（10月1日）・開園記念日（10月10日）はどなたでも無料で入場できます。

水族館の目玉は、巨大水槽で群泳するクロマグロ。最大で体長およそ3ｍ、体重およそ400kgにもなるクロマグロの泳ぐ姿は圧巻です。葛西臨海水族園では、鹿児島などで前年に獲れた0歳のマグロを現地で育ててから運んでいます。群泳するクロマグロは、マグロの飼育に力を入れている葛西臨海水族園だからこそ見られる光景です。

しながわ水族館は「しながわ区民公園」に併設されています。2フロアある館内には25もの展示があり、生き物たちと身近に接し、観察し、学べる「遊体験」をコンセプトにしています。中に入ってまず目にするのは、通路に大きくせりだしたミズナラの巨木。東京湾にそそぐ川をテーマにしたエリアで、イワナ・アメリカザリガニなど身近な川の生き物たちが見られます。ほかにも日本初のアザラシのトンネル水槽があり、アザラシが泳ぎまわる姿を360度パノラマで楽しめます。またイルカショーも人気で、さまざまな海の生き物のパフォーマンスが楽しめます。

天井いっぱいに広がる全長22ｍのトンネル水槽も魅力で、そこには900尾もの生き物が暮らしています。オープン時は都内で初めてのトンネル水槽だったので、大きな話題になりました。今でもその人気は衰えず、多くの人が訪れます。

神奈川県の水族館は、海に面した自然豊かな地域にあるのが特長。規模も日本最大級で、さまざまな海の生き物の生態を楽しめます。ここでは、神奈川にある2つの水族館についてご紹介します。

八景島シーパラダイスの中にあるアクアミュージアムは700種類12万点の生き物が暮らす、日本最大級の水族館です。水槽の中を通るエスカレーター「アクアチューブ」は、まるで水中散歩をしている気分になるアクアミュージアムの象徴です。2018年に開業25周年を迎え「日本一の五感超刺激島」をキーワードに大規模リニューアルされました。

おすすめはリニューアルで登場した「ピラニア水中フィーディング（餌やり）」。100尾以上泳ぐピラニアの水槽に目隠しをして手を入れ、エサに飛びつくピラニアの振動を体感できます。アクアミュージアムでは五感を使って体験できるさまざまなイベントが開催されていますが、その中でも鋭利な歯と強靭な顎をもつ肉食魚ピラニアのフィーディングは人気のプログラムです。

ヨコハマおもしろ水族館・赤ちゃん水族館は、横浜中華街のチャイナスクエアビル3階にある水族館。この水族館は中国の南の島の小学校をモチーフにしており、下駄箱や音楽室をモチーフにした水槽が特長です。バリエーション豊かな水槽では300種5000匹の生き物が飼育されています。また、水槽ごとにクイズが用意されているので、見て楽しむだけでなく生き物について学ぶことができます。

赤ちゃん水族館は、あまり目にすることのない魚の卵と赤ちゃんを100種5000匹飼育しています。幼稚園をモチーフにしており、ジャングルジムやすべり台が水槽になっています。小さなお子さんの目線に合わせた造りになっているので、背が届かない高さの水槽も上り棒やハシゴを使って見られます。土足禁止なので、ハイハイしながらでも安心です。

千葉の水族館といえば、鴨川シーワールド。広大な太平洋をバックにしたロケーションやバリエーション豊かなショーなど、日本屈指のクオリティをもつ水族館です。ここでは、千葉の水族館「鴨川シーワールド」をご紹介します。

鴨川シーワールドは、800種11000点の生き物が暮らす水族館です。「海の世界との出会い」をテーマにした館内では、シャチ・イルカ・ベルーガ（シロイルカ）・アシカなどのパフォーマンスが見られたり、触れ合ったりできます。

鴨川シーワールドのさまざまなアトラクションの中でも、特におすすめなのが海の王者と呼ばれるシャチのショー。日本でシャチが見られるのは、鴨川シーワールドを含め2か所しかありません。好奇心旺盛で性格の優しいシャチが見せるトレーナーとのコンビネーションジャンプは迫力満点。繁忙期には会場に入りきれないほどの人が集まるので、開始時間よりも早めにショーに参加しましょう。