国内旅行2泊3日で行くならここ！地方別おすすめ旅と予算の目安を紹介

つぎの連休は、ちょっと遠くへ2泊3日の国内旅行に出かけてみませんか？非日常を感じられる旅は、心も体もリフレッシュできる絶好のチャンスです。

本記事では、北海道から沖縄まで全国各地のおすすめ旅行先をエリア別にピックアップしました。自然や温泉、グルメ、アートなど、さまざまなテーマで楽しめるスポットを紹介しています。

あわせて、旅行の予算感やちょっとした節約のコツも取り上げました。「どこに行こうか迷っている」という方は、次の国内旅行先を選ぶヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

広大な自然と都市の魅力が調和した北海道は、美食や絶景、歴史が楽しめる国内旅行の人気エリアです。ここでは、北海道で自然と街を満喫する2泊3日の旅を紹介します。

北海道の中心都市・札幌は、グルメやショッピング、観光名所が揃った人気の旅先です。さっぽろテレビ塔やもいわ山ロープウェイからの夜景に加え、サッポロビール博物館で歴史ある煉瓦造りの建物と地ビールを味わうのもおすすめです。名物・味噌ラーメンやジンギスカンなど、北海道ならではの食も満喫できます 。

札幌から列車で約40分の小樽は、ノスタルジックな港町の魅力が詰まっています。運河沿いのレトロ建築やガラス工芸店が並ぶ街並みを散策しながら、海鮮グルメを堪能しましょう。歴史ある倉庫群や小樽運河の風情を背景に、写真映えする2泊3日の旅が楽しめます。

函館は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星に認定された眺望で知られ、北海道屈指の観光地として多くの人に親しまれています。昼は五稜郭や金森赤レンガ倉庫群を巡り、夜は函館山からきらめく夜景を望むことで、1日を通してたっぷりと楽しめます。朝市では新鮮な海鮮や地元の特産品がそろい、食べ歩きにもぴったりです。

一方、函館から特急列車で約2時間30分の登別は豊富な湧出量と多彩な泉質を誇る温泉地です。地獄谷では、白煙を上げる迫力ある風景が広がり、自然のエネルギーを肌で感じられます。函館の都市的な魅力と、登別の雄大な自然と温泉を組み合わせれば、北海道の多彩な魅力にふれる2泊3日の旅が叶うでしょう。

四季折々の風景に包まれる東北は、温泉や文化が色濃く残る旅先として魅力的です。ここからは、東北で情緒と自然を感じる2泊3日の旅を見ていきましょう。

弘前は、津軽弁が響く情緒ある城下町です。弘前城をはじめとする歴史的建造物が点在し、春には桜が街を彩ります。街歩きを通じて、文化や歴史に触れられるのが大きな魅力です。

少し足を延ばすと、十和田湖から続く奥入瀬渓流が広がります。滝や清流が織りなす14kmの渓流沿いでは、新緑や紅葉など四季折々の自然美が楽しめ、散策するたびに心が癒されます。温泉や地元グルメも充実しており、自然派にも文化派にもぴったりです。アクティブに動きたい方も、のんびり過ごしたい方も満足できる2泊3日の旅になるでしょう。

仙台は、伊達政宗ゆかりの瑞鳳殿や仙台城（青葉城）跡など、歴史に触れられる観光スポットが多く、牛タンをはじめとするご当地グルメも魅力です。市内にはミュージアムも点在しており、文化と味覚の両方を楽しめます。

そこから列車で約35分の場所にある松島は、日本三景に数えられる絶景の地です。湾内に浮かぶ大小の島々が織りなす風景は息をのむほどの美しさで、瑞巌寺をはじめとした歴史ある寺院を巡る時間も旅の楽しみのひとつとなります。仙台と松島を組み合わせることで、海の幸と歴史散策の両方を満喫できる、理想的な2泊3日の旅が実現します。

会津若松は、鶴ヶ城や白虎隊の史跡をはじめ、歴史に彩られた城下町です。レトロな街並みには酒蔵や郷土料理の名店もあり、歴史と味覚を同時に楽しめます。散策しながら会津武士の文化に触れる体験は、この地ならではの魅力です。

