本州最大の湿原が広がるのが尾瀬です。尾瀬には、福島、栃木、群馬、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園があり、公園内には珍しい動植物が多く生息しています。園内のハイキングコースを歩けば、季節折々の景色や植物に癒されるでしょう。
ハイキングコースは難易度の異なる複数のコースに分かれ、初めての方も楽しく散策できる環境が整っています。リフレッシュや自然をテーマにした旅行をしたいなら、大自然にふれられる尾瀬へ足を運んではいかがでしょうか。
今回は、尾瀬ハイキングを楽しむためのハイキングコースや、季節別の見どころをご紹介します。
尾瀬国立公園は、標高2,000メートル級の山々に囲まれ、総面積約37,200ヘクタールにもなる公園です。公園の敷地のうち約760ヘクタールの範囲に、本州最大の山地湿原「尾瀬ヶ原」が広がっています。尾瀬ハイキングでは、尾瀬に自生する高山植物や湿原植物、季節の草花のほか、沼や滝などのスポットも見てまわれます。尾瀬ハイキングで雄大な尾瀬の自然に溶け込めば、心も体もリフレッシュするひとときを過ごせるでしょう。
また、尾瀬はその広さから、多数の入山口とハイキングコースに分かれています。代表的な入山口とアクセス方法を確認しておきましょう。
尾瀬の南部、群馬県側からアクセスする入山口です。尾瀬沼や尾瀬沼ビジターセンターをまわりやすい入山口となります。
尾瀬南西部に位置する入山口です。横田代やアヤメ平をまわりやすく、尾瀬ヶ原や植物研究見本園へも足を運べます。
尾瀬の北部、只見川の下流から入山する登山口です。
尾瀬の北東部、福島県側からアクセスする入山口です。ブナ平のほか、大江湿原や小淵沢田代、尾瀬沼や浅湖湿原などを見てまわれます。
会津駒ヶ岳の麓、檜枝岐村の東部からアクセスする入山口です。中土合公園やミニ尾瀬公園へアクセスもしやすく、檜枝岐村観光もできます。
さらに詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
尾瀬ハイキングでは、見たい景色やスポットからハイキングコースを選びましょう。コースの難易度や所要時間も確認しておくと安心です。尾瀬の自然を満喫できるハイキングコースを、難易度別にご紹介します。
鳩待峠を出発し尾瀬ヶ原を見て戻ってくるコースは、尾瀬の魅力をしっかり堪能できる人気コースです。整備された平坦なコースが続き半日程度で楽しめるため、ハイキング初心者も挑戦しやすいでしょう。鳩待峠周辺にはブナや針葉樹のクロベなどが広がっていて、清々しい空気を味わえます。また、道中にあるテンマ湿原ではミズバショウを見られます。
尾瀬沼や大江湿原の景色を楽しめる人気のコースです。見晴らしが良くビジターセンターもあるため、道中で休憩もできます。大江湿原では群生するニッコウキスゲや水鳥、イワナなど、尾瀬ならではの自然を堪能できます。
三条ノ滝や尾瀬ヶ原、尾瀬沼を見られるコースです。尾瀬ヶ原付近の分岐点となる見晴までは、三条ノ滝や平滑ノ滝を通っていくと初心者でも歩きやすいルートとなります。見晴から尾瀬沼に続く木道は、標高差250mの下り坂です。尾瀬ヶ原から尾瀬沼までは上り坂で、その標高差は250mとなっています。燧ヶ岳の麓に広がるのどかな林道と白砂田代の景色を楽しみながら尾瀬沼を目指しましょう。
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燧ヶ岳周辺は階段やぬかるみ、傾斜のあるコースが多いため、万全の装備でゆっくり進むようにしましょう。燧ヶ岳北側では2つの湿原(広沢田代、熊沢田代)が見られ、湿原を抜けると俎嵓(まないたぐら)の山頂に出ることができます。アップダウンが多く体力が必要ですが、俎嵓まで到達できれば尾瀬の絶景を一望できます。
頂上部に湿原が広がる田代山、奥会津に位置する帝釈山をめぐるコースです。田代山周辺は整備されたコースや階段が続き、標高1,971メートルの田代山頂上ではキンコウカやワタスゲなどの高山植物と美しい尾瀬の景色を楽しめます。
帝釈山周辺は未舗装の山道や岩場のほか、急な階段、はしご場などもあります。体力を必要とするコースのため、装備を整え、時間に余裕をもって入山しましょう。
滝沢登山口から会津駒ヶ岳の山頂を目指し、下山するコースです。山中の上り坂は未舗装ですが、踏み固められているため歩きやすく、ブナやトチなど周囲の木々を見ながら清々しいハイキングを楽しめます。
森林を抜けたあとは、高層湿原が広がるエリアを進んで山頂を目指し、高所の眺めを堪能しましょう。駒ヶ岳山頂から中門岳へ続く道では、山の稜線に広がる湿原や池とともに、「天上の楽園」との喩えもある美しい高原風景が見られます。
