青森ねぶた祭とは、個性豊かな灯籠(ねぶた)や華やかなハネトのパレードを観覧できる「ねぶた祭」のひとつです。ねぶた祭りは青森の夏の風物詩として県内各地で親しまれていますが、特にイベント規模が大きいものに「青森ねぶた祭」や「弘前ねぷたまつり」、「五所川原立佞武多祭り」があります。以下では、青森ねぶた祭の特徴や運行場所、祭りの歴史について見ていきましょう
青森ねぶた祭は青森県の代名詞ともいえる夏祭りです。毎年8月2日~8月7日の6日間は各日のスケジュールに合わせ、15~20台のねぶたが青森市街を練り歩きます。ねぶたを囲むように「ラッセラー」のかけ声で踊るハネト(踊り子)や囃子方は、ねぶたと三位一体でパレードを盛り上げていきます。
また、最終日に打ち上げられる花火とねぶたの海上運行による盛大なフィナーレは圧巻です。華やかなねぶたとハネトを一目見ようと毎年夏には全国から多くの観光客が訪れ、祭り期間中の総動員数は250万人を超えます。
青森ねぶた祭の運行場所は、JR青森駅正面の新町通り、平和公園通り、国道4号線、八甲通りを結ぶ全長約3.1kmのコースです。このうち、ねぶたが待機・出発するのは新町通り、国道4号線(市役所前、青森県庁前)です。それぞれに待機したねぶたは祭り開始の合図でいっせいに進行し、約2時間かけて運行ルートを一周すると、その日の運行は終了となります。
ねぶた祭は、奈良時代に伝来した七夕祭りが起源だと言い伝えられています。7月7日に無病息災を願って行われた精霊送り(しょうりょうおくり)や人形送りの風習は灯籠流しへ発展し、やがて人形や扇を模したねぶたを流す「ねぶた流し」が行われるようになったといわれています。
紙やローソクから作られた灯籠がねぶたと呼ばれるようになった由来は諸説ありますが、東北地方では眠気を流すという風習が「眠り流し」と呼ばれるようになり、これが訛って「ねむた」「ねぷた」「ねぶた」と変化していったとされています。
例年の青森ねぶた祭の開催期間や日程(イベントスケジュール)は以下のとおりです。
例年の開催期間: 8月2日~8月7日
日程 | 運行予定のねぶた |
---|---|
8月2日・3日 | 子どもねぶた 大型ねぶた |
8月4日・5日・6日 | 大型ねぶた |
8月7日[昼] | 大型ねぶた |
8月7日[夜] | ねぶた海上運行・青森花火大会 |
青森ねぶた祭は曜日に関係なく毎年上記のスケジュールで開催されます。また、雨天時はねぶたにビニールなどをかけて決行され、基本的に中止となることはありません。
6日間にわたって開催される青森ねぶた祭では日程により運行するねぶたが異なります。各イベントの会場や内容、見どころをチェックしていきましょう。
子どもねぶたとは、曳手(ひきて)にこどもも参加する小型ねぶたのことです。デザインはこどもに人気のキャラクターから人形までさまざまで、なかには本格的な設計・デザインのねぶたもあります。
8月2日~8月3日にかけて運行する子どもねぶたのスタート地点は、国道4号線です。観光通り周辺から国道7号線付近のエリアに待機する子どもねぶたは、出発後、JR青森駅前を通過し、新町通り、平和公園通りへと進みます。
愛嬌あるデザインの子どもねぶたと、おとなに混ざるこどもたちのハネト姿や囃子方の演奏を楽しみましょう。
大型ねぶたとは、高さ5m、幅9m、奥行き7mの大きさを誇るねぶたのことです。約3ヶ月の制作期間をかけて作られる大型ねぶたが青森市街を派手に練り歩く姿は圧巻。
大型ねぶたは8月2日~8月7日[昼]にかけ、各日とも新町通りからいっせいにスタートします。平和公園通りから国道4号線、JR青森駅前へと進み、約2時間のパレードで観客を盛り上げます。
8月6日には、ねぶた大賞や各賞が授与された優秀作品の発表も行われるなど見どころが満載。夜の空にゆらめく個性豊かな大型ねぶたを楽しみながら、続く囃子方やハネトが作り出す祭りムードを堪能しましょう。