会津若松から列車とバスでアクセスできる大内宿は、江戸時代の宿場町の面影を色濃く残すスポットです。茅葺き屋根の家並みや、ねぎを箸代わりに味わう名物「ねぎそば」など、風情あるひとときを過ごせます。歴史をめぐる旅として、会津若松と大内宿の組み合わせはおすすめです。

温泉地や歴史的な街並みが身近にある関東は、気軽な国内旅行先としても人気です。ここでは、関東で気軽にリフレッシュできる2泊3日の旅を紹介していきます。

日光には、「日光の社寺」として世界遺産に登録されている日光東照宮をはじめ、荘厳な社寺群があり、重厚な歴史と華麗な建築美にふれることができます。精緻な彫刻や色彩豊かな装飾は、見る者を圧倒するほどの迫力です。

宿泊におすすめなのは、渓谷沿いにある鬼怒川温泉です。静かな山あいに広がる温泉地では、露天風呂に浸かりながら四季折々の自然を感じられます。とくに紅葉や雪景色の季節は格別の美しさ。名物の湯葉料理など地元の味覚も魅力で、心も体も満たされるひとときを過ごせるでしょう。

群馬県の山あいにある草津温泉と四万温泉は、どちらも名湯として知られる温泉地です。草津温泉は、毎分約3万リットルの豊富な湧出量を誇り、湯畑を中心とした温泉街には、名物「湯もみ」や無料の共同浴場など、温泉情緒を楽しめる魅力が詰まっています。

一方の四万温泉は、「四万（よんまん）の病に効く」と伝えられるやわらかな泉質が特長です。自然と調和した温泉地の風景は、訪れる人の心を穏やかに癒してくれます。老舗宿の滞在や趣ある湯めぐりを楽しめば、心も身体もリフレッシュできる2泊3日の温泉旅が実現します。

雄大な山々や静かな高原が広がる甲信越では、自然と文化が交差する旅が楽しめます。ここからは、甲信越で癒しと発見に満ちた2泊3日の旅を紹介します。

弥彦温泉は、彌彦神社の門前町として発展した温泉地で、越後平野を一望できる弥彦山の麓に広がっています。参道沿いの情緒ある町並みを歩きながら神社を参拝し、宿でゆったりと湯に浸かることで、心身ともに癒されるひとときを過ごせます。

弥彦温泉から列車で訪れることができる寺泊では、「魚のアメ横」として知られる海産物市場が人気を集めており、日本海で獲れたばかりの魚介類をその場で味わえるのが魅力です。弥彦と寺泊を巡る2泊3日の旅では、歴史と自然に包まれた温泉と、新鮮な海の幸をどちらも満喫できます。

新潟駅から新潟港までバスで約15分。そこから高速船で約1時間で着く佐渡島は、気軽に訪れられる離島です。トキの森公園や尖閣湾、佐渡金山など見どころが多く、豊かな自然と歴史が色濃く残る場所として知られています。新鮮な海の幸も、佐渡の楽しみのひとつです。

新潟市内では、旧齋藤家別邸の観光や特産品が揃う市場などを楽しめます。新潟の全酒蔵の代表銘柄を利き酒できる「ぽんしゅ館」も外せません。市内観光と佐渡観光を2泊3日で組み合わせれば、街のにぎわいと島の静けさをどちらも味わえる、バランスのよい旅になるでしょう。

軽井沢は上信越高原国立公園の一部にあり、自然美と洗練された街並みが調和する高原リゾートです。春から秋にかけては、豊かな自然のなかでハイキングやサイクリングが楽しめ、滝や湖など涼やかなスポットも点在しています。ハルニレテラスなどでのショッピングもできるので、自然と街歩きのどちらも満喫できます。

