家族や友人、恋人と行く旅行と違って、自分だけで気楽に旅ができる、男ひとり旅。普段は「行き先は相手に合わせて自分の希望は後回し」にしている方も、男ひとり旅で充実した時間を楽しんではいかがでしょうか。

今回は、男ひとり旅の魅力や現地での楽しみ方、おすすめの旅行先をご紹介します。

人気の観光スポットを訪れたら、誰しも「あれがしたい、これがしたい」とワクワクしてくるもの。

なかには「地元で有名なお酒を飲みたい」「趣味全開のお店やスポットをめぐりたい」と考える方もいるのではないでしょうか。休日に男ひとり旅へ出かける魅力を解説していきます。

ひとりの時間を満喫できるのは、ひとり旅ならではの醍醐味です。

いつもはレディファーストや家族サービスを重視している男性も、男ひとりなら自由な過ごし方ができ、「自分と向き合う時間」もたくさん作れます。家庭や仕事など、日常の人付き合いから離れ、自分のためだけに時間を使ってみましょう。

ひとり旅ならノープランで出かけても問題ありません。

行き帰りの列車の時間だけは注意すべきですが、時間に縛られることがなく、現地で気になるお店やスポットにふらっと立ち寄ったり、途中で目的地を変更したりすることも可能です。

ひとり旅は、仕事疲れやストレスの解消にもつながります。

ほかの人と出かける旅行では、同行者の好みも取り入れて、行き先や食事をするお店を決める必要がありますが、ひとり旅ではそのようなことは必要ありません。

自分のペースで、興味のあるお店にふらっと入ったり、食べたいものを食べたりすることができます。自分の好きなように行動できるので、ストレスの解消にもつながるでしょう。

男ひとり旅の楽しみ方は、十人十色。基本的に自由な過ごし方ができますが、ちょっとした工夫をすることでさらに充実した時間を作れます。

ここからは、男ひとり旅をより楽しくする現地の過ごし方をご紹介します。

ひとりの時間が多いからこそ、隙間時間を活用できる読書がおすすめです。

移動時間や待ち時間に読書をし、疲れたら景色を眺めて休憩するなど、時間を贅沢に使ってみてはいかがでしょうか。

珍しい飲食店や現地の個人店へは、積極的に足を運んでみてください。

ひとり旅では人と話す機会がほとんどありませんが、飲食店では店員さんに観光スポットを尋ねたり、おすすめのメニューを聞いたりしながら会話を楽しめます。運が良ければ、旅行誌に載っていないおいしい食べ物に出会えることも。

ノートや手帳、ペンを持参して、旅先で思いついたアイデアや感じたことを書き留めるのもいいでしょう。いつもと違う環境で自分の思考を整理することで、新しい気付きや閃きがあったり、悩みが晴れたりするかもしれません。

家に帰ってから読み返せる旅の記録は、きっと思い出の詰まった宝物になるはずです。

旅先の風景をあとから見返せるように、美しい景色や街並みを写真に収めましょう。

さまざまなものをカメラで撮っていると「もっとキレイに撮ろう」「被写体の構成を考えて撮ってみよう」と、楽しみながらカメラ技術を磨けます。

あえて目的地を決めず、無計画で旅に出れば、“何もない自由な時間”を堪能できます。

日々社会に縛られて過ごしていると窮屈さを感じてしまいますが、ボーッと自然を眺めたり、周囲の音や匂いに感覚を寄せたりするだけで、身も心も解放されることでしょう。

男ひとり旅へ行くなら、観光スポットが豊富なエリアを選んではいかがでしょうか。

自然や歴史、グルメやショッピングなど見どころが多いエリアなら、当日の気分に合わせて行動することも可能です。ここからは、男ひとり旅におすすめの旅行エリアをご紹介します。

宮城県中部、東西をまたぐように内陸から沿岸へ広がる仙台市。

市内は交通のターミナルとなる仙台駅周辺のほか、商店街の広がる定禅寺エリア、秋保（あきう）温泉の自然が広がる西部エリア、アウトレットや水族館などレジャー施設が豊富な東部エリアに分かれています。

仙台へのアクセスは、「東京駅」から東北新幹線で約1時間30分～2時間です。秋田新幹線や上越新幹線、北陸新幹線など東日本各地からのアクセスに優れ、関東近郊からは日帰りの男ひとり旅を楽しむことも可能です。

仙台のおすすめグルメは「牛タン」や「牡蠣」「ずんだ餅」などバラエティに富んでいます。お酒と合う一品料理からお土産にもぴったりな和菓子など、お気に入りの仙台グルメを見つけてみてはいかがでしょうか。

赤レンガの倉庫街や西洋建築の邸宅が並ぶ函館。函館山の麓に広がる緩急さまざまな19の坂道や港風景からは、大正ロマンを感じられます。

函館へは「東京駅」より約4時間30分～、「仙台駅」より約3時間～、「盛岡駅」より北海道新幹線で約2時間20分、「新青森駅」からは約1時間30分のアクセスです。

徳川幕府により築かれた星形の城郭「五稜郭」や、北海道の貿易を支えた函館港など、函館の歴史に触れられる観光スポットが豊富です。港町ならではの新鮮な海鮮丼やイカ料理、季節の郷土料理を楽しみましょう。

美しい海や富士山を臨む高原の絶景、豊富な温泉に恵まれた伊豆。夏には透明度の高い海で海水浴やマリンスポーツを楽しめ、ハイキングやキャンプなど山のアウトドアも盛んです。

都心から日帰りも可能な伊豆をひとりでのんびり散策すれば、美しい自然に癒されます。

富士山を臨む美しい湖畔風景が広がる河口湖。「西湖（さいこ）」「精進湖（しょうじこ）」「本栖湖（もとすこ）」「山中湖（やまなかこ）」と合わせて富士五湖の1つに数えられ、周辺では美術館や博物館、自然公園や寺社などを散策できます。

河口湖へは、JR「大月駅」より富士急行線で約43分です。

「富士山パノラマロープウェイ」や「河口湖遊覧船」からは、富士山や河口湖の風景を一望できます。穏やかな湖半でゆったりとした雰囲気を楽しみましょう。

神奈川県西部、静岡県との県境に広がる箱根。温泉街では特色あふれる17の温泉「箱根十七湯」をめぐることができます。山や川の景観を活かした温泉施設が豊富で、季節によって変わる山の表情を眺めながら、風情あるひとときを過ごしましょう。

箱根の玄関口「箱根湯本駅」へは、「小田原駅」から列車で約15分のアクセスです。都会から離れた箱根でのんびりと、ひとりの時間に浸ってはいかがでしょうか。

伊香保温泉では、石畳と石段が続くメインストリートをはじめ、風情ある太鼓橋「河鹿橋（かじかばし）」や寺社の散策を楽しめます。

伊香保温泉へは、「渋川駅」からバスで約35分のアクセスです。

日本情緒あふれる温泉街は、昼夜で異なる雰囲気を楽しめる点も魅力。特色あふれる温泉施設が豊富なため、伊香保温泉を湯めぐりしてリフレッシュもおすすめです。

男ひとり旅の魅力は、計画や時間に縛られずに開放的な旅行を楽しめることです。グルメスポットや観光スポットを自由にめぐり、満足いく男ひとり旅を実現しましょう。

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