青森ねぶた祭のフィナーレを飾るのが、8月7日[夜]に青森港で開催されるねぶた海上運行・青森花火大会です。海上に打ち上げられる大輪の花火を背に、ねぶた大賞をはじめ、各賞を受賞した大型ねぶたが運行します。最終日は市街で見るねぶたとは異なる、幻想的な光景を楽しめる点が魅力です。
8月1日は、青い海公園特設ステージで青森ねぶた祭前夜祭が開催されます。前夜祭では運行予定の大型ねぶたが点灯された状態で展示されるほか、地元ダンスチームの演武や囃子コンテストが行われ、祭りムードを高めてくれます。
また、前夜祭ではねぶたの制作秘話を聞くことができるなど、青森ねぶた祭への理解を深めるきっかけになります。同日夜には、浅虫温泉で花火大会も開催されるため、一足早く青森ねぶた祭を楽しむなら前夜祭へ足を運んでみるのもおすすめです。
青森ねぶた祭は、各日運行するねぶたを観覧する以外にも、自身がハネトになって祭りに参加することも可能です。約1週間と長期間開催される祭りだからこそ、他の祭りでは体験できないような楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。
青森市街でパレードを観覧するには、各運行コースから自由に見物するだけでなく、有料観覧席(全席指定)を利用できます。有料観覧席にはパイプ組の桟敷席(仮設席)とパイプいす席の2種類があり、いずれも事前申込・購入で利用できます。10名以上の団体で利用する場合は4月から申込みが可能で、9名以下の個人で利用する場合は6月から観覧席券を購入できます。
また、最終日の海上運行・花火大会は付近の海岸沿いから自由に観覧する以外に、全席指定のパイプいす席(有料)からの観覧が可能です。海上運行・花火大会の観覧席購入は7月上旬に販売開始となるため、忘れずにチェックしましょう。
ねぶたの運行を正面から間近で楽しむには、道路の幅が狭い新町通りからの観覧がおすすめです。新町通りから平和公園通りへ続く交差点や、平和公園通りから国道4号線へ続く交差点などでは、ねぶたの迫力ある旋回シーンを楽しめます。平和公園通り、国道4号線、八甲通りは道路の幅が広い分ダイナミックなパフォーマンスが多く、華やかなパレードを見やすいでしょう。
JR青森駅付近は行き交う観光客や立ち見客で混雑しやすいため、ゆっくり観覧するなら各種有料席を利用するか、JR青森駅から離れた平和公園通りからの観覧がおすすめです。
青森ねぶた祭を盛り上げるハネトは一般の観客も参加できますが、2022年度はサイトからの申込みによる事前登録制となり、登録者以外はハネト参加ができません。
<ハネト衣装の特徴>
<ハネト衣装の着方>
<ハネトの踊り方>
ハネトの踊り方は、「ラッセラー」のかけ声と囃子方のリズムに合わせ、左右の足で交互に跳ねるだけと簡単です。ねぶたの運行に合わせて「ケンケン」の要領で飛び跳ねながら進んでいきますが、盆踊りのような振り付けはないため、初めて参加する場合もすぐに周囲のハネトに馴染んで踊れます。日本の祭り文化が色濃く残り、観光地としての東北を広めるきっかけにもなっている青森ねぶた祭り。その迫力あるねぶたと華やかなパレードを一目見ようと、毎年全国から多くの観光客が訪れています。青森ねぶた祭りを楽しむなら、この夏の旅行計画に東北旅行プランを検討してみてはいかがでしょうか。
びゅうトラベルでは、青森県の観光地を巡るお得なプランを多数ご用意しています。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・観光プランのみのご利用はできません。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。