隣接する小諸は、浅間山と千曲川に育まれた歴史ある城下町で、文学や文化の香りが漂うエリアです。小諸城址・懐古園や旧北国街道の街並みなど、歴史情緒を感じながらゆっくりと歩くのもおすすめです。軽井沢からはしなの鉄道で約25分とアクセスもよく、自然と文化の両方を楽しむ2泊3日の旅が実現します。

日本海の恵みや伝統が息づく北陸は、食と風情を求める国内旅行にぴったりです。ここでは、北陸で旬の味覚と美しい街並みを楽しむ2泊3日の旅を紹介します。

富山県は、立山黒部アルペンルートをはじめとする壮大な山岳景観が広がり、自然と文化が調和する魅力的な旅先です。春には、高さ20メートルにも達する「雪の大谷」が現れ、夏は黒部ダムの迫力ある放水や可憐な高山植物が訪れる人を迎えてくれます。秋には山々が色づき、アルペンルート全体が華やかな装いに包まれます。

富山湾ではホタルイカや白エビなど、新鮮な海の幸が味わえます。神秘的な発光ショーが楽しめる「ほたるいかミュージアム」や、海越しに立山連峰を望む「富山湾岸クルージング」など、富山ならではの体験も豊富です。

また、JR東日本びゅうダイナミックレールパックなら、往路の新幹線の到着駅を富山駅まで、復路の出発駅を長野駅に設定し、宿泊と列車を一括で手配可能です。富山県の立山から室堂、長野県の扇沢まで抜ける観光をスマートに楽しめます。

歴史と文化が色濃く残る金沢市内には、見どころが数多く点在しています。「金沢の台所」として親しまれる近江町市場では、新鮮な海の幸や地元グルメを味わうことができ、旅の楽しみが一気に広がります。さらに、格子戸が並ぶひがし茶屋街や、日本三名園のひとつである兼六園、隣接する金沢城公園なども徒歩で巡ることができ、情緒あふれる街歩きを満喫できます。

2日目以降は、伝統文化と自然美が調和する加賀温泉郷まで足を延ばしてみるのもおすすめです。歴史ある那谷寺や、加賀の伝統工芸が体験できる「ゆのくにの森」、渓谷美が楽しめる鶴仙渓など、見応えのあるスポットが各地に広がっています。北陸新幹線の延伸によりアクセスも向上し、金沢の街歩きと温泉地の魅力を組み合わせた、充実した旅が叶います。

福井県の名所・東尋坊では、日本海の荒波に削られてできた断崖絶壁が、ダイナミックな風景を生み出しています。柱状節理（ちゅうじょうせつり）と呼ばれる岩の柱が約1kmにわたって続く景観は、自然の力強さを感じさせる絶景です。遊覧船に乗れば、海上から見上げる東尋坊の姿を楽しめ、違った角度からその迫力を味わえます。

観光のあとは、バスまたは列車とバスを乗り継いでアクセスできるあわら温泉に宿泊するのがおすすめです。明治時代から続く歴史ある温泉地で、74もの源泉を有し、宿ごとに泉質や効能が少しずつ異なるのが特徴です。落ち着いた和の宿や老舗旅館が立ち並ぶ温泉街で、日本海の海の幸を使った料理を楽しみながら、心も体もゆるむひとときを過ごせます。

古い歴史と豊かな自然が共存する東海は、エリアごとに異なる魅力が感じられます。ここからは、東海で見どころたっぷりの2泊3日の旅を紹介します。

首都圏からアクセス良好な熱海・伊東エリアは、歴史ある温泉文化と昭和レトロな情緒が魅力の人気観光地です。徳川家康も愛したとされる熱海温泉は、豊富な湯量と多彩な泉質が特徴で、來宮神社や起雲閣など、歴史と文化を感じられるスポットも充実しています。昭和モダンな雰囲気が残る街並みとあわせて、温泉街ならではのゆったりとした時間を楽しみましょう。

熱海から伊東までは、列車で約25分です。伊東温泉は平安時代から続く名湯として知られ、文人たちにも親しまれてきました。さらに城ヶ崎海岸や大室山などへも足を伸ばし、四季折々の自然美を楽しむのもおすすめです。海の幸に舌鼓を打ち、湯に癒され、昭和情緒にひたる――そんな2泊3日の旅を、ぜひじっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