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標高が高く、冬は厳しい寒さに見舞われる尾瀬は、冬の間に積もった雪が5月中旬から下旬まで残ります。よって、植物を見ながらの尾瀬ハイキングを楽しめる時期は、例年5月中旬から10月中旬の約5ヶ月間です。かぎられた季節にだけ楽しめる尾瀬の魅力を知り、尾瀬ハイキングの計画を立ててみましょう。
雪解けを迎えた5月下旬、雪の表面が赤茶色に染まる「赤渋(あかしぼ)」という現象が見られます。赤渋は、雪が消えるまでの期間にしか見られない貴重なものです。
湿原では純白のミズバショウが地面から顔を出し、尾瀬に春の訪れを知らせます。同時期に咲く鮮やかな黄色のリュウキンカをはじめ、次々と咲く春の花は見逃せないポイントです。林道ではシラカンバやブナが芽吹き、周囲は新緑に彩られるでしょう。
6月下旬~7月下旬は尾瀬の貴重な夏シーズンです。辺りにはワタスゲの白い綿毛が揺れ、湿原には山吹色のニッコウキスゲが広がります。水辺ではヒツジグサやオゼコウホネなど、小さくも存在感のある花を楽しめるでしょう。
降り注ぐ太陽の下に群生する湿原植物や高山植物のほか、この季節は動物も活発に動き回ります。尾瀬を散策するなかで、ツキノワグマやホンドオコジョ、ハッチョウトンボなどの珍しい動物に遭遇することもあります。
9月に入ると、湿原の草がオレンジ色に染まる草紅葉を見られます。10月上旬には森林も赤やオレンジに色付きだし、尾瀬周辺のブナ林では鮮やかな紅葉を楽しめるでしょう。山が山頂からグラデーションがかかるように赤く染まっていく様子は、この季節にしか見られない尾瀬の絶景です。
10月中旬には木枯らしが吹き、山頂付近で初冠雪が見られるようになります。10月下旬に入ると尾瀬沼や尾瀬ヶ原にも雪が降り、厳しい冬が到来します。
尾瀬の平均気温は都心に比べて10℃近くも低く、5月でも朝晩は冬並みの寒さとなります。年間降水量も多いことから、晴れた日でも地面が滑りやすい場所があります。そのため、防寒具と雨具の持参、歩きやすい衣類や靴の着用が欠かせません。
尾瀬ハイキングに行く際は、以下の服装と装備をそろえましょう。
4県にまたがる尾瀬は福島や群馬に入山口が点在し、各地から新幹線でアクセスしやすいアウトドアスポットです。初心者も楽しめるハイキングコースから、本格的なトレッキングができるコースまであり、季節によって見どころが変わるため、訪れるたびに新しい魅力を発見できるでしょう。広い空の下で大自然に囲まれた時間を過ごすなら、尾瀬ハイキングを堪能する旅行プランを立ててはいかがでしょうか。
びゅうトラベルでは、尾瀬をはじめ、日本の大自然の絶景を満喫できるプランを多数ご用意しています。絶景スポットへの旅行なら、びゅうトラベルのお得なプランをぜひご利用ください。
・お支払いはクレジットカード決済のみとなります。
・ダイナミックレールパックのご旅行代金は、随時変動いたします。同一内容でもタイミングにより旅行代金が異なる場合があります。
・ダイナミックレールパック商品は、閑散期・繁忙期の影響を受ける価格変動型の旅行商品です。
往復列車の発売前に予約をされた段階で提示される料金は、予定金額となり確定の金額ではありません。
そのため、列車のご利用日が繁忙期(GW、夏期・お盆、年末年始、3日以上の連休)に重なる場合は、JRの割引制限等により、確定される旅行代金が予定金額よりも極端に高くなる(例:1名あたり1万円~2万円程度)ことがあり、乗車距離が長いほど変動幅が大きくなります。
ご予約の際は、予約が確定する段階での実際の旅行代金をご確認いただきお申込みいただきますようお願いいたします。
・宿泊のみのご利用はできません。1泊以上の宿泊予約が必要です。
・同行者全員が同一行程でのご予約となります。
・転泊(初日と2日目以降の宿泊箇所が異なる等)をご希望のお客さまは、予約操作画面中の「選択内容確認」画面において「行程詳細」欄から宿泊先の変更(削除・追加)が可能です。再度、泊数、宿泊先を設定し直して予約を進めてください。
・途中下車は、乗車票に途中下車駅が指定されている場合のみ、その駅に限り可能となります。
・変更は承ることができません。取消の上、新規予約が必要となります。(取消日により取消料が発生します。)
・東海道・山陽・九州新幹線の特大荷物スペース付き座席は手配できません。
・宿泊券は発行されません。最終行程表(※取引条件説明書とは異なります。)をチェックイン時にご提示ください。
・幼児代金は大人の代金に加算されて表示されます。
・(契)乗車票は、原則、普通乗車券・特急券等との併用はできません。
・観光先での入場券等は発行されません。
・スマートフォン、PCの使用推奨環境はびゅうトラベルサイトをご覧ください。
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