飛騨高山は、古い町並や朝市、高山陣屋などの歴史的建物が点在する、岐阜県北部の山あいにある城下町です。盆地特有の穏やかな地形に加え、観光スポット同士の距離も近いため、ベビーカーや車いすでも無理なく巡ることができます。のんびりと散策を楽しむにはぴったりのエリアです。

高山からバスで約50分の白川郷は、雪深い山間にたたずむ世界遺産の合掌造り集落です。茅葺き屋根の三角形の家々が並ぶ風景は、日本の原風景ともいえる美しさで、四季折々に異なる表情を見せてくれます。飛騨高山と白川郷をセットで訪れれば、歴史、文化、自然が調和した2泊3日の旅が実現します。

伊勢志摩を訪れたら外せないのが、日本屈指の聖地・伊勢神宮です。内宮と外宮を中心に125社で構成され、2000年の歴史を誇ります。自然との調和が感じられる境内を歩けば、日常から離れた癒しの時間が広がります。お伊勢参りのあとには、おはらい町・おかげ横町の散策を楽しみましょう。

伊勢から列車で約15分の鳥羽では海女文化が今も息づき、国崎町の鮑も神宮の献上品として知られています。伊勢志摩エリアは、伊勢えびやブランドふぐの「あのりふぐ」など海の幸が豊富で、伊勢でも鳥羽でも新鮮な魚介料理を味わえます。観光施設や温泉も充実しており、歴史と自然、食文化に触れる2泊3日の旅が満喫できます。

古都の風情とにぎやかな都市が交錯する関西は、文化と食が楽しめる旅先として人気です。ここでは、関西で奥深い魅力にふれる2泊3日の旅を紹介します。

歴史と文化の香りが漂う京都では、金閣寺・銀閣寺・清水寺といった名だたる社寺を巡る旅が定番です。それぞれ趣の異なる建築美と庭園が楽しめ、写真映えも抜群です。効率よく巡るなら観光バスの利用も便利。町なかの移動もスムーズで、短時間でも充実した観光が叶います。

2泊3日の旅なら、嵐山エリアや宇治エリアへ足を延ばしてみてもよいでしょう。宇治市にある世界遺産・平等院は、1時間半ほどかけてゆっくり回るのがおすすめです。宇治川沿いの散策や、老舗茶舗で味わう抹茶スイーツなど、癒しと味覚を満喫できるひとときを楽しんでみてください。

食とエンタメがぎゅっと詰まった大阪は、2泊3日でも充実した観光が楽しめる都市です。初日は、ミナミエリアの道頓堀や心斎橋で、たこ焼きやお好み焼きなどの大阪グルメを堪能しながら、にぎやかな街歩きを楽しみましょう。大阪城や天王寺、通天閣など、歴史と下町情緒が感じられるスポットもおすすめです。

大阪を代表するテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）」は1日時間をとってたっぷり満喫したいスポットです。映画の世界に入り込んだようなアトラクションやショーが満載で、子どもから大人まで楽しめます。2泊3日の旅行なら、梅田スカイビルやあべのハルカスからの展望を楽しんだり、ショッピングやカフェ巡りをするのもおすすめです。

異国情緒ただよう港町・神戸では、ハーバーランドやメリケンパークを歩きながら、海沿いの開放感を満喫しましょう。異人館が立ち並ぶ北野エリアでは、明治から大正にかけて建てられた洋館群を巡るレトロな散策が楽しめます。ロープウェイから見下ろす神戸の街並みや港の眺めも格別です。

神戸の中心である三宮駅から有馬温泉までは、バスで約30分と便利です。有馬温泉は日本三名泉の一つで、金泉・銀泉それぞれの泉質を楽しめる外湯巡りや、温泉街での食べ歩き、風情ある街並みの散策など、心身ともに癒される滞在が叶います。神戸の都会的な魅力と、有馬の歴史ある温泉文化をバランスよく味わえる2泊3日の旅を楽しみましょう。

自然と歴史が共存する四国は、ゆったりと国内旅行を楽しみたい方にぴったりのエリアです。ここからは、四国で穏やかな時間を過ごす2泊3日の旅を見ていきましょう。

香川県の県庁所在地・高松は、歴史と文化が息づく町です。まずは国の特別名勝にも指定された「栗林公園」で、手入れの行き届いた日本庭園の美しさに浸りましょう。785段の石段を上ってたどり着く「金刀比羅宮」も外せません。

アートの島・直島へは、高松港から高速船で約30分でアクセスできます。島内では、地中美術館や李禹煥（リ・ウーファン）美術館といった現代アートの聖地を巡り、自然と建築が融合した空間を体感しましょう。草間彌生の「赤かぼちゃ」や家プロジェクトなど、屋外アートも島全体に点在し、歩くだけで感性が刺激される特別な時間が流れます。

坂の町・松山では、歴史と文化を感じる街歩きが楽しめます。市街地の中心にそびえる松山城は、ロープウェイや徒歩でアクセス可能で、天守からは松山市街を一望できます。周辺には石手寺や「坂の上の雲ミュージアム」、坊っちゃん列車など見どころも豊富です。

宿泊は、日本最古の温泉地・道後温泉がおすすめです。宿はもちろん、趣ある「道後温泉本館」や、モダンな雰囲気の「飛鳥乃湯泉」などでも湯浴みを楽しみましょう。さらに足を延ばせば、今治のしまなみ海道やタオル美術館、来島海峡大橋の絶景も満喫でき、2泊3日で愛媛の魅力をたっぷり味わう旅が叶います。

多彩な温泉や郷土料理、自然美に出会える九州は、満足度の高い国内旅行が叶うエリアです。ここでは、九州でおすすめのスポットをめぐる2泊3日の旅を紹介します。

日本一の源泉数を誇る別府温泉では、街全体が湯けむりに包まれ、まるで温泉のテーマパークのような雰囲気が広がります。別府地獄めぐりでは、色とりどりの熱泉が湧き出る個性豊かな地獄を巡り、目の前で湯けむりが立ち上る様子や、赤やコバルトブルーなど湯の色を間近で楽しめます。湯けむり展望台や竹瓦温泉などのレトロな温泉施設も魅力です。地元グルメを味わいながら、温泉情緒にたっぷり浸れます。

別府から湯布院へは、列車で約1時間とアクセスもスムーズです。由布岳を望む静かな町には、美術館やカフェが点在し、アートと自然を感じる散策が楽しめます。金鱗湖の朝霧や、湯の坪街道でのお土産探しも旅の醍醐味。2泊3日で、趣の異なる2つの温泉地を贅沢にめぐる癒しの旅を満喫しましょう。

異国情緒ただよう港町・佐世保では、オランダの街並みを再現したハウステンボスで非日常の世界を満喫できます。季節ごとの花々やイルミネーション、アトラクションが揃い、一日中楽しめるテーマパークです。九十九島パールシーリゾートでは、穏やかな海に浮かぶ多島美をクルーズで堪能しましょう。夜は名物・佐世保バーガーを味わいながら、地元グルメも楽しめます。

長崎では、軍艦島上陸クルーズで世界遺産の歴史に触れ、異国情緒あふれるグラバー園や大浦天主堂の散策を。平和公園や原爆資料館で平和への思いを深め、出島では日本と西洋の交流の歴史を学べます。中華街では長崎らしい味覚も満喫でき、2泊3日で海・歴史・グルメを網羅する充実の旅が叶います。

青い海と独自の文化にふれられる沖縄は、非日常を味わえる国内旅行先として人気です。ここからは、沖縄でリゾート気分を満喫する2泊3日の旅を見ていきましょう。

沖縄本島の北部では、沖縄美ら海水族館でジンベエザメやマンタの泳ぐ姿を間近で楽しめます。古宇利島や万座毛では、エメラルドグリーンの海と断崖の絶景が広がり、ドライブや散策にぴったりです。中部では、アメリカンビレッジでのショッピングやサンセットビーチでの夕景も魅力です。

南部には、首里城公園や斎場御嶽（せいふぁうたき）など、琉球王国の歴史と文化を感じられるスポットが点在しています。おきなわワールドやガンガラーの谷で自然や伝統文化に触れ、平和祈念公園では歴史の重みを学びましょう。旅の締めくくりには、国際通りや公設市場で沖縄そばなどのご当地グルメや買い物を楽しんでみてください。

エメラルドグリーンの海と白砂が広がる川平湾など、石垣島には息をのむような絶景スポットが点在しています。透明度の高い海ではシュノーケリングやグラスボート体験も人気です。

石垣島から高速船で約10分の竹富島では、赤瓦屋根の家々が並ぶ伝統的な集落が残り、水牛車や自転車でのんびり巡れば、どこか懐かしい島時間に癒されます。青空にハイビスカスが映える道を歩きながら、日常から離れた特別なひとときを満喫しましょう。石垣島と竹富島、ふたつの離島を2泊3日でめぐる旅は、自然と文化の魅力が凝縮された贅沢な体験です。

国内旅行を計画する際、気になるのが予算です。観光庁の「旅行・観光消費動向調査2024年」によると、宿泊をともなう国内旅行にかける1人あたりの費用は約77,768円。日数は問わず、交通費や宿泊費、飲食費に加えて観光や買い物代なども含まれています。

「旅先では美味しいものやお土産にお金を使いたい」「もう少し予算を抑えたい」という方に向けて、費目ごとの目安と節約ポイントをご紹介します。

【参考】旅行・観光消費動向調査2024年年間 集計表（確報）

1人あたりの費用約77,768円の内訳は、以下のようになっています。

宿泊費・交通費だけで全体の約5割を占めていることがわかります。予算を節約したいときには、「移動と宿泊」をうまく調整することがポイントです。

宿泊費は、旅行時期を少しずらすだけでも大きく変わります。平日やオフシーズンはお得に宿泊できるプランが販売されることが多いです。

さらに、連泊割引を設けている宿泊施設もあり、2連泊以上ならよりお得に宿泊が可能なことも。予約前にキャンペーンや割引プランをチェックして、上手にコストを抑えましょう。

交通機関は、早めの予約でお得になることが多く、旅行日が決まったら、できるだけ早くチケットを押さえるのが節約の第一歩です。また、現地では周遊パスや1日乗車券などを利用することで、移動費を抑えつつ観光スポットを効率的に巡れます。

遠出にこだわらず、移動時間や費用を抑えられる「近場旅」も、時間を有効活用する上手な選択肢です。

宿泊と交通がセットになった旅行パックは、別々に予約するよりお得になるケースが多く、手間も省けて一石二鳥です。好みに合わせたホテルや便を選べる柔軟性があり、節約した分を観光やグルメに充てられます。

旅行中は、計画どおりに進まないことも多々あります。急な移動や思わぬ買い物、魅力的な体験との出会いに備え、「予算の1割〜2割を余裕として持っておく」ことが大切です。

心に余裕があれば旅の満足度もアップします。全体をガチガチに決めすぎず、自由に使える余白を残しておくことで、思いがけない楽しみや発見にも対応できる、満足度の高い旅になるでしょう。

今回紹介した国内旅行先は、2泊3日の限られた日数でも十分に満喫できるスポットばかりです。誰と行くか、何を楽しむかによって選び方も多彩に広がります。「費用は抑えたい」「移動はラクにしたい」「せっかくならご当地グルメも味わいたい」など、希望に寄り添うプランをぜひ見つけてみてください。

自分らしい旅を、無理のない予算で叶えるためには、旅のスタイルに合った手配方法を選ぶことも大切です。宿泊施設と列車をまとめて手配できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」なら、個別に手配するよりお得になるケースもあります。対象エリアは北海道から関西まで。次の休暇には、手軽で満足度の高い国内旅行を計画してみてはいかがでしょうか。